重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

2008年/大晦日。

2008-12-31 | つれずれ

場所 / 北名古屋市の自宅近くで ■日時 2008.12.21 16:21 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / TAMRON SP AF Di 90mm 1:2.8 MACRO ■データ / F2.8 1/13秒 ISO400 焦点距離90mm / シャッタースピード優先AE 分割測光


背後のテレビが「NHK紅白歌合戦」を映しています。


「映しています」と書いたのは、音声を絞り、ほとんどただ点けているだけだからです。

「歌合戦」と称しながら、
「NHK紅白」はいつからこんなにキャーキャー、ガヤガヤとただ騒がしいだけの番組になってしまったんでしょうか。
とても、名曲をじっくり静かに聴きながら1年の最後の夜を過ごすという厳粛な雰囲気ではなくなってしまいました。寂しい限りです。

それならいっそのことテレビなんか消してしまえばよいものをそうはしないのは、
どこかに、1年の締めくくりとしての「大晦日らしさ」を、
やはり気持ちが求めているからなのでしょうね。



さっき、外部HDの「photo」フォルダを1つ1つ開けて数えてみました。

38,742枚。

私が今年1年に撮った写真の数です。


我ながら感心します。
よくもまあそんなにたくさん撮ったものだと。

さらに、
我ながら呆れます。
にもかかわらず、なんとまあ進歩のないことかと。



そんな「自己満足写真」を、この1年もまた臆面もなく載せ続けてきた拙ブログに
わざわざ立ち寄り、
またコメントまで残していただいたみなさまに、
心から、
心から感謝を申し上げます。

ありがとうございました。


みなさまにとって来年が幸多き年になりますことを、
祈念して止みません。


良い年を、お迎えください。


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年の瀬の忙中閑?

2008-12-30 | つれずれ



年々そうなってきてはいるのですが、
今年はとくに「年の瀬」という気が全然しないんですよね。

なので、
新年を迎える準備がほとんど出来ていません。

年賀状はまだ、宛名書きどころか印刷すら済んでいませんし、
大掃除も、大まかな片付けを今日やっと始めたところです。

ま、
事情はともかく、
男の寡(やもめ)暮らしなんて、
こんなもんです、よね?



わが家の坪庭に、甘党のヒヨドリが、この時期は少ない花の蜜を求めてやってきます。

それに気付いて、
愛機に90-300mmの中望遠ズームレンズを取り付け、
居間からガラス越しに15分ほどもシャッターを切り続けていたでしょうか。

その1/97枚の「偶然」が、上掲の決定的瞬間。

かなりの甘ピンですが、
シロウトの私としてはこれで大満足であります。


……などと、
片付けの手を休めてこんなことをしているから一向に捗らないんだなと、
いま気が付きました。


ヒヨドリ君、
お願いだから
明日は遊びに来ないでよね。


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年の瀬2景 ―― 疲れを癒して。

2008-12-29 | photo

                                       (静岡市清水区「日本平ホテル」庭園から)

所用で出掛けていた静岡方面から、夕方帰って来ました。


年の瀬を迎え、少しあわただしい移動でしたが、
1年の疲れを癒してくれたのはやはり
おそらく7合目あたりまで雪化粧した富士山の端然とした雄姿でした。


さらにもう一景は、


                                          (焼津市小浜「日の出 大崩店」から)

静岡県焼津市・大崩海岸の眼下、
遠くに伊豆半島の影を望む駿河湾の紺碧の海原。



振り返れば、今年もあっという間に過ぎた1年です。

とは言うものの、その短い間に、
私にだって口には出せない辛さや苦しみが、
なかったわけではありません。


でも、
こんなに雄大な景色をしばらく、ただボーッと眺めていると、
だんだん、そんな辛苦や悩みなんて、
実はとてもちっぽけな出来事だったように思えてくるから不思議ですよね。


年の瀬に、
こうして少し遠回りして寄ってみたのは正解だったようです。



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うわのそら的寸撮/サンタ苦労す。

2008-12-26 | photo



おとといのイヴの日の拙ブログ「Merry Christmas」で載せたサンタさんは、
会社近くの、あるお店の店先に居ました。

昨日のクリスマスの日も、もちろん同じ場所で愛嬌を振りまいているのを見ました。

けれども、
一夜明けた今朝、
彼の姿はすでにそこにありませんでした。

この2日間、トナカイのソリに乗って世界中の子供たちにプレゼントを配り終えた彼は、
もう、故郷のフィンランドに帰って行ったのでしょうか。


……… いいえ。



私が見たそのお店の
従業員通路の階段の踊り場で今朝、
在庫商品らしい段ボール箱が積まれた陰に、
ビニール袋を掛けられ置かれている彼を発見しました。

カメラを向けながら思わず彼に
口に出して言葉を掛けてしまいました。
「サンタさん、ご苦労さん」



今日で会社は仕事納め。
ただ、所用のため、
明日からの週末は家を空けます。

名古屋地方は今朝、予報が外れて雪は降りませんでしたが、
念のため、タイヤをスタッドレスに履き替えました。

これでもう、一安心。
というので、

♪雪、雪、降れ、降れ、かあさんが~。

……あれっ?


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Merry Christmas / 2

2008-12-25 | つれずれ

                                               △浜松市「遠鉄百貨店」前

クリスマスって、
本当は今日が「本番」なのに、
日本では?なぜか昨日の「イヴ」のほうが盛り上がっていませんか?

ま、
どちらにせよ私にとっては、
今夜も昨夜同様、silent nightに違いはないのですが。



それよりもいま私が気になっているのは
明日の天気。
「寒気団が南下し、明日は名古屋地方でも雪が降るかも」と夕方のお天気姉さんが伝えていました。

「えっ!? 雪? …………」


おとといの拙ブログで、いただいたコメントの返事にこう書きました。

>降れば降ったで通勤に困るのかも知れませんが、
  初雪はやはり、気持ちが躍りますよね。
  楽しみに待ちましょう。

しまったあ~!
例年なら済ませているタイヤ交換を、今年はまだスタッドレスに履き替えていません。
あわてていつもの専門店に電話しましたが、すでに終業5分前。
丁重に断られました。

もちろん、タイヤぐらい自分で嵌め替えられますよ。
でも、わが愛車「マツケン・サンバ」号はメタボ体型で重いんですよね。
無理すると、ギックリ腰になりかねません。


というので、
このブログをご存知ではないと思いますが、会社の上司殿。
明朝もし雪が積もっていたら、
私は午後からの出社になりますので
そこんとこ、ヨロシクです。


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Merry Christmas

2008-12-24 | つれずれ



一人住まいなのだから当然とはいえ、
でも気のせいか、
いつもよりもっと、部屋の中が静かなように思えます。

文字通り、今夜はsilent night。


サンタのおじさんは今頃、
トナカイのソリを急かせながら、
どこの夜空を駆け巡っているのでしょうね。



さっきまで、
最近いただいたCDを聴いていました。


………
ぶつかり合う度また心が 破れたりほつれたりするのは
もう一度 新しい結び目を作るためさ
そこに涙がしみ込んだなら もう二度とほどける事の無い
強さを持った絆に変わるだろう ………
(「Million Films」 唄/コブクロ 作詞・曲/小渕健太郎)


ずいぶん昔の、まだ若かった頃をふと思い出す、
静かな夜です。

Merry Christmas!



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天皇誕生日。

2008-12-23 | つれずれ



今日の名古屋地方の最高気温は10.8℃。
ほぼ平年並みだそうですが、
昨日は少し暖かかったせいか、とても寒く感じる1日でした。


買い物に出た夕刻の西の空。
低く垂れ込めた黒い雲が伸びてきている向こう、
自宅がある北名古屋市からは北西の方角の、直線距離で80kmほどにあるのは
滋賀・岐阜両県の県境にそびえる標高1377mの伊吹山です。

日本海からの冷たい季節風が伊吹山にぶつかり、
さらに冷却されて濃尾平野に吹き渡るこの季節の風を、
この地方では「伊吹おろし」と呼びます。

今日、農道に停めた車のフロントガラスに付いた細かな水滴は、
気温がもう少し低かったなら、
細かな雪となって、今シーズン初めてわが町の空を舞ったのではないでしょうか。






今日は天皇誕生日。

町を走っていて、「日の丸」の旗を見ました。

一度通り過ぎ、
しかしUターンして戻り、こうしてカメラを構えたのは、
そういえば今日「日の丸」を見たのは、この1本だけだと気が付いたからです。


天皇陛下を「天ちゃん」と呼ぶこともある、世が世なら「非国民」です。
でも、
祝日にも「日の丸」をまったく見なくなってしまったいまの社会が、
果たしてそれでよいのかどうかには、
少し考えさせられることが無きにしも非ずです。


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おすすめカフェ/「創舎呱々」(土岐市)

2008-12-22 | つれずれ



金ピカ塗装の愛車「マツケン・サンバ」号のオートマが
自動的にサード、時にはセカンドまでシフトダウンするほど急な坂道をしばらく走った山間に、
このカフェは、ひっそりと佇んでいました。



Cafe & Gallery「創舎呱々」(そうやここ)。

先週の土曜日、「とっくりとっくん」の里・岐阜県土岐市下石(おろし)の集落を訪ねた帰り、
以前からネットでの評判を知り行きたいと思っていたこの店に、立ち寄ってきました。





それぞれ陶芸作家でもある3人姉妹が開いていらっしゃるのだそうです。

「気が付くと、今年でちょうどもう10年になるんですよ」と
にこやかな笑顔で話してくださった女性が、
3人姉妹の何番目なのかは聞き漏らしました。




できるなら、半日といわず1日中、
ソファに座ってコーヒーを飲みながら静かに流れる音楽を聴き、
本を読み、
デッキに出て近くを流れる小川のせせらぎを聞きながら景色を眺め、
時には床に寝転がってまどろみ、
そんなふうにのんびりと過ごしてみたいと思うほど、
とても、
とても暖かな空間でした。





もしかすると、私の「お気に入りカフェ」のベスト1にもなりそうなこのカフェに
機会があったらぜひぜひお出掛けくださいとお勧めしたいのですが、

ただ……。





ここ「創舎呱々」は、土曜・日曜日の週末と、祝日が月曜日の日だけの営業です。

しかも、
年内の営業は、先週の日曜日が最後でした。
さらに、
年明け後の営業は3月からだそうです。


「な~んだ。すぐ行きたくても行けないじゃん」と叱られそうですね。

けれど、
2カ月待っても、お出掛けになれば必ず満足されるお店だと思います。

いつか、
このイスに、
座ってごらんになりませんか?




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遠望御岳。

2008-12-21 | photo

場所 / 岐阜県土岐市 ■日時 2008.12.20 16:31:16 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / TAMRON SP AF Di 90mm 1:2.8 MACRO ■データ / F2.8 1/640秒 ISO250 焦点距離90mm / シャッタースピード優先AE 分割測光
(写真をクリックすると大きくなります。本文へはIEの「戻る」ボタンをお使いください)

昨日の拙ブログ「再訪『とっくりとっくん』の里」で出掛けた岐阜県土岐市下石(おろし)町へは
北名古屋市の自宅から名神高速道路「一宮IC」~東海環状自動車道「土岐南多治見IC」を経由しておよそ40分で着きます。


その帰路でした。
「土岐南多治見IC」の取り付け道路を登り切った時、
正面の山並みの向こうに頭をのぞかせる、
雪を被った木曽御岳(長野県木曽郡)を見ました。

この冬、「雪山」を、肉眼でこれほどはっきり見たのは初めてです。


8月生まれの私は寒さは苦手です。
それなのになぜか
雪は大好きなのです。


去年はもうスタッドレスに履き替えていたタイヤは、
今年はまだ夏タイヤのまま。

「雪、まだ降らないのかなあ」
心の中で呟きながら、
ちょっと恨めしい気持ちで、帰ってきました。


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再訪「とっくりとっくん」の里

2008-12-20 | つれずれ


覚えてくださっているでしょうか?
拙ブログの今年9月6日付「とっくりとっくん」、翌7日付「続『とっくんとっくん』&余話」で書いた岐阜県土岐市下石(おろし)地区を、3カ月ぶりに訪ねてきました。


「あれから、(町おこしキャラクターの)『とっくりとっくん』を見る来られる方が増えましたよ」というコメントを昨日、地区に住む方からいただきました(投稿者のご希望で非公開にさせていただきましたが)。
そこで、
様子を見に出掛けたのです。



集落のあちこちに置かれた30体近い「とっくん」の中でも、私が一番気に入っている



「ノゾキ」が好きなこの「とっくん」は、
いまだに「その筋」に捕まることなく、ノゾキ続けていました。


一方、
私が前回訪ねた1カ月後に開催された「第12回下石どえらあええ陶器祭り」では
何体かの新人「とっくん」もデビューしたようです。

町内の食堂の前に置かれた新人「とっくん」は



ラーメンを食べていましたし、


うなぎ屋さんの店先のこちらは



うなぎをさばき中?


さらに、和菓子屋さんの前の新人2人は



碁に興じ、


さらにさらに、ある料理屋さんの店内では



別の1組が将棋を指していました。

碁も将棋も、それぞれの仕草、表情が全然違うところが
この「とっくん」作りにかける「陶芸職人たちのこだわり」なんでしょうね。



と同時に、
この町に来るたびに、思うんです。

「とっくりとっくん」のほのぼのとした暖かさは、
この町に住む人たちの心の温かさそのものではないのかなあ、って。


だって、



町を走るバス停の前に、
こうして、使わなくなった椅子を出してくれている光景は
各地で見ないわけではありません。

けれども、ここでは、
その椅子の上にわざわざ、
決して使い古しではなさそうなクッションまで置かれていました。

ということは、
雨が降り出せば取り込み、
止めばまた置いてくれているということなんでしょ?

そんな細やかで温かな心配りが、
この町を歩いているとなぜか感じる心地良さの
根っこにあるのかも知れません。


今日も、
カメラ片手に歩いていると、
すれ違った小学生らしき男の子から、声を掛けられました。

「こんにちは」


とても
嬉しかったです。



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