(写真は先日探しに出かけ、見つけることができた、『道切り』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/87667758700262105bfa9a97b69a9a1b。
岡田保造先生は本書で『勧請縄(かんじょうなわ)』と記されていた。
本書には、女綱が載せられていた。
私が撮ってきた写真は、女綱ではない方のようだ。
岡田保造先生のおかげで、感心のある『道切り』のとっかかりの一つを頂いたと喜んでいる。)
記録だけ
2009年度 58冊目
かたちの謎を解く 『魔除け百科』
岡田保造 著
丸善株式会社
平成19年7月20日第1版
110ページ 1900円+税
4月20日。
近隣図書館から県立に頼んで 取り寄せていただいた四冊を読みあげてしまう。
もう一冊頼んでおいた本は、我ヶ町にはあるものの、郷土研究室付けで借りておられると、先日ネットで知る。
他町は無いものかと思い、某図書館を探すと、あった。
早速、行く。
ナンバーを探したが無い。
係員に問うてみると、ネット検索して、壁面コーナーに探しに行って下さった。
探して下さっている途中も、丁重に椅子に進められ、くつろいだかたちで、ぼわんと辺りを眺めていた。
ところが、無い。
どういう訳か、目的本は姿を消しているとのことだ。
係員曰く、
「郷土関係本の高額なものは、書庫に入れていますので、おっしゃって下さい。」
なるほど、皆の公本が無くなることもあるのかと、寂しい思いがすることしきり無し。
『買うか、コピーするか、ノートに書き出せばいいじゃない・・・。』
と、見えぬ相手に腹立ちを覚えた。
『知識増やして、人(自分)殺す、だな。』
図書館員は頼んでなかったにもかかわらず、似たような題名の本を三冊、持ってきて下さった。
この親切さには、恐れ入った。
なんという素晴らしい図書館なんだろう・・・。
某図書館は 私の読みたかった取り寄せて下猿とおっしゃる。
だが、自分の町の図書館でも頼んでいるので辞退させていただいた。
前置きはこのくらいにしておこう。
本日は八冊の本を貸していただいた。
そうして一番に手に取ったのが、かたちの謎を解く『魔除け百科』
図書本紛失という非常事態を垣間見た私は、ケを払う意味合いで、無意識にこの本を選ぶ。
かたちの謎を解く『魔除け百科』は面白かった。
石垣に印が付いていると知ったのは、ここ数年である。
それからというもの、気を付けてみていると、いろいろな模様が刻まれていることに気づく。
ただ、献上した人のしるしくらいに考えていたが、いわれれば世界共通の模様が多く見られる場合も多い。
中国やイランなどでは、日本とよく似た印やかたちが刻まれていることも見かける。
若干、全てを鵜呑みにできない感じはしたが、読み物として楽しめる秀作であった。
ところで、イランで二重長方形(ます型?)の模様を、私は山中で発見している。
写真にも納めたが、夫にいうと、夫の仕事には関係はなく、興味はなさそうだ。
明らかに 『○○』と相対し向かい合った 観光客歩かぬ山中に彫られた二重長方形。
著者岡田保造先生の本にも出てくる形である。
『○○』と相対し向かい合ったという自体を考えると、かなり有効だと密かに喜んでいたことだ。
が、岡田保造先生とは全くの接触もなく、知らせるのもおこがましい。
魔除け研究・コレクターの第一人者という著者だが、ここはひとまず、沈黙しておこう。
私は良く一人で散歩するので、いろいろなものにであい見つけることが多い^^V