歌舞伎雑感 師走に思う Ⅱ
数日前、友の会から大阪松竹座二月花形歌舞伎の案内が届く。
パンフレットニは、若さ溢るる役者たちの姿。
少し悩んだが、二月の松竹座歌舞伎も珍しいことなので、ココはひとまず踏んでおこう。
家族に言うと、案の定の返事。
パンフレットを見ながら渋い顔をして、ひとこと、
「昼の部だけにしようと思う。」
思った通りだ。
わたしは二月も昼夜行く了解を得、一件落着。
昼は演目は申し分ない。
ただ・・・。
舞踊と油はそつが無い(笑み)
役者だけで言うと『鷺娘』と『女殺油地獄』を幕見席で観たいところだな(笑み)
それを考えると、今回は夜の部をお勧めしたい。
但し演目的に考えてわかりやすく面白いのは昼の部。
また、一幕見席一演目に絞るならば、愛之助さんと亀治郎さんの『女殺油地獄』がよいのではないだろうか・・・。
愛之助さんが仁左衛門丈の技をどれ位習得し迫力を出すかが、今回の見所。
但し好みもあるので各自それぞれのお好みで選ばれたし。
付け加えるならば、松竹さんから送付されてきたパンフレットによると、大阪松竹座二月花形歌舞伎は次の通り。
大阪松竹座二月花形歌舞伎
平成21年2月1日(日)~25日(水)
昼の部
一、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
粂寺弾正 獅 童
小野春道 愛之助
秦秀太郎 勘太郎
小野春風 亀 鶴
秦民部 男女蔵
腰元巻絹 亀治郎
二、鷺娘(さぎむすめ)
鷺の精 七之助
三、女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)
河内屋与兵衛 愛之助
豊嶋屋七左衛門 獅 童
小栗八弥 勘太郎
芸者小菊 七之助
兄太兵衛 亀 鶴
叔父森右衛門 男女蔵
女房お吉 亀治郎
夜の部
一、吹雪峠(ふぶきとうげ)
直吉 愛之助
おえん 七之助
助蔵 獅 童
二、源平布引滝 実盛物語(さねもりものがたり)
斎藤実盛 勘太郎
小万 亀治郎
葵御前 亀 鶴
瀬尾十郎 男女蔵
三、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)
市川亀治郎六変化相勤め申し候
傾城薄雲 ・ 童 ・ 薬売り
番頭新造・座頭・蜘蛛の精 亀治郎
平井保昌 愛之助
碓井貞光 獅 童
卜部季武 七之助
坂田金時 亀 鶴
渡辺綱 男女蔵
源頼光 勘太郎
以上が、二月の演目と配役である。
友の会1月9日、一般発売1月10日。
ネットでの予約が便利。
ナビダイヤルはつながりにくいので有名。
余談だが、わたしはごく最近まで 歌舞伎及び文楽関係は、意図的にひらがなやカタカナやローマ字で入力していた。(爆)
今日、御園座の『本朝二十四考』を検索しようとして、笑ってしまった。(笑み)
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