乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

歌舞伎雑感 師走に思う Ⅱ

2008年12月23日 | 舞台・音楽 雑感メモ

 

  歌舞伎雑感 師走に思う Ⅱ

 

 数日前、友の会から大阪松竹座二月花形歌舞伎の案内が届く。

 パンフレットニは、若さ溢るる役者たちの姿。

 少し悩んだが、二月の松竹座歌舞伎も珍しいことなので、ココはひとまず踏んでおこう。

 家族に言うと、案の定の返事。

 パンフレットを見ながら渋い顔をして、ひとこと、

「昼の部だけにしようと思う。」

 思った通りだ。

 わたしは二月も昼夜行く了解を得、一件落着。

 

 昼は演目は申し分ない。

 ただ・・・。

 舞踊と油はそつが無い(笑み)

 役者だけで言うと『鷺娘』と『女殺油地獄』を幕見席で観たいところだな(笑み)

 それを考えると、今回は夜の部をお勧めしたい。

 但し演目的に考えてわかりやすく面白いのは昼の部。

 また、一幕見席一演目に絞るならば、愛之助さんと亀治郎さんの『女殺油地獄』がよいのではないだろうか・・・。

 愛之助さんが仁左衛門丈の技をどれ位習得し迫力を出すかが、今回の見所。

 但し好みもあるので各自それぞれのお好みで選ばれたし。

 

 

 付け加えるならば、松竹さんから送付されてきたパンフレットによると、大阪松竹座二月花形歌舞伎は次の通り。

 

 

 大阪松竹座二月花形歌舞伎

 平成21年2月1日(日)~25日(水)

 

 昼の部

一、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
            粂寺弾正  獅 童
            小野春道  愛之助
            秦秀太郎  勘太郎
            小野春風  亀 鶴
             秦民部  男女蔵
            腰元巻絹  亀治郎


二、鷺娘(さぎむすめ)
             鷺の精  七之助


三、女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)
          河内屋与兵衛  愛之助
         豊嶋屋七左衛門  獅 童
            小栗八弥  勘太郎
            芸者小菊  七之助
            兄太兵衛  亀 鶴
          叔父森右衛門  男女蔵
            女房お吉  亀治郎


 夜の部

一、吹雪峠(ふぶきとうげ)
              直吉  愛之助
             おえん  七之助
              助蔵  獅 童


二、源平布引滝 実盛物語(さねもりものがたり)
            斎藤実盛  勘太郎
              小万  亀治郎
             葵御前  亀 鶴
            瀬尾十郎  男女蔵


三、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)
  市川亀治郎六変化相勤め申し候

     傾城薄雲 ・ 童 ・ 薬売り
     番頭新造・座頭・蜘蛛の精  亀治郎
            平井保昌  愛之助
            碓井貞光  獅 童
            卜部季武  七之助
            坂田金時  亀 鶴
             渡辺綱  男女蔵
             源頼光  勘太郎 

 

 以上が、二月の演目と配役である。

 

 友の会1月9日、一般発売1月10日。

 ネットでの予約が便利。

 ナビダイヤルはつながりにくいので有名。

 

 

 余談だが、わたしはごく最近まで 歌舞伎及び文楽関係は、意図的にひらがなやカタカナやローマ字で入力していた。(爆)

 今日、御園座の『本朝二十四考』を検索しようとして、笑ってしまった。(笑み)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『みぃつけた』  文 畠中 恵  絵 柴田 ゆう   新潮社

2008年12月23日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真はイランのエスファハーン 2008/10)

2008年度 143冊目  

 

 『みぃつけた』

       images          

 文 畠中 恵 

 絵 柴田 ゆう

 新潮社

 2006年11月30日第1版

 933円+税

       images

 本日2冊目は畠中 恵著の『みぃつけた』

 この本は絵本。

 子供にも大人にも楽しめるものだが、図書館では大人の本棚の畠中 恵のコーナーに置かれていた。

 本当は畠中 恵の他の本を借りる予定だったが、全部貸し出し中。 

 残念だ。

 

 その旨娘に話すと、電車の中では『うそうそ』を持った中年女性が多いという。

「おかぁさん、今、畠中 恵は働く女性のブームだよ。」

「ふむふむ・・・。」

「『うそうそ』は中でも人気らしくて、図書館本を持っていたオバサンもいたよ。」

「ふむふむ・・・。」

 

 ・・・私は動じないそぶりで接してはいたが、実は大きなショックだった。

 

 ==私は畠中 恵で遊びたかった><;;んだ!==

     images images images

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学   岩田重則 著 岩波新書 新赤本

2008年12月23日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は大阪の民族学博物館でうつす)) 

 

記録だけ  

       images               

 2008年度 142冊目  

 

 『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学

       images          

 岩田 重則 著

 岩波新書 新赤本 1054

 2006年11月25日第1版

 210ページ 700円+税

       images   

『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学 を楽しむ。

 この本も面白かった。

 岩波新書 新赤本の興味のある分野だったので喜楽に読むことができる。

 この本を見た子供は、

「おかぁさん、好きだね^^最近、凝り固まってるな。」

だって。

 馬鹿にされてるな。(笑み)

 ま、大学総合図書で宮田登世界を語るシリーズを二冊借りてきてくれたことだし、多めに見てやるとするか・・・(爆)

 

 興味深かったことの中で、特に印象深い部分だけを記録しておこう。

 

 1.海に向かって・・・が多い静岡などの「送り火」「迎え火」

  家では赤飯のお結ぶに長いものをさす

  なす馬、キュウリ馬(これは有名)

 2.「両墓制」(墓形式)

  近畿中心に、遺体埋葬ちと石塔の空間が隔てられている。

 3.穴掘り

  宮田登氏では清めのために酒・・・と記されていた。

  岩田重則氏は、したいがごろごろ

   ・・・酒でも飲まなければやってられない

 4.幽体離脱の話

 5.遺体の埋葬は石塔の下では無かった

   (山梨など)

   これは上出の2にも共通

 6.草刈り鎌が添えられる(山梨など)

 7.遺体と共に死霊を封鎖

  (山犬の掘り返しを避けるためとも言う)

 8.「両墓制」と「無墓制」(墓形式)

 9.『御伽草子』など、共同幻想としてのお墓

 10.嬰児・子供の墓

    土饅頭の中心に、鎌立て(山梨など)

 11.間引き嬰児遺体葬法

 12.靖国問題の問題

 

 まぁ、こんな具合。

 わかったのだか、理解できてないのか・・・楽しむだけの わ・た・し。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする