乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『絵入 好色一代男』 21  巻四 世之介  三十歳 世之介  四 人の女に書かせたる起請、さんざんに切りやぶりて有ける。仮にも書かすまい物ハ、これぞかし

2024-09-05 | 井原西鶴

『絵入 好色一代男』 21   巻四 世之介  三十歳 夢の太刀風 女の起請化け出る事  世之介四  人の女に書かせたる起請、さんざんに切りやぶりて有ける。




『絵入 好色一代男』 四巻




巻四 世之介  三十歳 

     夢の太刀風 

     女の起請化け出る事

 





巻四 世之介  三十歳 

     夢の太刀風 

     女の起請化け出る事

 

右  P.8~11(ピンク色、ラインマーカー部分】

、、、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、不思議と二階に上がれバ、世之介四

人の女に書かせたる起請、さんざんに切りやぶりて有

ける。されども神おろしのところどころハ、残り侍る。これ

思ふに、仮にも書かすまい物ハ、これぞかし

、、、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、

 

 

 

 

 

     

 

 


(世之介二十九歳)



 思案橋(大坂) : 荒砥屋孫兵衛可心, 天和2[1682]


 絵入  好色一代男  井原西鶴
 天和二壬戌年陽月中旬 
 大阪思案橋 孫兵衞可心板


 岩波日本古典文学大系





『絵入 好色一代男』 1   巻一 世之介 七歳   「けした所が恋はじめ」「こしもとに心あること」

『絵入 好色一代男』 2   巻一 世之介 八歳   「はづかしながら、文言葉」「おもひは山吹の事」

『絵入 好色一代男』 3   巻一 世之介 九歳   「人にハ見せぬところ」「ぎやうずいよりぬきみ事」    『五月四日』『起上り小法師』

『絵入 好色一代男』 4   巻一 世之介 十歳   「袖の時雨ハかくるが事」「はや念者ぐるひの事」

『絵入 好色一代男』 5   巻一 世之介 十一歳  「たづねてきくなどちぎり」「伏見しもくまちの事」

『絵入 好色一代男』 6   巻一 世之介 十二歳  「ぼんのうの垢かき」「兵庫風呂屋者の事」

『絵入 好色一代男』 7   巻一読了 世之介 十三歳  「わかきは当座はらひ」「八坂茶屋の事」



二巻

 

『絵入 好色一代男』 8   巻二目録 世之介 十四歳〜二十歳

『絵入 好色一代男』 9   巻二 世之介 十四歳  『はにふの寝道具』『仁王堂飛子宿の事』

『絵入 好色一代男』 10   巻二 世之介 十五歳   『髪きりても捨てられぬ世』『後家なびける事』 

『絵入 好色一代男』 11   巻二 世之介 十六歳   『女はおもハくの外』『京河原町の事』

『絵入 好色一代男』 12   巻二 世之介 十七歳   『誓紙のうるし判』『奈良木辻町の事』

『絵入 好色一代男』 13   巻二 世之介 十八歳   『旅のできこゝろ』『道中人とめの事』
『絵入 好色一代男』 14   巻二 世之介 十九歳 二十歳

三巻
『絵入 好色一代男』 15   巻三 世之介  二十一歳~二十三歳

『絵入 好色一代男』 16   巻三 世之介  二十四歳~二十五歳

『絵入 好色一代男』 17   巻三 世之介  二十六歳   木綿布子もかりの世 坂田の濱女惣嫁(そうか)の身ぶりの事

『絵入 好色一代男』 18   巻三読了 世之介  二十七歳   口舌の事 ふれ  縣御子 かまばらひの事


四巻
『絵入 好色一代男』 19   巻四 世之介  二十八歳   因果の関守 信州追分遊女の事

『絵入 好色一代男』 20   巻四 世之介  二十九歳 形見の水櫛 女郎に爪商の事 「上方の傾城町へ。毎年(まいねん)忍びて、売にまかる」と語りぬ、

『絵入 好色一代男』 21  巻四 世之介  三十歳世之介四 人の女に書かせたる起請、さんざんに切りやぶりて有ける。仮にも書かすまい物ハ、これぞかし

 

 

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『職人歌合図屏風』6曲1雙 江戸時代  奈良県立美術館所蔵 の写真をコピーさせて頂いた。

2024-09-05 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

『職人歌合図屏風』6曲1雙 江戸時代  奈良県立美術館所蔵 の写真をコピーさせて頂いた。

 

 先日まで行われていた奈良県立美術館の『江戸時代の着物』展では、先日も記録したように、『職人歌合図屏風』が展示されていた。

『職人図絵』は以前にも読んだことがあるが、奈良県立図書館所蔵の『職人歌合図屏風』は文字が手ごわそうなので、写真を撮らせていただいた。

 本日やっと、それをコピーすることができたと喜んでいる。

 ページ数にして25枚。

 文字が小さく、ガラスケースが光っていたり、ブレていたりと、じっくりよむのは難しいかもしれないが、楽しめるところから楽しみたいと考えている。

 

奈良県立美術館「江戸時代のきもの」 1 【特別陳列】日本の伝統文化を知る 2024

図書館に行く。

  

職人歌合図屏風 6曲1雙 江戸時代  奈良県立美術館

 職人歌合(しょくにんうたあわせ)とは(ウィキペディア)

 職人歌合(しょくにんうたあわせ)は、職人を題材とした日本中世の歌合。

 歌、判詞のみでなく職人の姿絵も描かれていることから職人歌合絵巻、職人尽絵(—づくしえ)、職人歌合絵草子(—えぞうし)とも呼ばれる。

 鎌倉時代、室町時代のもの各2種計5作品が知られている。  

 

 中世に流行した歌合の一種。

 詠者が左右に分かれてそれぞれが職人に仮託し、題材に沿って詠んだ和歌とその判詞が収められている。

 以下の4種5作品が知られており、それ以外に詠まれた痕跡は見られないとされる。

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『身毒丸 』 折口信夫  17  田楽法師は、高足や刀玉見事に出来さいすりや、仏さまへの御奉公は十分に出来てるんぢや、と師匠が言はしつたぞ。

2024-09-05 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

『身毒丸 』 折口信夫  17  田楽法師は、高足や刀玉見事に出来さいすりや、仏さまへの御奉公は十分に出来てるんぢや、と師匠が言はしつたぞ。

 

 





   「折口信夫全集 第十七巻」中央公論社
   1954(昭和29)年11月
   「折口信夫全集 27」中央公論社
   1997(平成9)年5月

 


 けれどなあ、かういふ風に、長道を来て、落ちついて、心がゆつたりすると一処に、何やらかうたまらんやうな、もつと幾日も/\ぢつとしてゐたいといふ気がする。

 

 熱し易い制多迦(せいたか)は、もう向つぱらを立てゝ、一撃を圧しつける息ごみでどなつた。

 

 

 何だ。利いた風はよせ。

 

 田楽法師は、高足や刀玉見事に出来さいすりや、仏さまへの御奉公は十分に出来てるんぢや、と師匠が言はしつたぞ。

 

 田楽が嫌ひになつて、主、猿楽の座方んでも逃げ込むつもりぢやろ。

 

 煮え立つやうな心は、鋭い語になつて、沸き上つた。

 

 身毒は、其勢にけおされて、おろ/\としてゐる。

 

 あひての当惑した表情は、愈疑惑の心を燃え立たせた。


 
『身毒丸 』 折口信夫  1  信吉法師が彼(身徳)の肩を持つて、揺ぶつてゐたのである。

『身毒丸 』 折口信夫  2  此頃になつて、それは、遠い昔の夢の断れ片(はし)の様にも思はれ出した。  / 父の背

『身毒丸 』 折口信夫  3  父及び身毒の身には、先祖から持ち伝へた病気がある。  身毒も法師になつて、浄い生活を送れ」

『身毒丸 』 折口信夫  4   身毒は、細面に、女のやうな柔らかな眉で、口は少し大きいが、赤い脣から漏れる歯は、貝殻のやうに美しかつた。

『身毒丸 』 折口信夫  5  あれはわしが剃つたのだ。たつた一人、若衆で交つてゐるのも、目障りだからなう。

『身毒丸 』 折口信夫  6  身毒は、うつけた目を睜(せい)つて、遥かな大空から落ちかゝつて来るかと思はれる、自分の声に ほれ/″\としてゐた。

『身毒丸 』 折口信夫  7  芸道のため、第一は御仏の為ぢや。心を断つ斧だと思へ。かういつて、龍女成仏品といふ一巻を手渡した。

『身毒丸 』 折口信夫  8  ちよつとでもそちの目に浮んだが最後、真倒様だ。否でも片羽にならねばならぬ。神宮寺の道心達の修業も、こちとらの修業も理は一つだ。

『身毒丸 』 折口信夫  9  放散してゐた意識が明らかに集中して来ると、師匠の心持ちが我心に流れ込む様に感ぜられて来る。あれだけの心労をさせるのも、自分の科だと考へられた。

『身毒丸 』 折口信夫  10  accident

『身毒丸 』 折口信夫  11  そのどろ/\と蕩けた毒血を吸ふ、自身の姿があさましく目にちらついた。

『身毒丸 』 折口信夫  12  住吉の神の御田に、五月処女の笠の動く、五月の青空の下を、二十人あまりの菅笠に黒い腰衣を着けた姿が、ゆら/\と陽炎うて、一行は旅に上つた

『身毒丸 』 折口信夫  13  其処は、非御家人の隠れ里といつた富裕な郷であつた。瓜生野の一座は、その郷士の家で手あついもてなしを受けた。

『身毒丸 』 折口信夫  14  accident

『身毒丸 』 折口信夫  15  氷上で育てた弟子のうちにも、さういふ風に、房主になりたい/\言ひづめで、とゞのつまりが、蓮池へはまつて死んだ男があつたといふぜ。

『身毒丸 』 折口信夫  16  おまへらは、なんともないのかい、住吉へ還らんでも、かうしてゐても、おんなじ旅だもの。

「身毒丸」 折口信夫 17  田楽法師は、高足や刀玉見事に出来さいすりや、仏さまへの御奉公は十分に出来てるんぢや、と師匠が言はしつたぞ。

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『身毒丸 』 折口信夫  16  おまへらは、なんともないのかい、住吉へ還らんでも、かうしてゐても、おんなじ旅だもの。

2024-09-05 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

『身毒丸 』 折口信夫  16  おまへらは、なんともないのかい、住吉へ還らんでも、かうしてゐても、おんなじ旅だもの。




   「折口信夫全集 第十七巻」中央公論社
   1954(昭和29)年11月
   「折口信夫全集 27」中央公論社
   1997(平成9)年5月




 又、一人の中年男が、つけ添へた。


 おまへらは、なんともないのかい、住吉へ還らんでも、かうしてゐても、おんなじ旅だもの。

 

 せめて、寺方に落ちつけば、しんみりした心持ちになれさうに思ふのぢやけれど。

 

 あほうなことを、ちんぴらが言ふよ。

 

 瓜生野が気に入らぬ。

 

 そんなこと、おまへが言ひ出したら、こちとらは、どうすればよい。

 

 よう、胸に手置いて考へて見い、師匠には、子のやうに可愛がられるし、第一ものごゝろもつかん時分から居馴れてるぢやないか。

 

 何を不足で、そんなことを言ひ出すのだ。

と分別くさい声が応じた。

 


 
『身毒丸 』 折口信夫  1  信吉法師が彼(身徳)の肩を持つて、揺ぶつてゐたのである。

『身毒丸 』 折口信夫  2  此頃になつて、それは、遠い昔の夢の断れ片(はし)の様にも思はれ出した。  / 父の背

『身毒丸 』 折口信夫  3  父及び身毒の身には、先祖から持ち伝へた病気がある。  身毒も法師になつて、浄い生活を送れ」

『身毒丸 』 折口信夫  4   身毒は、細面に、女のやうな柔らかな眉で、口は少し大きいが、赤い脣から漏れる歯は、貝殻のやうに美しかつた。

『身毒丸 』 折口信夫  5  あれはわしが剃つたのだ。たつた一人、若衆で交つてゐるのも、目障りだからなう。

『身毒丸 』 折口信夫  6  身毒は、うつけた目を睜(せい)つて、遥かな大空から落ちかゝつて来るかと思はれる、自分の声に ほれ/″\としてゐた。

『身毒丸 』 折口信夫  7  芸道のため、第一は御仏の為ぢや。心を断つ斧だと思へ。かういつて、龍女成仏品といふ一巻を手渡した。

『身毒丸 』 折口信夫  8  ちよつとでもそちの目に浮んだが最後、真倒様だ。否でも片羽にならねばならぬ。神宮寺の道心達の修業も、こちとらの修業も理は一つだ。

『身毒丸 』 折口信夫  9  放散してゐた意識が明らかに集中して来ると、師匠の心持ちが我心に流れ込む様に感ぜられて来る。あれだけの心労をさせるのも、自分の科だと考へられた。

『身毒丸 』 折口信夫  10  accident

『身毒丸 』 折口信夫  11  そのどろ/\と蕩けた毒血を吸ふ、自身の姿があさましく目にちらついた。

『身毒丸 』 折口信夫  12  住吉の神の御田に、五月処女の笠の動く、五月の青空の下を、二十人あまりの菅笠に黒い腰衣を着けた姿が、ゆら/\と陽炎うて、一行は旅に上つた

『身毒丸 』 折口信夫  13  其処は、非御家人の隠れ里といつた富裕な郷であつた。瓜生野の一座は、その郷士の家で手あついもてなしを受けた。

『身毒丸 』 折口信夫  14  accident

『身毒丸 』 折口信夫  15  氷上で育てた弟子のうちにも、さういふ風に、房主になりたい/\言ひづめで、とゞのつまりが、蓮池へはまつて死んだ男があつたといふぜ。

『身毒丸 』 折口信夫  16  おまへらは、なんともないのかい、住吉へ還らんでも、かうしてゐても、おんなじ旅だもの。

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お土産  二週間ぶりに家族と会った わんこのモモは、もう!ベッタベタの しっぽ ぷりんぷりん

2024-09-05 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

  お土産  二週間ぶりに家族と会った わんこのモモは、もう!ベッタベタの しっぽ ぷりんぷりん

 

 

 家族が出張から帰ってきた。

 二週間ぶりに家族と会った わんこのモモは、もう!ベッタベタの しっぽ ぷりんぷりん

 わんこのモモは 彼にすり寄り、嬉しさをこらえきれない。

 家族は

「ほんと、モモはかわいいな。。かわいいなと、目を丸めてなでつけ抱え込み、すり寄って挨拶をしていた。

 モモにとっては、家族の帰宅が何よりのお土産なのであろうと思う。

 有名なチョコ工場に行ったという。

 

 ♪チョコ溶けちゃった

 ♪チョコ溶けちゃった

 ♪チョコ溶けちゃったわ、どうしましょ

 ♪チョコ溶けちゃった

 ♪チョコ溶けちゃった

 ♪チョコ溶けちゃっの、どうしましょ

 (『猫ふんじゃった』の、メロディーで)

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