重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

眼差し。@今日の一枚。

2009-06-29 | photo


たしかに、
彼らはもうすっかり世慣れています。

どういう可愛げな仕草をすればご褒美をもらえるかを知っていて、
人間に擦り寄ってきます。

でも彼らは
決して自ら好んでそんな処世術を覚えたわけではなく、
人間に、知らず知らずそう育てられてしまったのだと思います。

それが証拠に、
彼らの瞳は、
ほら、まだこんなにも愛くるしく、
純粋に澄んでいるじゃないですか。


先々週末に訪れた「奈良公園」で、
久しぶりに優しい眼差しの集団に逢いました。


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ハルシャギク、鮮烈に…

2009-06-28 | photo


最近、自宅近くの休耕地で咲く、眩しいばかりに鮮烈な色彩のこの花が
少しずつ好きになりつつあります。

「ハルシャギク」(波斯菊)。
明治時代初頭に日本に来たとされる帰化植物で、
和名の由来となっている「ハルシャ(波斯)」はペルシャのこと。

花の色は、中心が濃紅で、周辺は黄という「蛇の目」模様。
このため別名「ジャノメソウ(蛇目草)」とも呼ばれる。
ほかに「ハルシャギク(春車菊)」の名もあるとか。


見かけるたびに少し元気が出てくる気がするのは、
メリハリの利いた花の色彩とデザインのせいでしょうか。
花言葉は「上機嫌」「陽気」「常に快活」――なるほどピッタリですよね。


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アガパンサス、咲く。

2009-06-27 | つれずれ



街のあちこちで、
私の好きな花「アガパンサス」が咲いているのを最近見掛けます。

可憐さと
大胆さを
バランスよく兼ね備えている風情が好きなんですよね。



      

      
      別名はヒガンバナ科の「ムラサキクンシラン」。
      けれど実際のクンシランとは何のつながりもなく、
      花の付き方などが似ているのため、そのような名前がついたようです。






「アガパンサス」の花言葉は、
「愛のはじまり」だそうです。

私はすでにこのトシですけれど、
始めちゃってもいいんでしょうかね。


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古都のカフェ/「パルロワ」

2009-06-24 | おすすめ



先週末、所用の帰りに足を延ばして出掛けた古都・奈良市で
ただ通りすがりに立寄ったカフェの窓ガラス越しに
思いがけなく薬師寺・西塔の姿を見たときは、
ちょっとした感動でした。






場所は奈良市六条町――と言うより、地元では「西ノ京」と呼んだほうが分かりやすいんでしょうか、
自家製パン&ケーキ・雑貨カフェ「パルロワ」です。

2005年3月に女性オーナーがオープンしたという、
とてもほんわかとした雰囲気が心地良いお店です。


カフェと伽藍――
普段味わうことのできない組み合わせの中に
自分もいま身を置いていることに気付いたときの感動は、
いままで味わったことがない種類のものでしたよ。

機会があればぜひ、とお勧めします。




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うわのそら的悪戯/これがホントの…。

2009-06-23 | photo
物事、おちゃらけるのも程度問題だと私も思っています。
なので、
今日のアップをずいぶん躊躇しました。

でも、
自分では久しぶりの大ヒットと思われるこのフレーズを
どうしても口にしたいと思う誘惑に勝てませんでした。

なので、
載せちゃいます。



先週末、古都・奈良市に出掛け、「薬師寺」境内を歩いていた時、
一匹の黒いネコを見かけました。





というので思い浮かんだのが……、



これがホントの、


「クロネコ inヤマト」。


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感謝。

2009-06-22 | photo



奈良「東大寺」付近で見かけた托鉢の僧。
去り行く親子連れの背に、
こうしていつまでも頭を下げ続けるだけの器が、
私にはありません。





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偉大さ。

2009-06-21 | つれずれ
子供時代に遊んだ場所を大人になって何十年ぶりかに訪ねると、

たとえばその場所の広さが、昔思っていたほど広くはなく、
周囲に建っている物の高さも、昔思っていたほど高くはなかったことを知って意外に思うことって、ありますよね。

自分の身長が伸びたことによって、視線の高さや視野の広さが、
ずいぶん変わったからでしょうね。


しかし――。






週末に三重方面へ出掛けた所用の帰り、足を延ばして奈良を訪ね、
何十年ぶりかに見た「東大寺大仏殿」の大きさは、

中学時代の修学旅行で見た記憶よりも、
はるかに巨大であり、荘厳でした。


ましてや、
鎮座する「盧舎那仏」も



当時の記憶に倍する迫力をもって、
私を見下ろしていたのです。


つまり、

私たち人間というのは、

子供時代に比べて、
体格はともかく精神的には、
少しも大きくなり得ていないのではありませんか?と、
大仏は、訪れる人々に問いかけているんでしょうね、一千数百年もこの場所に座りながら。


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いっちょまえ。

2009-06-18 | つれずれ
拙ブログの15日付「命」では、
私が出勤途上に毎朝立ち寄る「名城公園」内の赤ちゃんネコの話を、




また
16日付「雨宿り@今日の一枚。」では
お向かいさん宅の軒下で雨宿りするスズメを



それぞれエントリーしました。


というので、
今日はその両方の主役・公園ネコの赤ちゃんと、スズメのコラボということで、



こんな1ショットはいかがでしょう?


公園ネコの赤ちゃんは、
いっちょうまえに、
数メートル先の地上に降りたスズメを狙っています。


実は、
園内ではよく見掛ける光景です。

にもかかわらず、

スズメが子ネコに、
いえ、
親ネコにさえ捕まったという話を、
私はいまだかつて
見たことはもちろん、
聞いたことさえありません。


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命。

2009-06-15 | ぼやき


出勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」内の
私が勝手に「ネコ溜まり」と呼んでいる場所の1つ。

「動物の遺棄・虐待は犯罪です」
「捨てたら罰金50万円以下、虐待したら罰金100万円以下」
――などという張り紙が貼られたシートの下から、
最近ガサゴソという音が聞こえてきます。

というのは――



     

     2週間ほど前から、
     新しい仲間が増えたからです。

     生まれてすぐに置き去りにされたらしい彼らは、
     普段はシートの下や植え込みの陰に隠れているのですが、

     最近ようやく慣れてきたのか、
     こうして兄弟で遊ぶ姿も見られるようになって来ました。





ちょこまかと動きが素早いし、
長時間観察しているわけではないので、
さて新人がどれほど増えたのかよく分かりません。

なので、
いつも餌やりに回っている、たぶんボランティアの方に聞いてみたんですね。

すると、
少しぶっきらぼうに――。



     

     「今回捨てられたのは全部で8匹。でも、いまは5匹しかいないよ」

     「ということは、3匹は誰かに貰われたんですね」と聞くと、
     彼は首を振りながら、     
     「さあ、2匹は分かんない。けど1匹は………池に落ちて………死んだ」


そう、
「動物の遺棄・虐待は、犯罪です」


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