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『年中行事絵巻』57 【巻八 騎射】 4 中央公論社 小松茂実  日本絵巻大成  巻八 終わり

2023-02-16 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

『年中行事絵巻』57 【巻八 騎射】 4 中央公論社 小松茂実  日本絵巻大成  巻八 終わり

 

 

『年中行事絵巻』【巻八 騎射】

 上の写真にはありませんが、

 二十五紙〜二十七紙

 穏座の饗

 

穏座は (本書  小松茂実  日本絵巻大成)

 くつろぎ、落ち着くこと。またその場所という意味

 = 簡単な酒宴

穏座とは (デジタル大辞泉)

 1 大饗などのとき、正式の宴のあとで、管弦舞楽を催し歓談を行う、くつろいだ席。おんのざ。→宴の座

 2 野菜・果物などの、盛りが過ぎたあとにできたもの。

穏座とは 〘名〙(精選版 日本国語大辞典)

 ① (━する) くつろぎ、落ち着くこと。また、その場所。安心できる場所。 ※土井本周易抄(1477)五「初六は穏座せぬなりぞ」 〔蘇軾‐遷居臨皐亭詩〕

 ② 朝廷の節宴、臣下の大饗(たいきょう)などの時、正式の勧杯(けんぱい)のあとで席を改め、酒宴、奏楽、演舞などの興を催す所。また、そのこと。おんのざ。⇔宴座(えんのざ)。

  ※延喜式(927)一一「三献訖参議已上出着二東廊一。頃之入レ自二北戸一。更着二穏座一」

 ③ 食事の最後に出る食べ物(日葡辞書(1603‐04))。

  ④ ③から転じて、物の盛りの過ぎたもの。特に、果物、野菜などの盛りの時期を過ぎたもの。また、その時期。→おんざ(穏座)の初物。〔日葡辞書(1603‐04)〕

「埒」は、「かこい」や「しきり」、または「範囲」という意味です。

「けじめ」という意味合いもある。

埒とは

 馬場の周りの囲い。

 物事の区切りやけじめ

 

 騎射が終わると、大殿屋において、響が始まる。

 林歌の響

 

林歌の響とは(本書  小松茂実  日本絵巻大成)

 穏座の饗の別名

 

 

 

『年中行事絵巻』【巻八 騎射】

 上の写真にはありませんが、

 二十七紙〜三十紙

 

 庭には府生たちの東遊び(神遊び)が終わり、幄舎(あくしゃ)の中を退下するところ。

 

幄舎(あくしゃ)とは

 四隅に柱を立て、棟・檐(のき)を渡して布帛(ふはく)で覆った仮小屋。

 祭儀などのときに、臨時に庭に設けるもの。

 幄。幄の屋(や)。あげばり。

幄(あく)とは

〘名〙 四方に柱をたて、棟(むね)、檐(のき)を渡して作った屋形にかぶせ、四方を囲う幕。

 また、その小屋。神事、または、朝廷の儀式などのおりに、参列の人を入れるため、臨時に庭に設ける仮屋。

 あげばり。幄の屋。幄舎。幄屋。

 

府生の楽人

 笏拍子

 笛

 篳篥(ひちりき)

唐櫃の中から、緑の巻絹がそれぞれの舞人に渡される。

 

 

『年中行事絵巻』【巻八 騎射】

 上の写真にはありませんが、

 二十七紙〜三十紙

 

衛府の官人 二人

 冠、袍(ほう)、弓

後ろに、松明二本

   → 夕暮れ

烏帽子、狩衣の男

 老木の祠に向かって、柏手を打つ

 中に祠でも祀られているのであろう、、、(小松茂実)

 

袍とは

 綿入れの着物

 

 

 

 

 

巻八 終わり

 

 

 『年中行事絵巻』六巻 部分  中央公論社 日本絵巻大成8

 

 『年中行事絵巻』八巻 部分  中央公論社 日本絵巻大成8

 

 

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