虹

木漏れ日の中でドキドキした。

でも次の瞬間、風にさらわれ、はぐらかされた。
耳元で聞こえたあの呪文は何だった？



　　　　　


帰り道に大きな虹を発見。
あのドキドキを思い出した。
虹を見上げている何人もの人がいた。

ベビーカーに赤ちゃんをのせたママだったり、小さな女の子だったり。
作業服のおじさんも、コンビニの駐車場の若い女の人も。
道ばたに車を停めた若いカップルに年配のご夫婦も。

虹を見たことより、空を見上げているたくさんの人たちを見て涙が込み上げてきた。

雨あがり、ひかる空。

富士川にかかる橋を渡る時、LOVE＆PEACE号は、スソまで見える虹のアーチのちょうど真ん中を虹にむかって走った。
サラも気持ちよさそうに風と虹を感じていたよ。