(上写真は『さかさ地蔵』が眠られている空間。
地蔵の頭は、この穴の遙か奥。
写真は穴部分が真っ暗なので、明るく加工を施す。)
(地蔵は見えない。
写真をもって、説明されていた。)
郡山城跡・野面積みの石組 完
郡山城跡の石垣では、 『さかさ地蔵』が有名。
以前は付かずいて見ることができたが、現在は3㍍ばかり離したところにロープが張られさかさ地蔵そのものを見ることはできない。
写真に納めようと思ったが、角度的に無理であり、残念。
さかさ地蔵は「本の丸天守台北面」の石垣に位置する。
さかさ地蔵はロープの位置では見ることは難しいが、目をこらすと、他にも石仏や墓石のような変形石、四角形石が多く目に飛び込む。
さかさ地蔵を一目見たさにほとびとは目をこらす。
多くの人が、
「あれ、ちゃうか?」
「あった、あった。」
「見えるわ。」
「いはるわ。」
と、喜々とした声で、私たちの横を通り過ぎていく。
このひととき。桜に包まれ、平和だ。
私はこういった時間の流れが、とても好きだ。
前での梵字は、この逆さ地蔵を少し進んだところ。
奈良の郡山城跡に行かれた時は、是非一見されて下されば、楽しいのではと思われる。
郡山城跡・野面積みの石組 完
郡山城跡・野面積みの石組 6
石垣に石仏が組み込まれ他と知ると、人は石仏などをここに置き、祈願する。
或いは、悪しき霊力を感じた仏像を捨てるといった展開も無いとは言い切れない。
石仏の前に置かれた数多くの石仏は時代を経て、苔むす。
後世 願いをこめ、ねじ込まれた石仏や石に、人々とはどんな願いを託したというのだろうか・・・。
石垣を見て、ドラマ感じる。
郡山城跡・野面積みの石組 7 に続く
郡山城跡・野面積みの石組 5
この季節、郡山城跡の石垣のまわり、城跡、堀のまわりと桜は満開。
何時行っても、桜見ようと訪れる人の多さに、驚くばかり。
石運びに携わった人々、石を提供または剥奪された方の苦悩が頭をよぎる。
石塔や石仏や墓石の組まれた石垣の前で、人々は話しに花を咲かせ、花弁当を喰らう。
満面の笑み也。
郡山城・野面積みの石組 6 に続く
郡山城跡・野面積みの石組 4
郡山城跡・野面積みの石組 1で記録したように、石垣は歪みが激しく、若干不安定。
登ると危険の注意書きは多い。
びしっと決まれてない石垣の魅力。
趣や俳美を感じ、心に食い入る。
不揃いの石の間に、四角い石。
これは、石塔か。墓石か・・・。
石垣に目を追い、パズルする。
郡山城・野面積みの石組 5 に続く
郡山城跡・野面積みの石組 3
姫路城の石垣でも見られたような、石棺らしく感じる石http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3bb00a8c462f442dd4d3a30bfaee805eが認められる。
大きさと形状は石棺に類似。
但し、説明が記されてなかったので、確信は持てない。
気になるのは、角の黄色い石など。
どなたか、ご存じの方はいらっしゃらないでしょうか。
お教えいただければ嬉しいです。
郡山城・野面積みの石組 4 に続く
郡山城・野面積みの石組 2
郡山城跡の石垣では、写真上のようなやさしい姿も見ることができる。
『まるで 石垣のお地蔵さんに供えられた花びらのような景色・・・』
と、ほくそ笑む私。
郡山城・野面積みの石組 3 に続く
郡山城・野面積みの石組 1
4月7日。
夫と二人で、郡山界隈を歩く。
この日は、下ようなところに焦点を当てて歩いた。
郡山城跡の桜。(日本桜100選)
柳沢文庫(収穫は、今回私にとっては大きい。)
繁盛したという遊びの宿。
芝居(『鳥居前の場』で有名なげ源九郎狐の鳥居。
こんなとことにも、げん(源担ぎか・・・と、ほくそ笑む。本来は伏見とも言われる。)
私は芝居を思い浮かべながら、酒こそ無けれども(忠信 ただのむ・爆)、静かに(靜か御前・爆)見入っていた。
他にも古い町並みが多くあり楽しむことできたが。
しかしながら流石の郡山。
何度か行ったが、今回も一日では回りきれない。
ゆえ、本日も昼から 行く予定^^
郡山城にも 野面積みの石組が見られる。
石垣のぐるりを歩くと、石塔の残欠や石仏。
墓石まで使われたと言う。
私は石仏や石塔や石棺のような石は多く見つけた。
もしや、石仏と思われる風化の激しい組み込まれた石は、墓石かも知れない。
写真上は梵字の彫られた石塔。
他にも、小さな石仏が石垣の間から顔を覗かせる。
石塔や石仏。
姫路城跡http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3bb00a8c462f442dd4d3a30bfaee805eにも見られた 石塔や石仏も姿を見せ、まるで 宝探しのように楽しい郡山城跡の石垣。
ここの石垣はかなり間に歪みができ、
以前はなかったロープまで張られ、おまけに
《崩れますので、絶対に登らないで・・・》
が数カ所記されている。
痛みが激しく、部分的には修復されたらしいが、若干不安定に感じる。
それはかえっていっぱしの風格と趣をかもしだす。
良い味を感じさせてくれる不思議な石垣であった。
郡山城・野面積みの石組 2 へ続く