記録だけ
2009年度 53冊目
『旅芸人のいた風景』
遍歴・流浪・渡世
沖浦和光 著
文藝春秋
文藝文庫 587
2007年8月20日第1版
242ページ 750円+税
四月十日
沖浦和光著の、『旅芸人のいた風景』遍歴・流浪・渡世 を楽しむ。
前回読んだ先生の『竹の民俗誌』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/50368721d3272d684105ec8ba8ef65ccは私にとっては知りたいことが満載で、気になる一冊。
今回読んだこの本も面白かった。
芝居好きの私にとって、興味深い部分が多い。
今まで読んでいたことを掘り下げた感じ。
また、風習としても、歴史としても面白い。
単に文献を漁ってパッチワークされたものではなく、体験がプラスされていて説得力がある。
『竹の民俗誌』の読後も感激したが、、『旅芸人のいた風景』遍歴・流浪・渡世も素晴らしかった。
今回東大文学部で現在桃山学院大学名誉教授と知る。
そんな方が、恥じらい無く ○衆演劇を年に数度楽しんでいることを書く潔さには、いささか感心した。
やはり力のある大物は違うと痛感した一冊であった。
沖浦和光先生は他にも気になる本が何冊かある。
引き続き注目に値する研究者の一人だと感じた。
今回も記録のみにて、失礼申し上げます。