重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

ミモザ咲く。ただし…

2009-02-27 | つれずれ



私が毎年楽しみにしている、
通勤途上にある名古屋市中区丸の内の、街路樹のミモザが、
今年も黄色い花の房を咲かせ始めました。


ただし。

去年、拙ブログでこの同じ木の開花に触れたのは3月17日付け
そして一昨年は3月13日付でした。

それに比べると今年は、
まだ咲き始めとはいえ、
開花が半月ほど早まっているようです。

これもやはり、地球温暖化の表れなんでしょうか。

早まる春の花々の開花を、
さて、喜んでよいのか、
悲しむべきなのか、迷いますよね。


それにしても、
ミモザの、まだ赤ちゃん程度のこの咲き方も、
まるで一斉に弾けた線香花火のようで、とても可愛いですよね。




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「庄内緑地公園」散歩5景。

2009-02-26 | photo
先週に続き今日も、生活習慣病の定期検診で会社を休みました。

数値に大きな変化はなく、可もなければ不可もなし、といったところでしょうか。



会社を休むと困ることがあります。
わが愛用の万歩計「てくてくエンジェル」の目標を達成できないことです。

一日ぐらいいいじゃないか、とは思うものの、
やはり気になるものなんですよね。


というので、
病院帰りに、帰宅経路にある名古屋市西区「庄内緑地公園」に寄り、カメラ散歩をしてきました。

相変わらずの「自己満足写真」で恐縮ですが、
時間があるなら、ご一緒に歩いていただけませんか?







     





      





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春雨。

2009-02-25 | つれずれ



名古屋地方はここ数日、
小雨が降ったり止んだりのグズついた天気が続いています。

「これは菜種梅雨です」と夕方のニュースでお天気姉さんが言っていました。
例年なら、菜種が咲き始める3月半ばに見られる気圧配置が、
今年は半月ほど早くやって来ているためだそうですね。

どうやらこれも、地球温暖化の一現象なのだとか。
困ったものです。



「月様、雨が…」
「春雨じゃ、濡れてまいろう」

――という新国劇「月形半平太」での名セリフを、私と同世代ならご存知の方も少なくないと思います。

でもあれは、

春雨の中を歩くのは風流だから、というのでそう言ったのではなく、

この季節の雨は霧雨のように細かくて、横から降り込んでくるため、
傘を差してもどうせ役に立たないから、そのまま濡れて行こう――という意味なのだと、国語学者・金田一春彦さんが「ことばの歳時記」の中で書いていらっしゃるそうです。

な~んだ、そうだったのか、ツマンナイ。



それと――。

食材の「春雨」は、なぜ「春雨」という名前なのか、ご存知ですか?

文字通り、春の雨みたいだから、なんだそうですね。

同様に、白い糸こんにゃくの別名「白滝」も、「白い滝を連想させるから」なのだとか。


春って
意外と
風流のようでいて風流とは無関係なことが多いんですね。


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プライドと抵抗。

2009-02-24 | つれずれ


こんなふうにして走っているタクシーを
出勤途上の今朝、私は初めて見ました。

お分かりになりますか?

これです。



昨年6月施行の改正道交法で75歳以上のドライバーに表示を義務付けられた「高齢運転者標識」、通称「もみじマーク」を、

このタクシーの運転手さんは、
車の後部ではなく、トランクの上部に貼って走っていました。
つまり、わざと見えにくいように。



▼朝日新聞=2008年7月5日付
「タクシー運転手は、たまにしか乗らない一般ドライバーと違うんや。プライドを傷つけられた」。堺市内を中心に個人タクシーを走らせる毛利大造さん(79)=大阪市住吉区=は、もみじマークをトランクにしまいこんだままだ。「『枯れ葉マーク』の車には、お客さんが心配して乗らんやろ」との不安もある。

▼西日本新聞=2008年6月5日
鹿児島市内の個人タクシーの男性運転手(75)は、マークをトランクにしまい込んでいる。
試しに付けたら、売り上げが通常の半分に落ち込んだ。「マークを見て客が不安を感じたからに違いない。年寄りは廃業しろということか」と怒りをぶつける。


法令に違反するわけにはいかないから、貼ることは貼る。
けれども、
誰からも見易い場所には、貼りたくはない――。

――私が今朝見たこのタクシーの「もみじマーク」は、
お客に乗車を敬遠されるのを防ぐ窮余の策であるばかりでなく、

歳を取ったとはいえ「プロドライバー」としてのプライドと
精一杯の抗議の気持ちをも、同時に表しているのでしょうね。

私なら、
いっそのこと屋根の上に貼るかも知れません。

前期高齢者?の一人として、声援を送ります。


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うわのそら的寸撮/究極のコラボ?

2009-02-23 | photo


納棺師の姿を描いた本木雅弘主演の映画「おくりびと」が
第81回米アカデミー賞外国映画賞を受賞しましたね。
とても喜ばしい話です。

外国人には理解しづらいかも知れない日本人独得の死生観に関わる、
内面的な重いテーマを掲げた映画であるにもかかわらず、
世界の感動と共感を得、高い評価を得たことに、一段と感慨を深くします。



そんな日にちなんで、というわけではないのですが、

今日も会社帰りに寄って来たスーパーの駐車場にあるこの看板を、
私はいつも、複雑微妙な思いで見ています。




病院、介護サービス、そして墓石店の広告が並ぶこの看板群。

その3業種をあえて一堂に集めた(と思われる)意図がどこにあり、
それがどう受け止められ、理解されるかは別にして、
見た人たちの胸に、
そこそこ重いインパクトを与える「究極のコラボレーション」であることは、間違いなさそうです。


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いよいよ季節が…

2009-02-22 | つれずれ
今年も、
その季節がいよいよやってきました。

私にとっては、
今日が
その「記念すべき日」になりました。


何の「記念日」かと言えば、
これです。



はい、
今日はわが家の坪庭の、
今年初めての「草むしり」記念日になったのです。

今朝、庭に下りてみると、
まだ少しとはいえ、
そこかしこに雑草が芽吹き、若い茎を伸ばし始めているのに気づきました。

春本番になれば、“芽”を覚ますのは園芸種だけではありません。
厳しい冬を耐え抜いた雑草もまた、待ちに待った成長の季節。
というので、
私と雑草との壮絶な戦いが始まるのも、もう間もなくのようです。



そんなわが家の坪庭で、いま咲き誇っているのはクリスマスローズです。



成長が遅れていて心配していた紫のクリスマスローズも
ようやく咲き始めました。

ただ、
クリスマスローズって、
名前の割にはクリスマスが過ぎて1~2カ月後に咲き出すのがバツが悪いのか、
こうして俯いて咲くため、写真に撮りにくいのが難点ですよね。

図体のデカい一眼レフカメラでは、花を覗き込んだアングルで撮るのに苦労させられるのですが、
そんなときに便利なのが



携帯のカメラです。

接写モードに切り替えて花の下に差し込み、「ピロリロリ~ン!」。

 

500万画素なら、なんら遜色はありませんよね。
まったく便利な世の中になったものです。



というので、
ほんの少しではありましたが久しぶりに坪庭の手入れをしたご褒美でしょうか、
午後の散歩の途中に寄ったご近所のカフェの庭で、



ちょっと珍しいヒヨドリの水浴びを見ました。

ヒヨドリが後ろ向きだったのは少し残念ですが、
ま、そこは公衆の面前での大胆な「入浴シーン」ということで、
彼女?も礼儀をわきまえたのだと思し召せ。


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河津桜、咲く。

2009-02-21 | photo



河津桜を見に行ってきました。
ソメイヨシノに比べると桜色がやや深く、艶やかな美しさが魅力ですよね。


といっても、
見に出掛けた先は、本場・静岡県賀茂郡河津町ではありません。

北名古屋市の自宅から高速道路を使って小一時間、
東海市東海町にある「新日本製鉄名古屋製鉄所」近くの、
「製鉄公園」脇を走る市道、通称「加家緑道」に咲く河津桜です。





たまたま散歩をしていた地元の方に話を聞くと、
ここ「加家緑道」の街路樹として河津桜が植えられたのはまだ5、6年前。

なので、
延長1kmほどの緑道に88本植えられているというここの河津桜はまだ樹齢数年の若木です。
だから、
本場・河津町の桜並木のような、圧倒的な見応えはありません。





でも、
若い木だからこそ、
一輪一輪が瑞々しさを保ちながら咲いているように思えたのは、気のせいでしょうか。


今年はいまのところ伊豆方面まで足を延ばす予定がなく諦めていた私ですが、
比較的身近な場所で河津桜を見ることができただけでも、
ちょっぴり満足しています。


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出発、進行~!

2009-02-20 | つれずれ



会社に休みをもらって生活習慣病関連の定期検診に行った今日、
帰り道に「鉄道」を見に行ってきました、
以前から気になっていた「カフェ」へ。

「えっ? 鉄道を見に、カフェへ?」ですって?

そうですよ、
何かヘンですか?


だって、



約40坪の店内のほぼ70%のスペースは大掛かりなジオラマで占められ、
そこに1/150縮尺のNゲージの鉄道模型が、いつもジージーと走っているんですから。



場所は名古屋市西区城西。
私が毎朝立ち寄る「名城公園」と、新堀川を挟んで向かい側のビルの2階に、この鉄道カフェ――その名も「鉄道屋」はあります。

  

このビルのオーナーでもある店長が、
空室の利用と、
もちろんご自分の趣味も兼ねて、ほとんど一人で設計しながら全長300mに及ぶこのジオラマを完成させ、
昨年10月にオープンさせたのだそうです。



東海地区では初めての鉄道カフェ――という珍しさから地元マスコミに何度か取り上げられたこともあり、
平日の昼間はこのように空いてますが、
土日はマニアたちが押し掛け、大変な混みようだそうです。

この店は、
お店の鉄道模型をただ見るだけでなく、
お客が自作の模型を待ち込んで走らせることもできる(1時間800円)ところがまた、
マニアにはたまらない魅力なんでしょうね。

全長300mのレールの上を走らせるなんて、
自宅ではとうてい無理でしょうから。

  


「一応カフェなのに、飲み物を注文しても、みなさんすぐ電車が走るのを見に席を立ってしまうから、イスはほとんどいつも空いたまま。そんな店は、うちぐらいかも知れませんね」とオーナーは、でも嬉しそうに笑っていました。

たしかに私も
最初に席についてオーダーしたコーヒーを飲んだのは、
店に居た30分余の、最後の5分ほどでしたから。


お好きな方はぜひ一度、とお勧めします。




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ピンポ~ン!

2009-02-19 | つれずれ



昨日の拙ブログ「歴史的大発見?」でご紹介した、お友達のpa-man31さんが発見なさった名古屋城の石垣にあるこれの、
正体が判明しました!

これは、
掲載後のコメントに「真・善・美」さんが推理なさった通り、
「宇宙人の出入り口」でした!

……てなワケはやっぱりないわけで、

これは、築城時に石垣の石を割るために彫った「矢穴」の跡であることが判明しました。
つまり、発見者のpa-manさん自身が、やはりコメント欄で推察なさったのがほぼ正解でした。



「何か分かったら、教えてください」と昨日、名古屋城管理事務所の方にお願いしてあったのですが、
今日の午前、早速電話をいただきました。それも、市の学術員Sさんから。

「昨日電話を受けた職員と一緒に、さっき見に行ってきました。たしかに、人の顔に見えますねえ。あそこにあんなものがあったなんて、初めて知りました」

「で、名古屋城の石垣は、自然石をそのまま積み上げる<野面(のづら)積み>ではなく、大きな石を割り、面を平らにしてから積み上げる<打ち込みはぎ>という工法を多く用いていますが、その石を割る際、<矢>つまりクサビを打ち込むための<矢穴(やあな)>を、まず石に彫ります」

「ただ、中には<矢穴>を彫ったものの石を割るのを止め、そのまま使うこともあったようです。その際は普通、彫った穴が表に出ないよう内側に回して積み上げるものなんですが、たまに、<矢穴>を表にしたまま積んでしまう場合もあったようです。あの石垣の、目のように窪んでいる部分は、その<矢穴>の跡ですね、十中八九」


それに、
「あの場所の石垣は、豊前藩の、あの細川忠興が工事を担当した箇所です。その後、震災や災害などで崩れたため修理したとかの記録もありませんから、おそらく400年前の築城当時から、あの石はあそこにあったと思われます」

――だそうです。


そんなに長い間、あの石はあんな人目につきやすい場所にあったにもかかわらず、
「人の顔に見える」などと誰も言い出さなかったのが不思議なくらいですよね、と私が言ったのに対し、
学術員氏が電話の向こうから返した言葉が、私の胸に残りました。

「そうですね。ただ……私たち(専門家)は、あれを見れば<矢穴>だとすぐ思ってしまいます。だからかえって、それ以上の関心や興味を持たず、想像も広がらず、それが人の顔にも見えるなんて考えもしないまま、見逃していたんでしょうね。おかげでとてもいい勉強になりました。ありがとうございます」


そう、

なまじ知識があるから、それにとらわれたり、
あるいは固定観念や先入観で物を見聞きするから
実は新しい発見ができない――

――私たちの毎日も案外、同じ過ちを繰り返しているのかも知れませんね、自分では気がついていないだけで。



それにしても、です。

肉眼ではこの程度(↓)にしか見えない中から、あの「人面石」もしくは「宇宙人の出入り口」を発見なさったpa-mam31さんの鋭い観察眼に、もう一度、拍手です。




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歴史的大発見?

2009-02-18 | つれずれ
     


もしかすると、
これは歴史的な大発見だったかも知れません。

といっても、
発見したのは私ではありません。
拙ブログにたびたび遊びに来てくださるお友達「青空茜雲」管理人のpa-man31さんです。

上の写真はそのpa-man31さんの2月16日付ブログ「無題」に載せられたものを、
お願いして拝借し、転載させていただきました。


たまたま名古屋にお越しになった際、名古屋城の石垣にカメラを向けた1枚だそうですが、
その日のブログに、こう書いていらっしゃいます。

「ところで、中ほどの石に、眼と口が、顔のように見えてしまうんですが、………あれ、何?」


………… ん?


お分かりになりましたか?



今日の会社帰りに、
立ち寄ってきました。

石垣の、やや上段のこれです。




さらに300mm望遠でアップし、トリミングしてみると――、



顔?

しかも、

宇宙人の?



隣接する「名城公園」には通勤途上、毎朝立ち寄ってカメラ散歩をしている私ですが、
これまで気がつきませんでした。

というより、
知らなかったのは私だけでなく、

「えっ!? そんな顔の石、ありました? 初めてですよ、そういう照会を受けたのも」と、電話を掛けてみた名古屋城管理事務所の担当職員も驚いていました。



名古屋城の城壁の石垣には、「刻紋(あるいは刻印)」と呼ばれる、異なった文様が刻まれている石がいくつかあります。

徳川家康から石垣の普請を申し付けられた諸国の大名が、
それぞれ苦労して集めてきた石を他の大名に盗られては困るというので
マーキングしたのだそうです。

「でも、刻紋のある石が使われているのは場内の石垣だけで、堀の外壁にはないはず。なので、不思議です」
「人工的に作られたものか、それとも雨風に晒されているうちに偶然そう見える姿になったのか、あとで調べてみます。いずれにせよ、貴重な情報をありがとうございました」だそうです、pa-man31さん。


分かり次第、連絡いただくようお願いしてありますが、
さてはてどんな答えが出てくるでしょうか。

もしかすると――もしかするとですが、
これは歴史的に名を残す大発見になるかも知れませんよ、pa-man31さん。


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