加賀女あっちゃんの晴れときどき着物

石川県加賀市で呉服店を営むあっちゃんのブログ。
きもの、お茶、お筝、そして犬も登場。

和モノ洋モノ、公演情報!

2008年01月31日 | 日々つれづれ
 今日は朝またうっすら雪が積もりましたが、夕方にはほぼ溶けました。雪かきするほど降らないって嬉しいです。


 今日の午前中は、仏間に大量に積まれていた学生服や靴類(靴だけでも中学生用だけで3種類、それを全サイズ揃えて持っていないといけないのでかなりな量です)を、皆総出で整頓。仏壇は半分しか開かなくなってしまいました・・・作業の間中、ふろしきマンの曲が頭から離れない私。あれは妙に元気の出る曲です、ぜひみんなのうたでご覧になってみて下さい


 午後からは、着付けのお稽古。今日の私の帯周りは椿の染め名古屋帯に飛び絞りの帯揚げと、帯揚げとほぼ同色の帯締めを、お太鼓の中で裏返して左右の色を違えたもの。

 紬に合わせたこの名古屋帯、元は、白の塩瀬でした。長年使用して黄色いシミが出てきてしまったため、同色のたたきをかけて甦らせたもの。椿は薄くなってしまいましたが、ぼやけたおかげで季節がわかりにくくなり、使いやすくなった気もします。こちらは生徒さんがボディに着せた小紋と名古屋帯。大きい帯枕を使用したのでお太鼓大きめになったかな? 少し手順が怪しかったのでまた来週頑張りましょうね
   


 そして、こちらはその生徒さんが手作りで作ったバッグ。素敵なの持って来られたな~と思って見ていたら、自作と聞いてびっくり、そしてじいちゃんの袴をほどいて作ったと聞いてまたびっくり。裏に芯地を貼ってあるのでしっかりしてるし、元は袴なので手触りなめらか、使いやすそう~!
   
 なんとジッパー部分は袴の紐をその幅のまま使用してあるのでした
 帯と違って袴はサイズがあるので、身長が同じでないと着られません、これはよいリフォームアイデアです。じいちゃんもきっとあの世で喜んでいることでしょう。おうちに袴が眠っていて、手先が器用な方はぜひおためしを




 さて、なかなか着物での外出の機会がない!という方に、金沢での和モノの公演情報をいくつかお知らせします。すべて、2月・3月のもの。ぜひ、興味のある方はお着物でお出かけくださいね。私も行きたいものもあるのですが、2月3月は学生服シーズンなので行けません、残念無念。4月になったらリベンジででかけるぞ

 こちらは『冬の観能の夕べ』
  ☆2月2日(土)、2月23日(土)の2日間。
  どちらも15時開演(14時開場、14時半より解説開始) 
  石川県立能楽堂(076-264-2598) 
  前売り1,000円、当日1,200円です。
2日は狂言・蟹山伏、能・巴、23日は能・熊坂、狂言・樋の酒。
どちらも開始前に解説があるのが嬉しいですね。満席の場合、当日券を出さないこともあるのでご注意を。




 こちらは寄席『はひふへほっと寄席その20』
  ☆3月12日(水)午後6時半開演(午後6時開場)
   全席指定3,000円、石川県立音楽堂(076-232-8632)
   出演者は林家ひろ木、春風亭一之輔、春風亭一朝、林家木久蔵、林家二楽、そしてトリは林家木久扇。林家二楽さんは紙切りだそうです、この公演も楽しそう




 こちらは『獅子の芸能』
  ☆3月23日(日)午後2時開演(午後1時半開場)石川県立音楽堂
   全席指定 一等8,000円 2等・車椅子5,000円 二等学生2,500円 桟敷(4名まで)28,000円
   半能 『石橋』金剛永謹
   舞踊 長唄『枕獅子』藤間勘十郎
   舞踊 長唄『連獅子』藤間勘右衛門(尾上松緑)、中村種太郎

この中で尾上松緑氏しか知りませんが、お能も豪華な顔ぶれらしい。お値段も納得です



また、資料がなくて残念でしたが、お筝の公演も。

 ☆沢井一恵の筝『焔のコンサート』 
  2月2日(土) 金沢21世紀美術館 粟津潔展展示室11 
  14時開演(たぶん13時くらいから開場) 
  全席自由 料金無料(ただし『荒野のグラフィズム・粟津潔展』の当日観覧券1,000円が必要)
  プログラム・六段、華になる、畝火山、焔、粟津潔へのコラージュ
  出演・沢井一恵、グループPANDORA

 これ行けないの、ホントに残念です
 沢井一恵さんはお筝界では超有名な方、その方の演奏が間近で聴けるなんて・・・コラボした粟津潔展も和風ウォーホルみたいで面白そうだし、行ける方、ぜひ、私の分まで楽しんできて~



最後に、こちらは洋モノ、フラメンコ情報。『フラメンコの夕べ』
 ☆2月23日(土) 18時開演(17時半開場)
  石川県立音楽堂交流ホールにて  全席自由2500円
  出演・フラメンコ金沢 ゲストカンタオール・加藤直敬
  私がいまハマりつつあるフラメンコの世界、ぜひあなたも見てみませんか?


 けっこう金沢でいろんな公演があるものですね。最近は雪もさほど降らないし、お着物でも出やすそう

 本日のぺこ。雪が降ったのでサンタコートを着せられています。寒いので、もうおうちに入りたいとドアを覗き込んでいます
  
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組合の打ち合わせ

2008年01月30日 | 日々つれづれ
 今日は常連のお客様がご来店し、お茶出しで忙しい一日でした。姉から貰ったフェスティバロの唐芋レアケーキがお茶菓子に好評です


 昨日仕入れてきたものが山積みになっているので値段入れをしていたのですが、途中で問屋さんがいらして春物のパンツを見たりしていたら、組合の打ち合わせの時間になってしまいました


 毎年、この時期に組合と中学校の間の打ち合わせをします。今日は午後3時から校長室へ。
 自分が中学生のときにいらした先生がまたいらしてたりして、月日の移り変わりの早さを感じ、中学生のときの自分を知ってるのかと思うと気恥ずかしい感じになります
 以前は高校時代の部活の後輩(男性)がこの中学の先生になっていて、どう話してよいやら迷いました。いつも、『おい○○』なんて言ってたのに。


 学校側との打ち合わせは、約2時間・・・価格変更や、説明会へ持っていく見本の打ち合わせなど、けっこう時間がかかります。帰ってきたらなんだかぐったりしてしまいました



 いよいよお雛様シーズンも近づき、店頭のお雛様が目を楽しませてくれています。座り福雛と、猫舞い雛。この猫舞い雛、猫好きの方にはたまらないのでは



 こちらは、よくショップチャンネルなどでも取り上げられている、マダムに人気の『シンクビー!』のゴブランボストンバッグです。かなり大きさがあるのでお泊りのご旅行向きですが、ゴブランという高級素材なので和洋問わずお持ちいただけると思います。そして、何よりも軽いのがいい! ときどき何も入っていないのに妙に重いバッグがありますが、あれは困りますよね~


 今日は夜になり天気が荒れてきましたが、日中は布団でも干そうかと思ったほどよいお天気でした。庭のひなたを探してたたずむぺこ。最近太ったのか、ぷりぷりお尻を振って歩くような気がします。ちょっぴりセクシー

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文明の利器の落とし穴

2008年01月29日 | 日々つれづれ
 今日は学生服関係が始動。いよいよ、この時期がやってきたという感じです。保育園の制服も含め、充分に在庫を抱えていないといけないので、気をつかいます

 
 また、お一人のお子様につき、お父さんお母さんはもちろん、その子の兄弟やはたまたおばあちゃんまでぞろぞろといらっしゃる場合があるので、そういったときは学生服一組といっても急に店内が狭く感じられます

 
 そして、けっこう皆様活発なので(一番の武勇伝は更衣室の鏡をかけのぼったお子さん。スパイダーマンみたいでした)、什器の角にはスポンジでできた頭ぶっつけ防止を着けるなどして工夫しています


 午前中は二組の学生服のお客様が来られ、午後からはこまごまとしたものの補充に、小松・金沢への問屋へ出発


 ところが、いつまでたっても車の中が暖かくならないのです。おかしいなあとしきりにエアコン部分をいじるのですが、風が出ない・・・どうやら、ファンかセンサーが壊れたらしい


 行きつけの車屋さんは加賀なのですが、戻って直す時間はありません
 今日は少し暖かくなったとはいっても外気温は5度。小松まではなんとか我慢しましたが、手がかじかんできたのであきらめてカイロを買い、5個開けてうなじや胸元や脚の間などいろいろなところに挟んで運転しました(みっともない)。なんだよう、可愛がってたクルマなのに壊れないでよう。今の車は何でもコンピューター制御ですが、そういう複雑化したクルマに限って壊れるのでは。


 問屋の途中に、お茶仲間が美味しいと言ってらしたケーキ屋さんへ立ち寄りました。ここのチョコレートが美味しいらしいので、バレンタインの下見です。お店は、サンニコラさん。野々市の工大近くにありますが、ちょっとわかりにくいかも。


 お店は、こじんまりしていましたが、ケーキもチョコもとってもフレッシュな感じで美味しそう 
  
 冷えた体を温めるべく、さっそく運転しながら試食
 チョコは20種類くらいはあり、選ぶのに迷いましたが、フランボワーズや加賀棒茶のフィリングなど、ひとつひとつ個性が際立っています
 私は山中のミルティーユさんのチョコも絶品だと思っていますが、ここはそれにひけをとらない完成度。マカロンも、硬くなくしつこくなく、大変美味しゅうございました。今年のバレンタインはここで買ってみようかな。



 その後、市内や問屋団地を回って帰宅。問屋に入るたびにいちいち5個のカイロを外したり挟んだりで大変でした。そして車は修理に出しました。


 夜は、商店街の奥様と前々から決まっていたお食事会。これでしばらく、外食の予定はありません、おとなしくします
 ちなみに今日行ったのは片山津の笑屋さん、すべて手作りでリーズナブル、美味しかった! その子の子供と写真の撮りあい、これはハルトくん撮影の笑屋さんの招き猫。ぶれてます



 ところで、最近携帯も壊れかけていたので、新しいものに変えたのですが、意外な落とし穴が・・・

 ちなみにAQUOSケータイです。画面はハメコミのように綺麗に見られるのですが、なんとカメラにフラッシュもライトもありません
 ブログの女王しょこたんが変えたケータイもどこのか知りませんがライトがないらしく激怒していたそうですが、私もギザむかつきました。あと、画面をフルブラウザで使うときにはパケホーダイでは別途料金がかかるのですね。パケホーダイフルにしないとだめだそうです。何でも衝動買いはいけませんね。

ドコモショップにあった可愛い飴。こんなのオリジナルで作れるんですね、かわいい~。あのCMのフレーズが頭に出てきます。


 最近、ばっちゃんのたくましい脚の間が大のお気に入りのぺこ。抱かれているわけでもなく、ただ単に脚の間に挟まっているだけなのに、ばっちゃんが座るたびに飛び込みます

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お茶席座布団と、ふろしきマン!

2008年01月28日 | 日々つれづれ
 今日は店の中で仕立物などの伝票を書いたり、学生服のお買い上げの方にお送りするお誕生日カードを印刷したりして過ごしました

 毎年、1月から2月あたままでは比較的静かな時期です。ただ、この時期には新作振袖の発表があるので、お客様をお連れする予定が入ると急に慌ただしくなります


 このタペストリーは、正絹の生地に、女の子のお着物(たぶん四つ身)などを描いたもの。お着物・半襦袢・すそよけ・足袋・作り帯・簪・バッグなどが、可愛らしく描かれています。和室のお雛様を飾った横などにかけるとぴったりかも



 そして、こちらは店用に求めたお茶席用座布団です。意外に、これがお客様に人気です

 あまり大きな座布団より、小ぶりでさりげなく使えるということで、いくつかお嫁に行ってしまいました。利休茶の地味な地色に、松葉緞子の柄。初め実物を見たとき、あら地味~どうしよ~と思いましたが、主張すぎない色なので、どういったお部屋にも合うみたいです



 さて、今私が注目している、このキャラクター、皆様ご存知でしょうか? テレビの画面から撮ったので、見にくいかも。お恥ずかしいのですが、かなり旧式の『2ショット』というテレビです。

NHKのみんなのうたの、『なんのこれしきふろしきマン』という歌のキャラクター、ふろしきマンですhttp://www.nhk.or.jp/minna/new_song/new_song.html 

 おしりかじり虫の次は、このふろしきマンが来る!と勝手に予測を立てているのですが・・・
 アニメソングのヒーロー、あの懐かしのマジンガーZの歌も歌っていたという水木一郎氏が熱唱している歌詞が、またいい感じです


 おさむらいの時代から 
 老いも若きも包んだものさ
 それがいつしかたんすの肥やし 
 時代の波にはかなわないと思っていたけど

 立て! 誇りをもって 
 いざ! ぼくの出番が来た
 するりとカバンにもぐりこみ  
 いつでもどこでもソク参上!

 ぼくはふろしき  なんのこれしき 
 ちっちゃくたって やることデカイ
 お祝いごとも おでかけも 
 脱いだズボンも 大事な本も

 ぜんぶまとめて包んでやるぜ ふろしきマン ふろしきマン! ふろしきマン!




 う~ん、ベタな曲調が濃いキャラクターと相まっていい感じ、この歌に乗って広まれ風呂敷~!


 今、エコブームで風呂敷が見直されつつありますが、呉服業界では品物の運搬に欠かせない現役の道具です。問屋のお兄さんがさっと手馴れた手つきで風呂敷を出して商品を包んでいく様子は、なかなかカッコイイものです。
 もちろんうちの店でも、一日1回は必ず出番があるのではないでしょうか。紙袋だと意外と融通が利かないものですが、風呂敷は大きなものも包めるし、商品を傷つけないし、便利なものです

 ちなみに呉服業界で今も現役なのは、『大きなそろばん』ですね(最近は、かなり計算機が多くなったけど)。主に商談で使用しますが、あれを出されると、そろばんが苦手だった私はちょっとどきどきします

 こたつの布団に上がってくつろぐぺこ。視線がアンニュイです。 

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劇的な体調の変化

2008年01月28日 | 日々つれづれ
 今年の雪は、朝うっすら積もり、すぐ溶けてまた少し降ってうっすら積もりの繰り返し。適度に情緒も感じられ、うれしい降り方です。午後、雪がちらちら舞っている様子は歌舞伎の一場面みたいでした


 私が小さい頃は、必ず冬になると、雪が降る前に窓や戸に雪囲いをするのが慣習でした。屋根雪などを下ろすと、雪が窓や戸にもたれかかって、割れるおそれがあるのでそれを防ぐためです。今は屋根雪を下ろさなければいけないほど降ることはなくなり、なんだかありがたいけど、温暖化ってこういうことなのかなあと不安な気もします



 さて、こちらは新しく入ってきたてぬぐいタオルです。左より、野菜・花立涌・段桜ピンク・段桜ブルー・赤に小桜・白に小桜です。まだ外は冬ですが、一足先に春のラインナップ。
 このタオル、私も何本か使ってますが、柄が可愛いことはもちろん、表面がガーゼになっているので吸収性がいいことと、かさばらないので使い勝手がよく、愛用しています。柄も褪せにくいし、乾燥機にかけても縮まないところもいい。1本630円、おすすめです。



 ところで、以前体調を崩し9月に手術をしたのですが(詳しくは昨年9月あたりから10月再開頃ののブログに記述)、最近やっと体調を取り戻して気づいた劇的な変化がありました


 なんと、毎月必ず激しい痛みに見舞われていた時期が、ほぼ無痛になったのです!


 これは、長年痛い思いをしていた私にとっては凄いこと。以前の痛みのMAXを100とすれば、今は1くらい
 前は体調を崩すと1週間はほぼ寝たきりになり、なおかつきたない話で恐縮ですが、下腹部から来る痛みが胃まで上がって、必ず吐いてしまっていました。下腹部は刺されるような、胃は直接手でぞうきん絞りにされるような痛み・・・痛くて眠ることも出来ず、鎮痛剤も座薬も効かず、痛さのあまり失神するように眠る日々、やはりあれが、病気のサインだったのだと思います。


 しつこい病気のため、これで13年間で4回目の手術ですが、こんなに治ったのは手術プラス漢方薬も関係しているのかもしれません。手術してくれたH先生、漢方を処方してくれるK先生、どちらにも深く感謝です


 でも、毎月あの痛みに耐えていたことで、けっこうどんな痛みにも強い方だったのですが(脊髄に何回注射されても、痛いことは痛いけどへっちゃら)、これが続くとちょっとした痛みにも敏感になりそうです。まあ、そうなれれば幸せなことなのかもしれませんが


 そして、やたら寒くて毎日貼りまくっていたカイロも必要なくなったし、電気毛布も使わなくなりました。これは、漢方で体を温める処方をしてもらっているおかげなのかもしれません


 ですが、闘病生活を経て、改めて健康のありがたさを実感しました。
 この病気のせいで、いろいろ日常大変なことや、人生において我慢や忍耐を強いられることもありますが、とりあえず五感が感じられてまっすぐ歩けて人と話ができて美味しくものが食べられるというのは幸せなことです


 夜、友達からお誘いを受けて片山津のカフェ・アレコレでお茶してきました。今夜の晩御飯は鱈のかぶら蒸しや湯豆腐といったヘルシーメニューだったのに、アレコレでメニュー見て、やっちゃいました、ハニートースト

 美味し~かったし、もっと何でも食べられたけど、これ以上はやめときました。


 やっと機嫌も直り、飼い主に似て食いしん坊復活のぺこ。ごはんを待ってるせつないポーズです


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伝統芸能と父の笑顔

2008年01月26日 | 日々つれづれ
 今朝は着付けの生徒さんへのお着付けから始まりました
 こちらの方は女性カメラマンで、今日は加賀塾のお手伝いに行かれるそうです。加賀塾とは、今日・明日と大聖寺の蘇梁館で行われる加賀の魅力を再発見する講座のこと。ちょっと面白そう

 このカメラマンさんは、笑顔が可愛い、好奇心旺盛かつエネルギッシュな京女で、京都では報道写真でも鍛えた実力派。現在は女性らしいすごく素敵な作品を撮られています。カメラマンさんの後姿を撮るのは緊張するなあ。レフ板なくてすみません。

 冬らしいウールのお着物に、名古屋帯を角出しに結んで。帯締めはお太鼓の中でねじって、表と裏を左右交互に出してみました。



 お昼ごろ、店内から見た外の様子。雪は昨晩少し積もり、今日は少し降ったりやんだりです。ちなみにお向かいのお店は以前はファミリーマートでしたが、今週からヤマザキショップとして再オープンされました
 うちの自動ドアに摺り込んであるのは、家紋をアレンジした枝蔦です



 この雪の中、待ちに待った『ねずみの芸能』を観るため、申し訳ないのですが店を少し早仕舞いさせていただき、両親を乗せて石川県立音楽堂に向かって出発! 本当は母と着物で出かける予定でしたが、着替える時間がなくなり断念しました

 この干支の芸能シリーズは音楽堂の新年恒例行事になっているようです。これは客席から見た緞帳。客席では、長唄の著名なお師匠さんなど、地元芸能関係者をたくさんお見かけしました。
 今回の演目は、一.能楽『三番叟』(野村万作・萬斎出演)
         二.落語『ねずみ穴』(柳家さん喬)
         三.地唄舞『都ねずみ』(京都 宮川町芸妓連中 の三つです。

 ちなみにねずみの語源ですが、穴居のように暗い陰の場所を意味する『根』に棲むことからの云われだそうで、米蔵などにあるねずみの巣穴は黄泉の国や浄土への入り口と言い伝えられているそうです。有名な『おむすびころりん』のお話は、正直爺さんが地下のねずみの国に行って裕福になるお話ですが、このお話を別名『鼠浄土』『団子浄土』とも言うそうです。異界の住人が善人に福をもたらすという変わったストーリーだったのですね
  

 さて、写真でご紹介できないのが残念ですが、内容は素晴らしいものでした

 まず、能楽ですがこの『三番叟』は世阿弥の時代より、狂言役者が演じる決まりになっていたそうです。内容も、ちょっと難しかったけど新年の幕開けにふさわしい格式ある演目でした。何よりも人間国宝の野村万作氏の舞に圧倒されました。御年77歳だそうですが迫力さえ感じる力強い舞。途中で大黒天に扮した萬斎氏がねずみたちを連れて登場します。装束も向かい鶴にかくれ蓑とおめでたい柄で見た目にも楽しかったです

 そして落語は、『夢でよかった』というオチがつくねずみの穴に関する小噺。ただ、あまりに話がお上手なのと、暗い場面展開が続き、どんな終わりになるものやらとハラハラさせられましたが最後はハッピーエンド、よかったよかった
 
 最後の地唄舞は、全員お揃いの、米俵にねずみの柄の黒留袖でのきりりとした舞でした。お座敷舞ということで、お扇子をねずみのしっぽに見立てたり、ねずみの耳をひらひらさせるしぐさや猫いらずにびっくりするしぐさなど、可愛い手振りが飛び出し、観ていて楽しめる舞台でした。皆さん帯は後見結びにしてらっしゃいました。



 終了後、KKRホテル金沢の和食処『白梅亭』にて食事。ここはお座敷ですが椅子で食事ができるので、脚の悪い母のために選んでみました。こちらは前菜、雪だるまが可愛い。そして私の父、久しぶりの外食で嬉しそう。74歳になりますが、以前大病しているのでしぼんでしまっています。ブルーで目隠ししてみましたがなんか違和感(黒で目隠ししたら老けた寺尾聡みたいになってしまった)。
  
 今日、少し早仕舞いまでして父を連れてきたのは、大病したため抵抗力がなく、毎年冬に入院してしまうので元気なうちにいろいろな舞台を見せたかったからです。(おととしは生死の境をさまよい、皆とても心配した)本当は落語と小唄が好きなので、また機会をみて来ようね。 


 さて、ほっておかれることを予感したのか、今日のぺこは久しぶりに寂しい病でした。庭に出ても一緒に遊べとしつこいのでほっておいたら・・・

絶対目を合わせなくなり・・・

母が作る、大好きなスペシャルごはん(ささみのおかずと白飯を混ぜたもの)も、ぜええったい食べない!

かたくなな女、ぺこなのでした
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不完全燃焼をふっとばす美味しいお菓子

2008年01月26日 | グルメ
 今日はいよいよ試験日です。ここ数日の即席漬けの知識が試される日。お昼ごはんのパンを食べ食べ、金沢へ向かいます


 会場は金沢の中心地です。車を止め、会場に入ってびっくり
 私の勝手な想像で、10~20名ほどが受ける試験かと思っていたらば、広い会場に約200人。まさに『受験』って感じ! こんな緊張感は久しぶりかも


 ぐうたらな私、そんな大事な試験なのにペンケースも持たずにかばんに直接シャープペンやら消しゴムやらを入れてきたので、引っ掻き回しながら出す羽目に。かばんの底にはなぜか朝使ったシャワーキャップまで入ってました


 そして、試験開始、約60分の試験時間です。結果は、ひっかけ問題に見事引っかかってしまったのが判明。がーん、ちょっとブルーですが、たぶんなんとか大丈夫だと思うんだけど。というか思いたい、もう受けたくない・・・


 帰り道、四十万谷本舗でかぶらずしを購入しました。このかぶらずし、金沢の冬の名物でもあり、私の大好物でもあるのですが、なんせ、安いものではないのでなかなか食べられません。
 ただ、今日は試験も終わったし、久々に家族みんな揃ってるし、この冬初めての鱈の白子のお味噌汁も作る予定だしといろいろ理由をつけて買ってきました。かぶらずし、おふたつで1,470円也。



 帰り道の加賀産業道路。今回の雪は金沢より加賀の方が多いね。吹雪いてました



 そして今日は姉から美味しいお菓子のお届けものが届きました。鹿児島のフェスティバロの唐芋レアケーキです。それも、これは各種限定商品も入った詰め合わせだ。お姉ちゃん、いつもありがとう~、嬉しいよう


 このお菓子、以前も一度食べたことがあるのですが、スチュワーデスさんのクチコミにより火がついたケーキです。ちなみにこのへんのお菓子で同じくスッチーに人気なのは小松の松葉屋の月よみ山路ですね。あれもお値段が手頃な上に、あっさりしてて美味しいですよね


 左より、紅はやとを使用した関西限定販売の『カモテ』、基本の『ラブリー』、生クリームを使用した北海道限定販売の『ホワイトラブリー』、沖縄限定販売の『シュリ』、大丸デパート限定の『リンド』、生チョコを使用した福岡限定『カプレス』です。今日は『リンド』をいただきました。この紫芋タイプは初めて、半生レア状態なのでスプーンですくっていただきます。おっ、上品なスイートポテトみたいで美味しい! 

 うちの相方は、最初見て『アロマキャンドルか?』って言ってましたが、『これ、旨いな!』と皆に好評でした。

 一人、ケーキをもらえなかったぺこ。自分のごはん待ち中です

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和柄文化足袋、紳士向け入荷!

2008年01月25日 | 日々つれづれ
 今日は発注してあった問屋からたくさんの荷物が届き、午前中はその整理に費やされました


 ご好評の和柄の文化足袋(足袋くつした)の新柄も多数入荷! そして紳士向けも再登場です。以前試しに入荷したところ意外と人気が高く、すぐ完売した商品です


 いちばん左のみ普通の足袋くつした、あとの3つは五本指です。柄は左より、風神雷神、縦縞、さや形、とんぼ。時間がなかったため、開いてお見せできないのが残念・・・こちらは504円です。
 男性のふだんのくつろぎ履きとして、またスポーツをするときなど足を踏ん張りたいときに、そしてみず○しに悩む方にも良いと思われます



 午後はいつものお筝のお稽古と着付けのお稽古
 着付けは自装の後、ボディへの小紋の着せ付けを補正から行いました。私は綿花とタオル、ガーゼを使用しての補正をお教えしているのですが、実際の着付けのときは前もって準備しているとき以外はありあわせのものですることになるパターンも多く、応用がきくようにタオルのみにでするとか、いろいろ試しておくことも大切だと思います


 夜は、先日の商店街のイベントの打ち上げで商店街の奥様たちで近くのかんぽの宿へ。横に座った奥様と猫の話で盛り上がりました。
 皆、子供が大きくなって手がかからなくなると、ペットの世話が生きがいみたいになっています。そのおうちのにゃんこは、今、膀胱炎になってしまい、抗生物質を飲ませたり忙しいらしい
 うちのぺこは、見た目弱弱しい割にあまり病気はしません。たまにかかるのはこころの病気(単に寂しい病でご飯食べなくなる程度)。


 今日は冬の嵐で寒くなったので、庭から帰ってすぐこたつにもぐりこんでおりました。



 さて、投稿が遅くなりましたのは、かんぽの宿から帰って仮眠し、その後勉強していたためです。やっとどうにか今、問題集が普通に解けるようになりました。明日、金沢での試験です。気が重いけど、頑張ってきます
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19年ぶり、犀星つながり

2008年01月23日 | グルメ
 今日は、午後、金沢へ向けて出発。学生服関係の問屋さんを回ります。移動時間を利用して、DVDをつけながらお勉強。画面は運転していて見られないので、音声を大音量にして聴きながら行きました。


 問屋めぐりを済ませ、片町へ。ライトアップが綺麗です。以前の勤務先は香林坊だったので、ちょっとこの道懐かしい


 今日は、相方のセミナーのお疲れさん会ということで、美味しい焼肉が食べたいということになり、片町の焼肉『崔清』へやってきました。
 ここ、実は金沢での学生時代、友人Yちゃんと初めて『焼肉』というものを食べた、私にとって焼肉初体験のお店なのです。今から約19年前、当時はバブルがはじける少し前で、片町はすごい人で賑わっていたのを思い出します。そのとき食べたのは、たしか3千円くらいのレディースコースでした。


 いつもは焼肉屋さんでは単品で頼むのですが、ここはお水のお姉さんたちが同伴出勤で来る高級焼肉店のため、思わぬ金額になっても怖いので一人4500円のおまかせコースにしてみました(ちなみにコースは3500円から)。コース内容は最初にキムチ、そして牛タンは、葱をくるんで焼くものと、普通の塩胡椒のと。そして、牛サシ(たれと山葵で)。どれも美味しい!
  

 カルビとサラダ。カルビ、軽く3人前はあるよ~。お肉、どれもいいもの使ってます。サラダもナムルも一人づつ個別に来ますし、野菜が美味しい。あえていつもは頼まないナムルだけど、コースに入っているのが嬉しいです
  
 ハラミ。ロースは撮り忘れたけど、どちらも絶品でした。最後はバニラアイスクリームで。
  

 19年ぶりでしたが、本当に美味しいお肉とボリュームのある内容で満足しました。近くに100円パーキングもあるので、あまり歩かなくても大丈夫。


 このお店、以前もそうだったと記憶していますが、テーブルの敷き紙に室生犀星の詩が印刷されています(崔清だからかしら)。
 これは有名な小景異情の一節。『あんずよ花着け 地ぞ早に輝け あんずよ花着け あんずよ燃えよ ああ あんずよ花着け』この詩、好きです。室生犀星は溺愛していた娘のことをあんずに例えていたそうです。


 室生犀星・泉鏡花・徳田秋声は言わずと知れた金沢の三文豪ですが、犀星は不幸な生い立ちにより(私生児として生まれ、貰われた先でも養母の虐待を受けた)金沢にいた時期は僅かで、東京の自室に犀川の写真を貼っていたそうです。そして詠んだのが小景異情の有名な次の一節。


  ふるさとは遠きにありておもふもの 
  そして悲しくうたふもの
  よしや 
  うらぶれて 異土の乞食となるとても
  帰るところにあるまじや
  ひとり都のゆふぐれに 
  ふるさと思ひ涙ぐむ
  そのこころもて 
  遠きみやこにかへらばや
  遠きみやこにかへらばや


 切ないですね
 ストーブの前に設置されたぺこの席。焦げるよ!
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犬の好きな言葉と嫌いな言葉

2008年01月22日 | 愛犬
 今日は定休日。お天気が良くて嬉しいです。ですが朝からベッドの中で勉強、そしてまた寝て、起きてまた勉強の繰り返し。試験までの時間が迫ってきまして、ちょっと焦っています。いや、かなり、焦っています


 このブログを書くようになってからというもの、寝る前の1~2時間はパソコンの前に張り付き状態となり、けっこう大変なことになっています。時間があっという間に過ぎてゆく・・・(実は全部書いたのになぜか消えたということも多々あり、人より時間がかかっていると思われます)


 しかし、勉強は若いころはいつもオールナイトニッポンを2部まで聞きながらしていたように、夜にならないとやる気にならないので、自宅でやるしかありません。店では接客や電話などで頭に入らないし、努力している姿を人に見られるのが嫌いなタイプなのです。
 しかも、こんな追い詰められるとは思ってもみずに、明日・あさってとも夜に予定が入っています。大丈夫なのか、アタシ・・・

 勉強の合間に、犬の散歩に行き、お風呂場でシャンプー。ちなみに、『お散歩』という単語が一番好きなので、声をかけられたらこの喜びよう。しっぽがぶれるほど振ってます。
     

 そして、これはお風呂上りのぺこ。ぺこがこの世で一番嫌いな言葉が『お風呂』のようです。お風呂?と聞くと、どんなにはしゃいでいても、我に返って私と目をそらし、部屋の片隅に消えてしまいます。シャンプーされている間は大人しいのですが、実は心の中ではかなり嫌らしい。いつもポーカーフェイスなのでわかりませんが。


 ドレッサーの上でドライヤーをかけられています。騙されたと言わんばかりに目をそらしてプンプカプンになっています

 さて、今日もこれから眠たくなるまで勉強だ、頑張るぞ~
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