乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『曽我綉侠御所染~御所五郎蔵』梅玉 松緑 高麗蔵 廣太郎 米吉 廣松 芝雀 幸四郎

2014年10月03日 | TVで 歌舞伎・能楽
  (テヘランの美術学校の廊下)




   『曽我綉侠御所染~御所五郎蔵』





 本芝居に出てくる二人は(ってぼかして書いとこう)、二枚目の方がこの芝居が生きるんじゃないかと毎回思うお人はいらっしゃいません…か?

 五郎蔵は品よく二枚目を演じられ、はまり役であったことを付け加えておきます。


 そんな二人のけんかの仲裁二入るのが幸四郎丈の甲屋与五郎

 これまた男前。そして昔を思うだす口調。こういった芝居を見てたんだなと、ほくそ笑む。

 とにかく仕草が丁寧で、最後まで形を入れ込まれる。芝居四倍。良い意味での自分を持ったくささをだす役者さんのひとりだと感じる。

 加えて 芝雀さん

 毎回書いているような気がするが、この方の台詞の言い回しなら小一時間どころか数時間は聴きながらのんびりと過ごしたい。





 衛生劇場
本編尺:105分
製作年:2012年
出演:中村梅玉 尾上松緑 市川高麗蔵 大谷廣太郎 中村米吉 中村廣松 中村芝雀 松本幸四郎

侠客の御所五郎蔵はもとは武士。星影土右衛門に腰元皐月との不義を密告されて、主家を追われた身の上だ。その土右衛門と五郎蔵が廓で鉢合わせして一触即発となるが、これを甲屋与五郎が仲裁。廓勤めの身となった皐月は、旧主のため金策に奔走する五郎蔵のために金を用意しようを思い、金持ちの土右衛門の意に従って、わざと五郎蔵に愛想づかしをする。真意を知らない五郎蔵は逆上し…。
江戸の廓を舞台に男の意気地と女の情がすれ違う愛欲の闇をあざやかに描きます。今回は五郎蔵の腹切の場面までを上演。

(平成24年10月・新橋演舞場)


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『楼門五三桐』平成11年1月・歌舞伎座  市川左團次 中村梅玉   / 南禅寺

2014年10月03日 | TVで 歌舞伎・能楽

   (写真は南禅寺  
     げに美しきながめじゃのう~~  秋雨の南禅寺山門   (12景)



    『楼門五三桐』




『楼門五三桐』を見た。

「絶景かな 絶景かな、であった。」



 衛生劇場
本編尺:22分
製作年:1999年
出演:市川左團次 中村梅玉

「絶景かな、絶景かな」色彩美と様式美溢れる歌舞伎ならではの豪華な舞台。
満開の桜のなか都を一望できる南禅寺山門を舞台に、石川五右衛門と真柴久吉(史実の羽柴秀吉)が対面する。短い一幕ながら、舞台装置や音楽、そして堂々たる石川五右衛門の立ち居振舞いなどに歌舞伎の醍醐味が凝縮されています。

石川五右衛門に左團次、真柴久吉に梅玉という配役で。

(1999年/平成11年1月・歌舞伎座)
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