乱鳥の書きなぐり

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128:『近世祭礼・月次風俗絵巻』「十二ヶ月風俗図巻」東方出版 2005年 狩野博幸 山路興造 藤井健三

2012年08月18日 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸



  128:『近世祭礼・月次風俗絵巻』「十二ヶ月風俗図巻」東方出版 2005年 狩野博幸 山路興造 藤井健三


近世祭礼・月次風俗絵巻

「十二ヶ月風俗図巻」

狩野博幸 執筆 
山路興造 執筆 
藤井健三 執筆

東方出版データーベース ▼
本書は江戸時代前期に制作された祭礼・風俗絵巻六巻を収録、各作品全巻を掲載するものである。

東方出版

2005-1

273 ページ 定価税31,500円





『近世祭礼・月次風俗絵巻』「十二ヶ月風俗図巻」を楽しむ。

 一年を通しての京のようすがよくわかりなつかしい行事も含まれ、充実した時間を過ごすことができたと喜んでいる。



 
 お正月
 男の子たちは毬杖ぎっちょう、女の子たちは羽根つきで遊ぶ姿が描かれている。

 毬杖とは ウィキより ▼
 木製の槌(つち)をつけた木製の杖を振るい、木製の毬を相手陣に打ち込む遊び、またはその杖。
 振々毬杖(ぶりぶりぎっちょう)、玉ぶりぶりとも。
 杖には色糸をまとう。
 平安時代に童子の遊びとして始まり、後に庶民の間に広まった。
 その後は形骸化し、江戸時代頃まで正月儀式として残った。
 現在では、地域における文化体験の一環として時たま楽しまれる。

 左利きの人が毬杖を左手に持ったことから、ひだりぎっちょうの語源とする説もある。
『本朝俚諺』には、「俗間に、左の手の利きたる人をぎっちょといへるは、左義長といふ意、左専(もっぱ)らききたるに準(なら)ふ」とある。

 絵の中央上に万歳が描かれる。
   秋篠音楽堂 「大和萬歳と伊勢萬歳」 村田社中 『神力』『柱建』/づくし、ききちがえ 他
   第61回特別展図録 まことに めでとう そうらいける『万歳』  (8枚)

 しかし京都を描く場合、万歳よりも「恵比寿回し」や「大黒舞」を描くことが多いと言う。
   『新日本古典文学大系 室町物語集 下 55』から 「大黒舞」  岩波書店
   『近世祭礼・月次風俗絵巻』「恵比寿物語」東方出版 2005年 狩野博幸 山路興造 藤井健三 (3枚)

 
 こちらは祇園祭を楽しむようす



 

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