重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

看板に偽りあり

2006-02-28 | つれずれ
好きなことの1つに、「商店街ぶらぶら歩き」があります。
何かを買うというアテもなく、あちらを見たり、こちらを見たり、の~んびりと。

ただ、最近は商店街そのものがだんだん少なくなってしまいましたね。
商店街としての「たたずまい」は一応残っていても、シャッターを降ろしている店が多かったり、「貸し店舗」と書かれた、色褪せて剥がれかかった張り紙が風に揺れているのを見かけることもたびたび。寂しい限りです。

今日、中学時代に引っ越して以来ほとんど行っていない名古屋市北区のある商店街を、たまたま通り抜けました。

やはり空き店舗が多く、ずいぶん寂れた光景に沈んだ気持ちでいたところ、見つけたんですよ。
昔、母親の言いつけで空鍋を片手に買いに行った豆腐屋さんを。
まだこじんまりと店を開けていました。嬉しかったですねえ。

そんなお使いの帰り道、わずかな駄賃を握りしめて必ず立ち寄ったのは、いつもおばあちゃんが一人で店番をしていた駄菓子屋さん。
その後パン屋さんに変わったことは知っていましたが、そのパン屋さんが見つかりません。

たしかこの辺りと思ったけど……と、洋服屋さんの前を通り過ぎかけながら、一瞬上を見上げて気付きました。「やっぱり、ここだ!」
でも、「どうして?」とビックリ。そして、吹き出しました。

なぜ驚いたか、分かりますか?



その軒先を、さらにクローズアップすると――。



お店はどこからどう見ても洋服屋さん。
なのに、軒先の、<シキシマパン>と赤地に白抜き文字で書かれた看板は、そのままだったんですよ。

古い看板を取り外すのが面倒だったのか、それとも撤去費用がもったいなかったからか。
いずれにせよ、「看板に偽りあり」。

でも、こういうアバウトさ、嫌いじゃありません。

エトランゼ

2006-02-27 | つれずれ
久しぶりにきれいな飛行機雲を見ました。



霧・湯気・雲フェチとしては当然、飛行機雲も大好きです。

飛行機雲を、以前はほとんど毎日見ていたのに、最近は機会が減ってしまい、残念に思っています。

国際空港が、自宅に近い名古屋空港から中部国際空港(通称「セントレア」)に移り、上空を通過する旅客機の航路や高度が変わってしまったためではないかと、勝手に思っています。

名古屋空港は、飛行機の離着陸をずいぶん近くで見ることができる、地元ではかなりの人気スポットだったんですよ。
滑走路の南端に「エアポート・オアシス」という小公園があり、昼間は主に家族連れが、夜にはカップルが、次々に舞い降りてくる飛行機を見に来ていました。

とくに、巨大な機体が頭上に覆い被さるように迫ってくる着陸時の迫力は満点。初めて体験した誰もが「すごーい!」と歓声を上げていました。

機体が頭上を通り過ぎた直後、シュルシュルシュルッ!っていう音が、飛行機を追いかけて走っていくのをご存知ですか? 機体が空気を切り裂いて出来た渦の音――。ちょっとした感動ですよ。

しかし、そんな体験も、もうできなくなりました。名古屋空港が「国際空港」から「県営空港」へと格下になり、就航便がグンと減ったうえ、飛来する航空機も小型・中型機へと小さくなってしまいましたからね。

エトランゼ……黄金色の夕陽の空へ飛び立った外国機を見送りながら、国際空港だからこそ似合うそんな言葉を心の中で呟くことももうなくなったかと思うと、少し寂しい気がします。

ウっ!

2006-02-26 | つれずれ
庭の花梨の枝に吊り下げられたわが家の「お天気ウサギ」。



晴れて湿度が低い日は、顔を、向かって左に向けていますが、今日は完全に逆方向に「あっち向いてホイ」。夕方まで、かなり激しい雨が降り続いていました。

名古屋へ買い物に行った帰り、市内北区の新堀川で、たくさんの川鵜を見ました。



最近、下流の堀川や名古屋城のお堀に川鵜が大挙して飛来しているとは聞いていましたが、見たのは初めてです。

堀川は、1610年に名古屋城を築城する際、その建設資材などを名古屋港から運ぶために作った人口の川、つまり運河。

その名残りで、堀川沿いには昔、運河を貯木場にして丸太を浮かべた材木問屋が軒を並べていました。現在はずいぶん減ってしまいましたが。

しかし堀川は現在も名古屋港につながっているわけで、その堀川を、最近なぜか大量のボラが遡り、そのボラを目当てに川鵜が飛んで来るようになったらしいです。

かつて生活排水のタレ流しで汚れに汚れ、魚が住めない「死の運河」と呼ばれた堀川を、ここ数年、ボラが遡上するようになってきたのは、環境対策がようやく功を奏してきたおかげでしょうから、喜ばしい話ですよね。

ただ、ボラを追って集まってきた川鵜が落とす大量のフンのため、名古屋城の西端の石垣は真っ白。周辺の住宅も被害に遭っているようですから、やれやれです。

ボラは、料理の仕方次第では結構美味しいけど、小骨がやたら多いため、食べにくい魚なんだそうですね。
そんなボラをエサにする川鵜は、小骨が喉に引っ掛かってムセたりはしないんでしょうかね。「ウっ!」なんて。


ちあきなおみ

2006-02-25 | つれずれ
今日も暖かな1日でしたね。

午後、何気なくつけたNHKテレビで「歌伝説/ちあきなおみの世界」を、途中からでしたが、見ました。


(▲NHKテレビから)

以前BSで放映したものの再放送らしいですね。

ちあきなおみ――。
1969年に「雨に濡れた慕情」でデビュー。以後…
「四つのお願い」
「X+Y=LOVE」
「喝采」
「矢切の渡し」
「ルージュ」
「夜へ急ぐ人」
「赤とんぼ」
「黄昏のビギン」………
歌謡曲からシャンソンまでを、絶対的な歌唱力で歌い上げました。

1978年、宍戸錠の弟で映画俳優の郷英治と結婚。しかし……
1992年、死別。
斎場で彼女は、「私も一緒に焼いてほしい」と、棺にすがって泣き叫んだそうです。

以来、彼女は一切の活動を停止し、歌うことをやめました。
彼女の歌には、歌うには辛すぎる「別れ」の歌詞が多いからとも言われています。


(▲NHKテレビから)

そういう男と女の「情念の世界」が最近薄らいでいるように見えることを、寂しく感じる……などと言っては、時代錯誤が過ぎるのでしょうか。

プリンセス・キコにお会いしました

2006-02-24 | おすすめ
昨日借りた本を、鶴舞図書館に返しに行ってきました。
すると、帰りに公園の噴水で、バッチリ見ちゃったんですよねえ、なんと入浴シーンを。
えっ、誰の?って?
……カラスのです。つまり、ホンモノのカラスの行水。



スズメの水浴びは何度か見たけど、カラスの行水は初めて。
本当なんですね、カラスの行水って、バシャバシャッ、バシャバシャッって数秒なんですよ。
それで「カー君」の身体が綺麗になったのかどうかは、元々色黒のせいか、よく分かりませんでしたけど。

そのまた帰り道、帰宅経路にある名古屋市営の「ランの館」に寄ってきました。



そして、「プリンセス・キコ」にお目にかかってきたんです。



「プリンセス・キコ」はカトレアの改良種で、一昨年、秋篠宮が来館された折り、手植えしていただいたもの。
それが偶然にも、秋篠宮妃・紀子さんご懐妊の嬉しいニュースがあったちょうどその日に開花したというので、地元ではかなり話題になりました。全国ネットにも乗ったんでしょうかね。

淡~いピンク色。エレガントで、可愛さと可憐さを併せ持つ雰囲気は、紀子さんのイメージにぴったりですよ。
それと、今日トリノで金メダルをとった荒川静香さんの、華麗なスケーティングのイメージにも。

この「ランの館」、いつ出掛けても、メインの温室で数々のランの美しさと甘い香りを楽しめるだけでなく、落ち着いた小展示室での折々の催事もくつろげますよ。外の喧騒を忘れる、都心のオアシスです。



2階にはレストラン・カフェもあり、階下の温室の花々を見下ろしながらお茶や食事も楽しめます。
機会があればぜひ、と、ここもお勧めスポットの1つです。


「ランの館」のHPは、こちらからどうぞ

鶴舞

2006-02-23 | つれずれ
名古屋地方は、昨日は梅の開花が、今日はひばりの初鳴きが観測されたそうです。
♪も~うすぐ、は~るですねえ~

所用で、名古屋市のど真ん中にある鶴舞公園の中にある鶴舞図書館へ行ってきました。



鶴舞――どう読むか、お分かりですか?
「つるまい」ではなく、「つるま」です。
でも、最寄のJR中央本線や名古屋市地下鉄の「鶴舞」駅は、「つるまい」と読ませているんですよ。
地元以外の人も多い駅の名称は、名古屋訛り?じゃない読み方のほうが分かりやすいだろう、という配慮なんですかね。なんか変ですよねえ。

図書館のロビーに、ひな人形が飾ってありました。



大正時代の飾りだそうです。立派で、貫禄があるというか、やはり落ち着いた雰囲気でいいですね、年代物は。
そう言えば、自宅がある、名古屋市の北隣の町役場のロビーにも、飾られています。この時期、あちこちでひな人形を見かけるのは、名古屋市周辺の伝統工芸の1つでもあるという土地柄なんでしょうか。
ともあれ、ひな飾りを見かけるようになると、♪もぉ~い~くつ、寝るとぉ~ ……違うかあ。

鶴舞公園内にはもう1つ、名古屋市民に親しまれている施設があります。名古屋市公会堂です。



昭和5年の開館。昭和天皇のご即位を記念して建てられ、市の歴史的建造物にも指定されていますが、れっきとした現役です。

何を隠そう私はこれでも、この公会堂の満席の聴衆を前に年に1度、歌を歌っていたんですよ。
えっ? リサイタルか何かで?って? 照れちゃうなあ。そう見えます?

実は第1次ベビーブームの生まれなんですよね。しかも、私が通っていた中学校は当時、学区外からの越境入学が多かったので、同学年だけでA・B・C・D……O・P・Q組と、なんと計17クラスもあったんです。それも1クラス60人編成で。
つまり、全校生徒が2000人近い、名古屋で一番のマンモス中学校だったんですね。

普段の授業は、数キロ離れた場所に分校を作りましたから問題なかったんですが、困るのは、入学式や卒業式、そして合唱コンクールなど全校生徒を集めなければならない行事。
学校に全員を収容できるほど広い体育館などありませんから、近くの市公会堂を借りたんですね。豪勢でしょ?
だから私のリサイタル…、いや合唱コンクールでの初舞台は市公会堂なのです。

それが今……。
母校は市の中心部・商業地区にあるため、かえって過疎化が進み、1学年数クラスだそうですよ。

まさに隔世の感。日本の国力も、落ちるはずです。

マツケン・サンバ

2006-02-22 | ぼやき
車の窓を全開して帰ってきました。それほどに暖かな今日でした。

車といえば今朝、愛車が空爆を受けました。
ボンネットに被弾した痕跡の状況から推察すると、敵機はハトのようです。
駐車中の被弾は時々あっても、走行中はたぶん初めて。
ウンがついたなどと喜ぶ気分にはなれず、フン害にフンガイして、さっさと拭き取りましたけどね。



えっ? そんなことより写真で驚いたのはアンタの車のボディカラー。何なの、その色?ですって?
う~ん、キビシイところをついてきますなあ。

曇天下で写したのでまだ色がくすんで見えますが、晴天下ではメタリック塗装が輝き、はい、見事な金色です。

断っておきますが、私の趣味ではありません。
親子ほど年が違う息子が車を買い替えるというので、車検が迫っていた私のポンコツ車の下取り分に現金を足して、譲り受けたのです。

息子は、その色具合から愛車を「クマのプーさん」号と呼んでいたようですが、私がこの車を初めて会社に乗って行った日、心優しい同僚は、こう叫びました。
「わっ金色! マツケン・サンバじゃん!」
返す言葉が、見つかりませんでした。

メーカーは、悪質なリコール隠しですっかり信用を落とした○菱自動車。
譲り受けて間もなく、気付いた数カ所の修理と点検のために、車をディーラーに持ち込みました。

作業が終わるまでおよそ40分。時間つぶしにカタログを見たり、展示車に乗り込んだりして……。

終わって修理代金を払いながら、店長を呼んでもらいました。
私が店に居る間、ずーっと自分の席で何やらデスクワークをしていた店長さんに、つい、言っちゃったんですね。

「私が店内に居る間、一人のセールスマンも近づいてこなかったのは、なぜなんですか?」
「持ち込まれた車がすでに3回目の車検を経ていることぐらい、プロなら一瞥して分かるでしょ? それなのに、展示車に乗り込んでいる客に、『そろそろ買い替えをお考えになりませんか?』ぐらいのアプローチを、なぜなさらないんですか?」
「○菱自動車がいまどういう状況にあるのか、みんな知っていますよ。社員の皆さんの意気がつい沈み勝ちになる心境も、同じサラリーマンとして、よく分かります」
「でも、だからこそ皆さん一人一人が、いままで以上に気を配り、頑張らなきゃならないんじゃありません?」
「免許を取り、車に乗り始めてから6台目。好きだから○菱の車にずーっと乗り続けてきた私としては、今日はとても悲しかったです」

店長が涙ぐんできたのに気がつき、話をやめました。
余計なお節介だったかも知れません。でも、人に言ってもらわなければ気が付かないことって、誰にでも、もちろん自分にも、あると思うんですね。
それとも、私が何か勘違いしているんでしょうか……。

霧の中

2006-02-21 | つれずれ
今朝の名古屋地方は、久しぶりに霧の中で明けました。
写真は、通勤経路にある名古屋城の、今朝8時前のお堀端です。



いいなあ~って、車を停めてしばらく見ていました。

実は、霧・雲・湯気フェチなんですよ。
それと、私の中では同類項の煙も、好きです。
なぜ好きなのかって?
そんなこと、自分でも分かりません。理由もなく、ただ好きなんです。

強いて言えば、ああいうモヤモヤ、ふんわりとした状態の中に包まれていたいという、かなりキモイ幼児性願望?がいまだに残っているのか、それとも、世の中のあまりきれいではない物を直視したくないという現実逃避型性格の表れなのか、その両方かなんでしょうか。

でも、霧に包まれた景色って、幻想的で、よくありません?
北海道での単身生活時代には、霧の中に身を置きに行くためだけに、札幌から登別近くの霧の名所「オロフレ峠」まで数時間、車を走らせたことも幾度かありました。

ところで、霧と雲の違いって、分かります?



誕生の仕方に多少違いはあっても、出来てしまった霧と雲は、実は同じなんだそうですね。
自分が雲の中に居て見ているのが霧で、霧を遠くから見ているのが雲だと、気象予報士の森田さんがHPで小学生の質問に答えていました。習ったかなあ、そんなこと。

霧の都ロンドン――昔、何かのモノクロ映画で見たワンカットも印象に残っていますが、実はあれ、18世紀半ばの産業革命で石炭をたくさん使い、その煤煙がもたらした黒い霧、つまり「スモッグ」だったらしいですね。やれやれ。

興が醒めたついでに、さて、いまその信憑性が話題になっている例の「堀江メール」も、「真実は霧の中」みたいに、すっきりしませんよねえ。
民主党が偽メールを掴まされて大ポカをしでかしたのか、それとも武部さんが「痛い腹」を必死に隠そうとしているのか――今日もそうでしたが気象学的には「朝霧の日は晴れる」そうですから、疑惑もすっきり晴らしてもらいたいものですね。

マナー違反

2006-02-20 | ぼやき
予報通りの昼前からの雨が、今も降り続いています。最高気温も6度を少し上回っただけ。ひと雨ごとの暖かさ、になればいいんですが。

「社内禁煙」のため非常用外階段の踊場に追いやられた喫煙場所で、今朝、紫煙をくゆらせながら、何か、いつもとは違う雰囲気を感じました。「…何だろう?…」

1本のタバコを吸い終わるころ、気がつきました。
スズメのさえずりでした。ずいぶん近くから聞こえてきたんです。
キョロキョロ探して、見つけました。



道を挟んだ向かいの民家の軒下で、数羽が、雨宿りしながらチュンチュンとお喋りをしていたんですね。
「お腹空いたから、朝食を探しに行きたいけど、雨だからねえ」
「春雨じゃ、濡れて行こう、と出掛けるには、今日の雨はまだ冷たそうだし」
などと思案しながら話している様子を「盗撮」しましたが、携帯カメラのズームでは、こんな写り具合が限界でした。

勤務中の喫煙タイムに、携帯カメラで「踊場から見える光景」を時々こっそり写しています。

今日のそんなもう1枚が、下のスナップ。分かります?何を撮ったのか。



停められた車の「向き」に、お気づきになりました?
停車位置の違反もさることながら、堂々たる「逆向き駐車」です。一方通行路でもないのに。

10年ほど前、3年間の単身赴任から名古屋に帰ってきて、驚きました。
名古屋も以前から、交差点内の駐車や二重駐車など交通マナーが決して良い町とは言えませんでしたが、さすがに車を道路の右側に寄せて停める「逆向き駐車」は、それまで見た記憶がありませんでした。
それが、戻ってきたら、あちらでも、こちらでも……

私たち日本人は、いつの間にずるずると、こんなマナー違反をしても平気でいられる民族になってしまったんでしょうね。

坪庭で…

2006-02-19 | つれずれ
手入れを怠っていたのと、今冬の異常な寒さと降雪で、坪庭の草木をかなり痛め、心配していましたが、植物の生命力は強いですね、少しずつ春を迎える準備を整えているようです。

いま咲いているのは山茶花です。


ほとんどそっくりな椿と間違えていましたが、咲き終わりかけると花が丸ごとボタッと地面に落ちる椿とは違い、花びらが一枚一枚散っていきますから、やっぱり山茶花なのでしょうね。

つぼみを膨らませ始めているのはクリスマス・ローズです。


この冬、屋内に取り込むのを忘れ、雪を何度か被らせてしまったので、ダメかなと思っていたところ、このところの暖かさで、つぼみが膨らみ始めてホッとしています。

花梨の枝からぶら下がっているのは、わが家の「お天気ウサギ」です。


今日は横を向いていますが、天気が下り坂になり湿度が高くなると、吊っている麻紐のねじれが巻き戻り、少しずつ正面を向き始めます。
なかなか正確ですよ。

庭の片隅に立っているのは…
わが家の通称「貧乏神」です。


嫁いだ娘が、たしか中学時代に学校で石膏柱を彫って作った顔面像。
モアイ像を真似て庭に立てておいたこの石膏像が、何かの拍子で倒れると臨時収入が入ってくるという不思議が、何度かあったんですね。

それなら、ずっと倒したまま置いておけばいいんじゃない?とお思いでしょうが、それでは次の幸運が訪れて来ないわけですから、倒れたら立て直す、を繰り返しています。
でも……。
石膏像は、前回倒れたのを元に戻してから、はや3年近く。
いまでは、わが家の「貧乏神」として、定着しつつあります。