重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

雪、積もる。

2008-04-30 | つれずれ
名古屋地方は今日、最高気温が27.9℃と今年最高を記録しました。
6月下旬の暖かさ、と言うよりもはや「暑さ」ですよね。


というので――。

「季節外れ」ついでに、
雪が、積もりました。

ほらね。



………

そんなわけ、ないですよね、もちろん。

でも、
遠目には、そう見えるでしょ?


通勤途上にある名古屋市西区「庄内緑地公園」でいま、
「ヒトツバタゴ」の花が満開です。



別名は「なんじゃもんじゃ」の木。

ラテン語の学名「Chion(雪) authus(花) retusus(ややへこんだ)」(キオナントレストウースツ)から「雪の花」とも呼ばれるそうです。




東アジア原産で、日本には文政8年(1825年)、尾張の植物学者・水谷豊文がまとめた一種の百科事典「物品識名拾遺」に載っているそうですが、
広がったのは明治に入ってからと言われているようです。




ただ、
確認されている「自生地」は少なく、
岐阜県東濃地方、長崎県対馬のほか愛知・長野両県の一部に偏っているそうで、国の天然記念物に指定されている所もあります。




だからといって、
それほど珍しい木かと言うとそうでもなく、
他所では知りませんが名古屋では近年、
街路樹にも植えられていて、ちょくちょく見かけたりします。



というので、
名古屋地方ではそのうち「ヒトツバタゴ」の別名は
「なんじゃもんじゃ」ではなく、
「そんじょそこら」に変わってしまうかも知れません。


……などというしょーもない親父ギャグに呆れて苦笑なさったあなた、
私のジョークセンスなんて、
どうせ
「そんなもんじゃ」。




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藤、枝垂れ咲く/江南市「曼荼羅寺」

2008-04-29 | おすすめ

■場所 / 名古屋市北区「名城公園」 ■日時 2008.4.29 15:19:53 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / SIGMA DC 18-50mm EX MACRO HSM ■データ / F5.0 1/100秒 ISO100 焦点距離18mm 露出補正±0 / プログラムAE 分割測光

いまが見頃の藤の花ですが、
藤と言えば、名古屋近郊では江南市「曼荼羅寺」の藤がやはり一番有名でしょうか。

行って来ました。
見事な咲きぶりです。


昭和45年に寺域の一部を市に提供し、現在は「曼荼羅公園」にもなっている園内には、
早咲きから遅咲きまで、
そして色も紫から白まで、
合わせて12種類、60本の藤が植えられており、
そのいずれもがいまが盛りと咲き競っています。


そんな「花の暖簾」の下を歩くのはもちろん楽しいのですが、
お寺好きの私にとっては、
元徳元年(1329)、後醍醐天皇の命で創建された、西山浄土宗としては尾北地方きってのこの古刹の境内をぶらぶら歩くだけでも、
充分満ち足りた時間を過ごせます。

たとえば、こんなふうに――。





     


   
     



     



     




ここ「曼荼羅寺公園」では5月6日まで「江南藤まつり」が開かれています。

まつりの賑わいも決して悪くはありませんが、
満開の藤を見上げるだけでなく、
ついでに古刹が持つ「歴史」をじっくり眺め直してみるのも
たまにはよいのではありませんか?




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優しさとは…

2008-04-28 | つれずれ


目に飛び込んでくる新緑が、
日に日に眩しさを増している名古屋市北区「名城公園」です。

園内の木立の中を歩いていても



頭上を覆い始めた青葉を抜けて届く木漏れ日が
春というよりはすでに初夏の趣きを映し出しています。



そんな「名城公園」内には現在、「公園の住人」さんたちのビニールシート・ハウスが大小合わせて10軒?前後ありますが、
その中での最も「豪邸」は、ここではないかと思います。



住居と、屋根続きのたぶん物置部分を合わせると、長方形ですが8畳ほどはありそうです。


いつも整理整頓と清掃を心掛けているように見えるこの小屋の住人は、
彼なりの「こだわり」も持っているように思えます。

その1つが、これです。



右端の風鈴が、
一年中、チリンチリンと鳴っています。
もちろん、真冬でも。

「風鈴ハウス」と、私が密かに呼んでいる所以(ゆえん)です。


もう一つの特徴は、
「大家族」であるらしいことです。

といっても、
同居人は人間ではなく、
ネコたちです。



今朝はたまたま数匹しか目に止まりませんでしたが、
おそらく5、6匹……いや、出入りしているものも含めれば10匹近くが
この「風鈴ハウス」に住民登録しているのではないでしょうか。


そんな彼らのために、
「風鈴ハウス」の主人は、
食事の用意をいつも欠かしません。



もしかすると、当家のエンゲル係数は、
主人自身よりも同居人たちのエサ代のせいで、
かなり高くなっているのではないかと推察されます。

でも――。


それだけ親身に面倒を見てやっても、
病気に罹って亡くなる同居人も、少なくはないのでしょうね。

そんな彼らのために、
「風鈴ハウス」の主人は、広大な前庭?の一角に
こんなものを作っています。

「撮らせてもらって、いいですか?」と聞くと、
「ああ、いいよ」と、ぶっきらぼうに答えてくれたので――。



おそらく「後期高齢者」世代と見受けられるこの主人のように、
こんなふうに身を置かれた環境の中で、
こんなふうに優しく生きられる自信は、
私には、
ありません。


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ツツジ、咲く/一宮市「浅野公園」。

2008-04-27 | つれずれ

■場所 / 名古屋市北区「名城公園」 ■日時 2008.4.27 14:44:55 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / TAMRON SP AF Di 90mm 1:2.8 MACRO  ■データ / F5.6 1/320秒 ISO100 焦点距離90mm / シャッタースピード優先AE 中央重点平均測光 

次々に咲き始めている季節の花の、
名古屋地方でいま最も目を引くのが「ツツジ」でしょうか。

なので、
見に行ってきました、「ツツジ」を。

場所は自宅の隣市・一宮市の「浅野公園」。


「浅野公園」は、戦国時代の武将・浅野長政の屋敷跡を整備したのだそうですが、
同時に、園内に1000株の「ツツジ」が植えられた「ツツジ公園」としても知られています。

毎年恒例の「つつじ祭り」がちょうど開かれていましたが、
時期がほんの少し早いのでしょうか、



まだ、つぼみが少なくありませんでした。


でも、
「ツツジ」も春――というよりは初夏への入口に差し掛かったことを知らせてくれる華やかな花ですよね。



      



      

それに「ツツジ」は、
ただ花が美しいだけでなく、
シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドなどを除去する空気浄化作用が
とくに認められるのだそうです。


私たちは、
気付かないところで人間を助けてくれている自然の恵みに、
もっともっと感謝しなければいけませんよね。




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「五条川」沿い、1カ月後。

2008-04-26 | つれずれ


あれからまだ、
1カ月も経っていないんですね。

堤の両側から伸ばした枝に、
満開の花を咲かせて川面を覆っていた桜の名所・愛知県岩倉市「五条川」沿いを
今日、ぶらりと歩いてきました。


華やかな「1000本桜」を見に、
数千人、いえ数万人が押し寄せた1カ月前の賑わいが嘘のような、
静かな、とても静かな風景がそこにありました。

でも、
静かだからこそ、
1カ月前には気付かなかったかも知れない諸々に、
いまはカメラを向けることができるのでしょうね。

そんな、
ごくありふれたカメラ・スケッチです。





    

        

    



    

        

    




なぜか心に潤いを取り戻したような気がしたのは、
今日一日降ったり止んだりした雨のせいばかりではないようです。




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うわのそら的寸撮/ドンピシャリ。

2008-04-25 | photo

■場所 / 名古屋市中区新栄 ■日時 2008.4.25 17:13:58 ■カメラ / Canon PowerShot G9 ■データ / F2.8 1/40秒 ISO200 焦点距離8.2mm マクロモード / シャッタースピード優先AE 中央重点平均測光 

会社近くの自販機の
隣に置かれていた「空き缶入れ」で見つけました。

誰が捨てたのかはもちろん知る由もありませんが、
あまりにも投入口にドンピシャリの見事なフィットぶりに、
心の中で思わずこう叫んでいました。

「ジャスト・ミ ―――― ト!!」

若い世代には、
お分かりにならんでしょうな。


それにしても、
こんな他愛ないことに興味を示し、
写真に撮り、
挙句はブログにまで載せてしまう私って、
絶対にヘンです。

アブナイので、
あまりお近づきになりませんように。


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何もなかった、雨の日。

2008-04-24 | つれずれ
何もなかった、雨の日でした。


それでも出勤途上、
助手席に置いたカメラに、
時々手が伸びます。


横断歩道を渡る小さな傘の列。



無条件に可愛いですよね。

ふと、
ビートルズのレコードジャケット「アビー・ロード」を思い出していました。


毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」に、
今朝も車を停めることは停めたのですが、
激しい雨脚のため降りるのをあきらめ、
窓を下げてパチリ。



雨に濡れて佇(たたず)む自転車が、
私はなぜか、無性に好きです。


そして定番は、



雨粒を宿したフロントガラス越しの一枚。
対向車が、少し激しい目のクラクションを鳴らしながら行き過ぎてゆきました。

そうかあ、
私はボケ写真を撮っているつもりでも、
向こうは、いきなりカメラを向けた私の姿が、ハッキリ見えていたんですよね。


こんなふうに、
私にとっては「何もなかった」けれど、
どなたかにとっては変な出来事があった一日が、
終わろうとしています。


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ライラック、咲く/名城公園

2008-04-22 | photo

■場所 / 名古屋市北区「名城公園」 ■日時 2008.4.22 8:15:47 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / TAMRON SP AF Di 90mm 1:2.8 MACRO  ■データ / F3.8 1/500秒 ISO400 焦点距離90mm / シャッタースピード優先AE 中央重点平均測光 

毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」で今、
昨日の「藤」と同じように、美しい花の房を見せてくれているのは「ライラック」です。




「ライラック」は英語読み。
フランス語では「リラ」。
私は後者の呼び方のほうが好きです。

「家ごとに リラの花咲き札幌の 人は楽しく 生きてあるらし」 吉井 勇

かつて3年間を単身赴任で過ごした札幌の、
大通公園の一角にそんな歌碑があったのを思い出すからでしょうか。



花言葉は、
 友情
 青春の思い出
 純潔
 初恋

……どの言葉も、もう死語になってしまったかのように最近ほとんど耳にしていないことに気付くと、
残念と言うより、
とても悲しい思いがします。


花びらは普通4枚ですが、
まれに5枚あるものもあって、
それを見つけると幸せになれるという言い伝えがある、とも聞いたことがあります。



なので、この花を見かけたら、
近づいて5枚の花びらを探してみてはいかがですか?

見つからなくても、足を止めてくれたご褒美に、
ほんのりと甘い香りを
プレゼントしてもらえるはずですから。


幸せに、
なれるといいですね。


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藤、咲く/名城公園

2008-04-21 | photo

■場所 / 名古屋市北区「名城公園」 ■日時 2008.4.21 8:14:53 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / SIGMA DC 18-50mm EX MACRO HSM ■データ / F7.1 1/200秒 ISO100 焦点距離32mm 露出補正±0 / プログラムAE スポット測光

「ヨ~イ、ドン!」で始まった名古屋市北区「名城公園」での「花咲き競争」の
今朝の出番は「藤」の花です。

園内の、「藤の回廊」の名で設(しつら)えられた藤棚でトップを切って咲き始めたのは
こちら



「白花美短藤(しろかぴたんふじ)」と、


もう1つは同種の



「紫花美短藤(むらさきかぴたんふじ)」です。

見て字のごとく、藤にしては花房が比較的短い品種であることは分かりますが、
名前の読みが、なぜ「か“び”たん」と濁らず「か“ぴ”たん」と半濁音になっているのか、
調べてはみたのですが、分かりませんでした。


それにしても、
藤の花って、
写真に撮るのが難しいですよね。

私など何度トライしても、お手上げです――
――などと言いながらアップしているのは、
年寄りの厚かましさと諦めてお許しください。



新緑が、
日に日にまぶしさを増しています。

いい季節ですよね。


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