乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

音読すれば効果倍増 『えんぴつで書く 百人一首』

2008-12-17 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

記録だけ  

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 2008年度 140冊目  

 

 音読すれば効果倍増 『えんぴつで書く 百人一首』

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 土屋 博映 監修

 小笠原 絵三子 書

 ダイソー えんぴつで書く古典②

 2008年6月20日第6版

 80ページ 100円+税

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 これを載せるかどうカをかなり迷った。

 しかしながら、100均(105円)にしては楽しめるので、恥を忍んで記録することにした。

 

 16日。

 ガムテープとファイル、ノートなどを買うために、ダイソーにいく。

 必要な砂をかごに入れた後、店内を物色。

 途中に、音読すれば効果倍増 『えんぴつで書く 百人一首』を見つけた次第である。

 

 これの魅力的特徴としては、えんぴつでなぞれる部分にある。

 私は家に着くなり、この本(ノート?)を開る。

 えんぴつでなぞるべき所を、あえて筆ペンでなぞり始めた。

 

 うんうん!!これはいい。

 

 なかなかのできばえである。

 書き進めていく内に、ほんの空白部分に、筆ペンで落書きを始める。

 空白部分は狭い。

 私は和紙を用意した。

 絵筆と硯も机上に置く。

 歌に合わせて、俳画を楽しむ。

 ここで初めて、百人一首の情景などを踏まえて描く場合は、俳画ではたよりないことに気づく。

 いつもながら、馬鹿な乱鳥。

 スケッチブック云々を出すのも面倒なので、それならばと、世俗漫画風な落書きを楽しんでみた。

 百人一首は恋愛ものも多いので、これは成功かも知れない。

 私は 自分に描いたがらくたのような落書きを前に、ほくそ笑んだ。

 

 所で、百人一首の起こりは次のようである。

 藤原定家が、宇都宮入道蓮生の京都嵯峨野の別荘の障子(ふすま)にはる色紙を頼まれ、それがきっかけで歌を選んで書いたと言われていると説明があった。

 これは今回この本を読んだ収穫であった。

 

 毛筆と落書きは楽しめ、音読もできる。

 全体は想像しながら読んだが、なぞり書き部分は半分くらい残っているので、まだまだ楽しむことができるといった優れもの。

 これで105円はお買い得かも知れない。

 

 2008年師走。

 140冊目が百均の百人一首とは少々陳腐ではあるが、楽しかったので これもあり ! と、納得した次第である。

 

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春日若宮おん祭(奈良)

2008-12-17 | 舞台・音楽 雑感メモ

 (写真は2007/おん祭・後宴能『鉄輪(かなわ)』です。)

          

   春日若宮おん祭

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 奈良では、今夜 おん祭の真っ最中。

 おん祭とは、春日大社に含まれる「若宮神社」と、大宮通・三条通などを中心に行われる一連の祭典を言います。

 以前にも描いたように、近隣十人の方々あげての、大きなお祭りです。

 おん祭は 毎年12月15日~18日の4日間。

 期間中、多くの神事や舞などの古典芸能我行われます。

 中でも12月17日に行われる『お渡り式』『お旅所祭』は有名。

 とはいえ、私はまだ こちらは未経験。

 能楽の好きな私は、後宴能にポイントをあてて、楽しんでいます。

 家族は気兼ねしなくていいとはいってはくれますが、家庭ある身の私にとっては、連日のお遊びは難しいと感じます(笑み)

 又、徹夜の連日では、身が持ちません・・・。

 

 おん祭は日本最古の芸能祭とも言われています。

 日本最古の文化芸能祭典として『国指定重要無形民族文化財』にも指定。

 私にとっては、1136年から毎年一度も休むことなく続けられている歴史のある祭というのも、捨てがたい魅力。

 これらを考えると、御舞台の好きな私にとっては、感慨深く、ワクワク。

 

 起源はおん祭の始まった1136年。

 全国的な洪水飢饉に向けて、関白藤原忠通公が芸能を奉納。

 広意では、五穀豊穣といって良いでしょう。

 それらを受けて、毎年行うことになったと伝えられています。

 

 神秘的な神事が厳格に守られ、息づくおん祭。

 日本古来の神楽、大陸からの舞楽、中世民間におこった田楽・猿楽等など、生きた古典芸能博物館そのものです。

 

 興味深いのは18日の相撲と後宴能。

 こちらは私も楽しんでいますが、相撲が行われた後に、能楽があります。

 宮田登氏によると、相撲は地鎮祭の役割があったとのこと。

 又 相撲は問答の形をとっているとも示されていました。

 この問答が後に芸能にうつり、発展。勧進帳の形をたどったと書かれていたことを思い出します。

 これらを踏まえて、相撲の後に能楽が奉納されるといった事を考えると、理にかなった歴史ある祭と感じるのです。

 

 今夜も盛大に祭が行われているかと思うと、とりとめもなく これを書いてみたくなりました。

 最後まで徒然雑感にお付き合い下さいまして、ありがとうございました。

 感謝申し上げます。

 

コメント (4)
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