少林寺流空手道拳昇会

道場案内・活動記録・会員間出来事など

美しい秋に思う

2014-09-21 15:23:01 | 日記

~徒然に~

9月20日 土曜日 いつものように山口道場に向かう。

西へ西へ。

いつの間にか、空が遠くなってきた。

山々も遠くなってきた。

夕焼けがやさしくなってきた。

途中、蓬莱峡という峠を越える。 小一時間のちょっと贅沢なドライブ。

フロントガラスいっぱいに拡がるいわし雲の空。

黄金色に輝く稲穂。 

秋風にさざめくコスモスやススキ。

有馬川べりの彼岸花。

神様が与えてくれた大自然の調和。 美しい季節。

くしくもこの日は広島土砂災害から一ヶ月。

神様は慈悲深いのか、無慈悲なのか、自然の尊さと厳しさを容赦なく示される。

前途に夢あふれる若者や夫婦、世の中に貢献し真面目にコツコツ働いてきた人々、

一線を退き、新たな一歩を悠々自適に歩んでいる善良な人々を一瞬のうちに呑み込んだ。

運、不運というにはあまりにも割り切れない。

日々、繰り返される事件や事故、そして自然災害。

自分が無事生きていることさえ不思議な気がする。

だから、

たった今目にする美しい秋を、その刹那を心豊かに生きねば申し訳ない。

それ以上でもそれ以下でもない、あるがままの今を受け入れて、

「文句を言わず、進まんかい」

亡くなった尊い魂が、空からそんなメッセージを送ってくれているような気がする。

ありがとう。  生かされていることにありがとう。

美しい秋に息を呑みながら、そんな思いを胸に、 

今日も道場に向かう。

 

 ブレブレですが、先日の中秋の名月です。

 

                             

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿