『職人歌合図屏風』奈良県立美術館所蔵 1 『医師(くすし)と陰陽師(おんやうじ)』
【奈良県立美術館所蔵『職人歌合図屏風』6曲1雙 江戸時代】 と【『新日本文学大系』「七十一番職人歌合 云々」より、「七十一番職人歌合」】を読み始める。
『職人歌合図屏風』6曲1雙 江戸時代 奈良県立美術館所蔵
『職人歌合図屏風』6曲1雙 江戸時代 奈良県立美術館所蔵
最初に読むのは、『職人歌合図屏風』の右上部分の『医師(くすし)と陰陽師(おんやうじ)』
写真の絵では、左が陰陽師(おんやうじ)
右が医師(くすし)
【『新日本文学大系』「七十一番職人歌合 云々」より、「七十一番職人歌合」】となれば。次のようになる
医師(くすし)
殿下(てんが)より続命湯(ぞくみょうとう)、
独活散(どくわつさん)を
召され候間、
ただ今あはせ候。
陰陽師
われらも
今日は、
晦日御祓(みそかおはらひ)
持参候べきにて候
江戸時代は医者のことを医師(くすし)
藪医者のことを藪医師(やぶくすし)といい、
陰陽師の事をおんみょうじとは言わず、陰陽師(おんやうじ)といったのは他の文献や古典でも出てくる。
そういえば昔、藪医師(やぶくすし)の『竹斎』(江戸時代)って読んだけど、おもしろかったなぁ^^
参考
奈良県立美術館所蔵『職人歌合図屏風』6曲1雙 江戸時代】
『新日本文学大系』「七十一番職人歌合 云々」より、「七十一番職人歌合」】