重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

ブレイクタイム・アルバム/3

2007-07-31 | つれずれ
一昨夜、窓を開け放ったまま寝たのが悪かったのか、
風邪を引いたらしく身体が重かったので、
会社を休みました。

今日の名古屋地方は上天気でしたが、
昼間は当然かなり暑く、
クーラーをつけた居間のソファで
ほとんど横になったまま過ごしました。

こんな怠惰な過ごし方をするから、
現代人はますます
自然の寒暖の、ちょっとした変化にも、
抵抗力を失っていくのかもしれませんね。



というので本日もブログに上げる話題がありませんので、
またまた自己満足の「ブレイクタイム・アルバム/3」で
お茶を濁すことなりました。

邪道でしょうが、
レタッチ・ソフトで少し化粧を施して遊んだ何点かを、
よろしかったら見てやってください。



























3月に会社が新年度を迎えた際、
私の役割が増え、忙しくなりそうなので、
ブログの更新ができない日が出てくるかもしれない、と書きました。

でも、
ブログは一種の「日記」でもあるので、
結局、自宅に居る日は毎日書き綴ってきたのですが、

夏場を迎えて、「毎日」というのは
少しシンドクなってきたようです。


というので、
やはり少し余裕を持って更新することにしました。
ご理解いただけると幸いです。



昨夜はほぼ満月だったのでしょうか、
雲に掛かった月が、
とてもきれいでしたね。




今夜も雲一つない夜空に、やや黄色い月が輝いていますが、
当然少し欠け始めているのが、はっきりと分かります。

こうして一日一日は、
確実に過ぎてゆくのですね。


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「泣けてくる」

2007-07-30 | つれずれ


今朝も立ち寄った名古屋市北区「名城公園」では、
蓮池の、所々の蓮の葉が、
明け方に激しく降った雨を蓄えていました。

こうした水の透明感が、
私は好きです。





♪なんだか泣けてくる
  おもわず泣けてくる
  なにげない言葉が
  うれしい帰り道 ……

最近「アリナミン」のテレビCMでよく聴く、
ウルフルズが歌っているこのフレーズが好きで、
帰り道にCDを買ってきてしまいました。



作詞・作曲/トータス松本の「泣けてくる」。

著作権の関係で多くを書けませんが、
こう続きます。

♪なんだか泣けてくる
  おもわず泣けてくる
  明日もがんばろうぜって
  笑って歩き出す ……

ま、人生の応援歌でしょうか。


このトシになってもまだ、
こんな歌で自分を奮い立たせようと思うことがあるなんて、
恥ずかしいといえば恥ずかしいのですが、

でも、
車の中で一人、
ボリュームを一杯に上げ
たまに聴くぐらい、
いいじゃないですか。
ねっ?


昼間は晴れ間も見えていたのに、
夕方には黒い雲が西から張り出し、
ほとんどモノトーンになってしまった中を、



車の窓を閉め切り、
大声で歌いながら
帰ってきました。

♪なんだか泣けてくるゥ~
  おもわず泣けてくるゥ~

………。
見慣れた町の風景が、
今日は少し、
滲んで見えました。


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断崖絶壁に建つカフェで…

2007-07-29 | つれずれ
背中で点け放したままのテレビの「参院選挙特番」。
どのチャンネルも、出口調査を元にした分析から、
「自民党、大敗へ」と伝えています。

やはり、
山が、動いたようです。



今週末も所用で出掛けた静岡方面は、梅雨が空け、大変な暑さでした。


いつも、
数カ所の予定地を走る道すがら、
時間の余裕があれば、
せっかくなので古刹や名所に、できるだけ立ち寄ることにしています。


ただ、
冬は、
車を降り、カメラ片手に戸外を歩くことも、
着重ねて防寒すればさほど苦にならないのですが、

猛暑の夏は、
クーラーを利かせて快適な車内から、
まず降りる気に、なかなかなれません。


というので今回も、
ほとんど寄り道せずに帰ってきました。


ただ、1カ所だけ寄ったのが、
ここです。



焼津市「大崩海岸」です。


写真中央の、断崖絶壁の上に白い建物が建っているのを、お分かりいただけるでしょうか。

店名を書くのは差し控えますが、
車に積んであった数年前のガイドブックに
「店内から駿河湾を一望できる素敵なカフェ」とあるのを見つけたので、
立ち寄ってみたのです。


お店は、瀟洒な造りでした。



昔は、あるフランス人の別荘だったそうです。


玄関を入ると――



なるほど、
そんな雰囲気があります。

そして、
海に面する全面がガラス張りの店内からは、



眼下に駿河湾が広がります。




もっと晴れていたら、
「おおーっ!」と、感嘆の声を上げたでしょうね。

でも……。


写真に撮ると目立ちませんが、
実は、

店内の手入れが、
行き届いていませんでした。

せっかくの全面ガラスは
たぶんここ数カ月は拭かれていないように汚れていましたし、
少し高い天井の隅には
クモが巣を張っていました。

注文したアイスコーヒーも
わが家で飲むのと変わらない味でした。


あちこちのカフェに飛び込むと、
たまにそんなお店もありますから、
仕方がありません。

ただ、
驚いたのは、
別のことでした。

「いらっしゃいませ」と、
低い声でオーダーを聞きに店の奥から出てきた女性です。


年齢は、
たぶん70歳近いように、私には思えました。
床につきそうなほど裾が長い、長袖の、真っ黒のワンピースを、
この季節なのに着ていました。

この店の、女主人のようです。

品のある雰囲気をお持ちなのですが、
一瞬、ディズニー映画に出てくる、魔法使いのお婆さんを連想しました。

テレビ番組「ウルルン滞在記」の冒頭ナレーション風に言えば、
こうなるんでしょうね。

「断崖絶壁に建つカフェで
 岸田今日子に、
 出会ったぁ」


玄関ホール横の小部屋には、
雑貨が並べられ、売られていました。



「外国を、あちこち旅した折りに、買ってきたんですのよ」と
あくまで物静かに、
彼女は言っていました。


いろいろな意味で、
あまり経験のない雰囲気の店に行き会ったなあと、

その後すぐ、数キロ離れた同じ海岸線にあったリゾートホテル(上から5番目の写真の右端に写っています)に寄り、改めてコーヒーを飲みながら写したのが、
一番最初の写真でした。


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乱舞。

2007-07-26 | つれずれ
夜のニュースでお天気お姉さんが
「名古屋地方は明日、梅雨が明けるでしょう」と予報していました。

でしょうね。
今日は日中に短時間、雨が降ったとは言え、
これだけギンギンに暑い日が2日も続いたんですから。

会社指定の喫煙場所の外階段に出るのが
苦行になりつつあります。
照りつける強い陽射しのため
タバコ1本吸う間に
汗びっしょりになりますから。


ところで、
お詫びをしなければなりません。
嘘をついてしまいましたから。

17日付のブログ「何か変です。」で、
「これから花を開かせそうなつぼみは、いま見当たりません」
と書いた名古屋市北区「名城公園」の蓮池に、



再び蓮の花が咲き始めました。

おまけに、



次の出番を待つ「つぼみ」も、
このほかに2つ3つ見つけました。

今年の生育が悪いのは間違いありませんが、
いま少しは楽しみにできそうです。

「今年はもうダメだ」みたいに決め付けてしまい、
ごめんなさい。



その蓮池の畔で、
今朝、
「乱舞」を見ました。



「アオスジアゲハ」ですよね。




広角レンズを車に置いてきてしまったため
全部をフレームの中に収めることができませんでしたが、
10頭近い「アオスジアゲハ」が、
付近を、文字通り乱舞しながら、花の蜜を吸っていました。

それほど多い「アオスジアゲハ」集団を見たのは、初めてです。


……と、いま書いた拙文をお読みになり、
「あれっ?」と首を傾げた方は、いらっしゃいませんか?

そう、
蝶の数え方は、
「羽」ではなく、
「頭」なんですよね。


体の面積の大半が羽なのに、
なぜ蝶を
「羽」ではなく「頭」と数えるのか――。

ネットで調べてみると、
・英語での数え方、one head, two headsから由来した。
・動物園や標本カタログなどに利用されていた助数詞をそのまま利用した。
・標本で頭部の無いものは欠陥品であるため、頭の数を数えるようになった。
・東南アジアで大型の蝶を大型動物と同様に「頭」で数え始めた。
――などの諸説があるそうです。




よく分かりませんが、
ともかくも「名城公園」で毎朝、
人を見るとエサをもらえるかと思って、なぜか地面をゾロゾロ歩きながら集まってくるこの連中は、



ご存知の通り「頭」ではなく「羽」と数えます。

何か変なの。


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私は正しかった。

2007-07-25 | つれずれ
建て売りのマイホームを買って引っ越し、
マイカー通勤を始めてすでに30年余経ちます。

同じ道を行って帰るのが嫌いなので、
往路と復路の走行コースを少し変えているのですが、
その帰り道の途中、
ずーっと気になっていたことがあります。

これです。



何の変哲もない「進入禁止」の道路標識です。

けれども……、
お分かりになりますか?

手前のではなく、
後方の標識の高さが、
低すぎません?


遠近差があるので見落としがちですが、
近づいて車をそばに置いてみると、
この通り。



こんなに低い位置に取り付けられた規制標識を、見たことがありません。


なので、
とうとう今日、電話をして聞いてみました、愛知県警の担当部署に。

すると――。


「標識の取り付け位置は法令で決まっています。道路上から標識板の最下端までの規定の高さは180~250cmです。それよりも低いですか?」


金色塗装のわが愛車「マツケン・サンバ号」の車高は166cmです。
ですからこの標識の、道路上から標識板下端までの高さは、おそらく150cmを下回っているはずです。

そう答えると、電話口の向こうの担当者は
「それは低すぎますね。どこにあります?その標識は。教えてください、すぐに直しますから」

だそうです。


ま、どうせ交通量が少ない田舎の道路ですから、
どうでもいいって言えばいいんですが、

それにしても、最初からなぜそんなに低く設置し、
また、その不自然さを、いままで誰も指摘しなかったんでしょうかねえ。


最近、
自分がだんだん「小言オヤジ」になっているような気がして
いやになっています。




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百日紅。

2007-07-24 | つれずれ




名古屋城のお堀端の街路樹として植えられた「百日紅」(さるすべり)の花が、
咲き始めました。



「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」 加賀千代女

文字通り、咲いては散り、散っては咲いてを繰り返し、長い間、赤い花を見せ続けてくれるから、原産地・中国では「百日紅」と名付けられたそうです。


でも私にとっては、

成木の幹の木肌がツルツルで、
猿でも登り辛そうだからというので呼ばれた和名「猿滑」のほうが、ピンと来ます。

実際、子供時代に登ろうとしても、容易には登れなかった思い出がありますから。

  


私が子供時代に登ろうとした「さるすべり」の木は、
国立病院の中庭に植えられていました。



父親が数年間、療養していた病院の――。


数カ月に1度ほどの割合で病院へ見舞いに行くたびに、
なぜか父親の顔を見るのが照れ臭くて、
中庭の「さるすべり」の古木に掴まりながら一人で遊んでいたことを、
いまでもはっきり覚えています。

  


しかし――。

その後、父親とはなぜか反りが合わず、
高校を卒業する頃には、
ほとんど口を利かない関係になってしまいました。

私が、
充分合格できた地元の大学をわざと滑り、東京の大学へ進んだのも、
そのためです。


大学を卒業した年、
かなり強引な結婚をし、
翌年に娘が生まれ、
さらに3年後に息子が生まれた年、

父親は、
跡取りが出来たのを見届けて安心したかのように
亡くなりました。




何年ほど前からでしょうか、
朝、顔を洗った後、鏡を見ながらつくづく思うようになったのは。

鏡には、
あまり好きではなかった父親と、まるで瓜二つと言っていいほどそっくりな自分の顔が、
映っています。



今朝も、「さるすべり」の花を撮りながら、思い出しました。
そういえば、オヤジも写真を撮るのが好きだったなあ、と。


来月の、私の誕生日の少し前、
父親の命日が近づいています。


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時に縛られて…。

2007-07-23 | ぼやき
ふと、
身の回りを見渡してみました。

すると――。

 
△愛車「マツケン・サンバ号」の時計です。      △自宅キッチンの掛け時計です。

 
△自室テレビの上の目覚まし時計です。        △ミニコンポの時計です。

 
△お風呂のメインスイッチです。            △会社事務所の時計です。

 
△愛車の「レーダー探知機」です。          △通勤途上の名古屋市役所の大時計です。

 
△旧子供部屋の掛け時計です。           △旅先で買ったおもちゃ時計です。430円。

 
△会社のタイムレコーダです。             △携帯電話の待ち受け画面です。

 
△自宅玄関の掛け時計です。            △会社デスクの温度計付き卓上時計です。

 
△お風呂のリモートコントロールです。         △会社と自宅PCのスクリーンセーバです。

 
△自宅居間の掛け時計です。             △会社と自宅のパソコンのタスクバーです。

 
△愛車「マツケン・サンバ号」のカーナビです。     △息子夫婦に貰ったお気に入り腕時計です。


少し汚れていたので載せるのを止めた時計が、
まだ5、6個はあります。


私たちは毎日、
こんなに多くの時計に囲まれ、

時間を気にし、
時間に追われながら、
暮らしているんですね。

これで本当に
「幸せ」だと、
言えるのでしょうか――。


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さんりんぼう。

2007-07-22 | つれずれ
昨日までの梅雨空が嘘のように晴れ上がった今日の名古屋地方です。



この空、この焼き付けるような陽射しの強さは、
間違いなく梅雨明けが近いことを知らせているようです。


本日のご報告です。

その1。
寝ぼけていて、
洗顔フォームで
歯を磨きました。

その2。
午前中、庭の草むしりをしていて、
葉陰に隠れていたカマキリに気が付かず、
一撃を受けました。

その3。
洗い物をしていたら、
手が滑って、
コップを割りました。


「今日は“さんりんぼう”だな」と苦笑いしながら、
「ん?」と思い、念のため調べてみると……、

「さんりんぼう」の意味を、
これまで間違って覚えていたことを教えられました。

「さんりんぼう」って、
良くない事が3度続く――みたいに、ツイていない日のことだと思い込んでいましたが、
違うんですね。



「さんりんぼう」は「三隣亡」と書きます。

その「三隣亡」は、
暦に書かれる、日時や方位、その日の運勢などの暦注(れきちゅう)の1つで、
この日に着工したり棟上をすると、両隣まで含めて災難に遭うから、避けなければならない――という建築業界での「凶日」を意味する言葉なのだそうですね。


そうとは知らなかったことにまず驚いたのに、
それだけではありませんでした。

もっと驚いたのは、
「三隣亡」は、江戸時代には実は「三輪宝」と書き、
この日は「蔵建てよし」「屋建てよし」という、むしろ「吉日」だった、ということです。

それが、
たぶん明治に入ったある年、
暦の編者が「蔵建てよし」「屋立てよし」の「よし」を、
間違えて「あし」と書いてしまい、
意味が逆転して広まってしまったらしい――という話をネットを調べていて知りました。


さらに、
「オチ」がありました。

本来は「吉日」だった「三輪宝」が、
しかし正反対の「凶日」として定着してしまったため、

「三輪宝」と書いたままではマズイというので、
「三輪宝」を同音の「三隣亡」に書き換えたのだそうです。

ご存知でした?



明日も晴れたら、
名古屋地方は梅雨明け宣言が出るのでしょうか。

「水蒸気・水滴フェチ」の私としては、
ちょっと、寂しくなるのですが。


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踏切。

2007-07-21 | つれずれ
今日も
霧雨が一日中、降ったり止んだりしていた名古屋地方でした。


用事で出掛けた帰り道、
普段滅多に通らない「踏切」のある道を通りました。

その後の予定がなかったので、
近くに車を停め、

気が付くと、
なんと小一時間もシャッターを切っていた自分に、
後になって驚きました。

  

      

   

      

   

      

   

      

   

      

   

      

   


鉄道ファンでもないのに、
踏切のそばに立つと胸がドキドキ、ソワソワするのは、
なぜなんでしょうね。


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いつの間にか…。

2007-07-20 | ぼやき
会社指定の喫煙場所である外階段の踊り場から見下ろす
道を隔てた向こう側に建つ民家です。



屋根瓦が所々剥がれ、
人が住んでいる気配がないのですが、

にもかかわらず、

どこに住んでいるのか知らない家主が、
それまで朽ちかけていた板塀を突然、
かなり立派なコンクリートと金属板の塀に建て替たのは、去年の、たぶん暮れ近くだったと思います。


その折り、
工事の邪魔になるからだったのでしょうか、
当時の板塀にもたれかかるように捨てられていた10台近い放置自転車が、
きれいさっぱり撤去されたのですが……、

今年3月に写した上の写真を見ると、
すでに2台、捨てられていました。


そして現在は、



さらに3台、増えています。


こんなふうにして、いつの間にかまた10台近い放置自転車が、新調された塀の前に再び並ぶことを
「都会における原状回復」と言うのなら、
それはとても残念な話です。



無機質な放置自転車ですが、
傍に近寄り、耳を澄ますと、

何かを訴えるような彼らの、
悲しい声が聞こえてくる気がしませんか?



       



       


近頃の放置自転車の多くはステンレス製です。

だから、
錆びて、腐り、やがて地に還ることすら出来ない彼らを、なおさら哀れに思ってしまうのは、
安っぽい感傷でしょうか。




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