桜祭能 いかるがホール
2009年 4月 5日(日)
能 藤戸
植田恭三
江崎金治郎
狂言 昆布売
丸石やすし
茂山七五三
仕舞 加茂
豊嶋晃嗣
仕舞 網之段
豊嶋幸洋
家族と桜祭能に行き、狂言『昆布売』を楽しむ。
『昆布売』は何度か見たことがあるが、今回は、「平家節」と「おどり節」の二つ。
私にとって『昆布売』は、狂言の中ではかなり好きな演目。
ところで、今回 『昆布売』で大きな発見をしたかもと、密かに喜ぶ。
しかし、正確か否か、確証がつかめない。
ネットや書物を探してみたが、私が感じたことは全く載ってない。
私は能楽や狂言のことを全く知らないので、次に書くことは全く見当違いなのかも知れない事を付け加えておきたい。
もし、ご存じの方がいらっしゃいましたら、訂正や助言をいただければ、幸いです。
まず、狂言『昆布売』の大名の衣装が気に掛かる。
烏帽子、長い袴、黒字に鶴柄の華やかな着物、着物の襟元は重ね着・・・。
この衣装は私の好きな三番叟に類似。
大名は昆布を持ち、「おどり節」を謡い踊る。
その昆布は、私には 鈴に重複して見える。
三番叟はいろいろなタイプがあり、いろいろと見たが、鈴を持つことも多い。
♪この しゃっきや
しゃっきや しゃっきしゃっき
しゃっきいや ♪
といったアクセントのあるリズムは、三番叟の足を高らかに上げて踊る
♪ちゃんちゃんちゃん ちゃんちゃんちゃん
ちゃんちゃんちゃんちゃん ちゃんちゃちゃちゃん
ちゃんちゃんちゃんちゃん ちゃんちゃちゃちゃん ♪
のリズムの変形のようにも感じる。
そして 狂言『昆布売』は
♪よろこぶ よろこぶ よろこぶとも 申すまいぞ
と、祝い 兼 昆布の掛詞で終わる。
全体を通して、三番叟の意味合いから考えても、狂言『昆布売』は三番叟を意識して作られたのでは無いかと感じる。
先ほども申しましたように、何の根拠もございませんので、御一笑していただけましたらありがたいです。
また、ご存じの方がおられますれば、お教えいただきたく 宜しくお願い申し上げます。
これに関しましては、今後わかりしだい、付け加えたいと思います。
今後の課題として、『昆布売』と『三番叟』の関連性があるか否かは、気をつけておきたいと思います。
最後になりましたが、楽しい時間を過ごさせていただきました関係者の皆様、ありがとうございました。
またこの馬鹿げた記録似最後までお付き合い下さいました皆様方に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
乱鳥合掌