加賀女あっちゃんの晴れときどき着物

石川県加賀市で呉服店を営むあっちゃんのブログ。
きもの、お茶、お筝、そして犬も登場。

静かな初売り

2008年01月04日 | 日々つれづれ
 金沢では、初売りとほぼ同時にバーゲンが始まり、すごい活気のようですが、ここ山代はまだお正月モードでのんびりしています。(あ、うちだけかも


 今日は観光客が多い一日で、お雛様がすでにいくつか売り切れになってしまいました。お正月の3日までは旅館の料金が高いらしく、今日からなら安いから来たの~という方々が数名おられました。なるほど~


 ここ、山代温泉は、片山津温泉・山中温泉といった加賀温泉郷のひとつに数えられています。手前味噌ですが、旅館の数やバラエティさにおいては、加賀では一番なのでは・・・
 1泊2食つきで6800円という格安のお宿から、芸能人もお忍びで訪れる超高級旅館まで様々です。


 今の時期のお客様は、カニ目当ての方が多いみたい。ぜひ、北陸に来たらば、香箱蟹を召し上がってね。ミソが美味しいですよ



こちらは、春を感じさせるタペストリー。麻素材に、摺りでうさぎと梅が描かれています。

お雛様のタペストリー。蜜柑色のぼかしに、蛤が描かれ、愛らしい蛤雛がお座りしています。

 蛤は、決して片割れの殻以外とは合わないことから、夫婦を表すものとしてお雛様によく使われています
 また、蛤は汚れた水を嫌うことからも、純潔の象徴ともいわれ、また古名で『うむぎ(海蛤)』といい、これが『生喜』に通じることから幸せな結婚と出産を願う象徴であるともいわれています。お雛様の日に蛤の潮汁をいただくのはこういう数々のいわれがあるからなんですね


 今日の夕ごはんは、数の子などお節の残りに、肉じゃがと、伊勢うどんをいただきました。伊勢うどんは、太くてもっちりした麺に、たまり醤油ベースのつゆを直接かけていただくもの。ためしに買ってみたのですが、麺のもちもち具合がなかなかグッドでした


 伊勢の追記となりますが、伊勢神宮にいた鶏は、天照大神が太陽を象徴する神であることから、朝を知らせる神様の使いとして大事に飼われているそうです。すみません、そんな大切な神獣を、ブロイラーと比べてしまって・・・罰が当りそうです

 ベッドから首を出してこちらをうかがうぺこ。私の身支度が整わないと、暖かいベッドからは出ようとしません・・・
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