せっかく購入していた松竹座の「GOEMON」
たまたま13日夜の部で大型台風19号大阪接近と終演時間が重なる。
おまけに13日は前日から関西圏のJR全面普通を公表されていたので、身の安全確保と帰路の心配の考え、惜しくも観劇自粛する。
松竹株式会社に問い合わせると、案の定はじめの記載通り【いかなる場合があっても云々】というように振替が無いことを確認の上で、私たちはあきらめた。
今回の台風は関西全域に広がる暴風雨警報が発令される。
かなり大きいとの前宣伝が効いたせいか、大阪のほとんどのパートでは午後三時には早めの閉店。
劇団四季京都劇場や宝塚歌劇場では振替などの手続きをとって下さるという観劇客に対しての肝要且つ大きな配慮がなされた。
松竹株式会社「GOEMON」のまだ半券の切られていないチケットを見て、舞台好きにわたくしは恨めしく思うことしきりない。
それにしても、今回のGOEMONの座長は、台風真っただ中の足を運べなかった客に対してのねぎらいが無い。14日の表現の仕方でむしろ失望した。名は伏せておくが、今現在タレントが盛んな(わたくしは見てないが)ドラマでの有名人とだけ、付け加えておきたい。
片岡秀太郎さんくらいの歌舞伎役者としての自覚を持った大物になると、【こられなかったお客様はお気の毒で 云々】(台風18号)と記載されている。
また、19号でも片岡考太郎さんや市川海老蔵さんは13日の段階で観客に対してのお優しい配慮のある言葉を記述されている。お人柄とお躾。加えて、付き人或はデレクターも有能なのであろう。
いつまでも後ろ向きに考えていても仕方が無いので、10月14日はか宝塚劇場へ、10月15日は東大寺顕彰能へと二日連続で舞台を楽しませて頂く。
これが二日共に面白く、内容が充実している。
わたくしの心は秋晴れだ。
こんなに楽しいのなら、これからは能楽堂や宝塚や劇団四季やバレエなどのお舞台に、趣味の大半を移行しようかと考えた。
衛生劇場を見ていても、なんだかしっくりしない。
今年の南座は仁左衛門丈と藤十郎丈と幸四郎丈が出演なさるので、昼夜を予定していたが、昼の部のみにし、宝塚やクリスマスコンサートに切り替えようかと思い始めた。
度々見ている劇団四季やタカラヅカを見に行くと、身なりの良いお子たちがお手洗いの鏡に向かって、或はロビーでバレエを躍られていることがある。
劇団四季やタカラヅカはお子たちにとってあこがれであり、目標なのかもしれない。
二十代三十代の方も多く、中には七十八十代のご年配の方もいらっしゃる。
わたくしたち夫婦は消して若い方とはいえない観客の年齢構成に驚く。
本当の意味での老若男女が望むところの新しい舞台が展開されているとほくそ笑む。
まぁ、一般庶民のほんの些細な戯言
…を人伝えに聞きました…か?(笑)
みたいな、そんな話。 おわりん