乱鳥の書きなぐり

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『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学   岩田重則 著 岩波新書 新赤本

2008-12-23 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は大阪の民族学博物館でうつす)) 

 

記録だけ  

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 2008年度 142冊目  

 

 『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学

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 岩田 重則 著

 岩波新書 新赤本 1054

 2006年11月25日第1版

 210ページ 700円+税

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『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学 を楽しむ。

 この本も面白かった。

 岩波新書 新赤本の興味のある分野だったので喜楽に読むことができる。

 この本を見た子供は、

「おかぁさん、好きだね^^最近、凝り固まってるな。」

だって。

 馬鹿にされてるな。(笑み)

 ま、大学総合図書で宮田登世界を語るシリーズを二冊借りてきてくれたことだし、多めに見てやるとするか・・・(爆)

 

 興味深かったことの中で、特に印象深い部分だけを記録しておこう。

 

 1.海に向かって・・・が多い静岡などの「送り火」「迎え火」

  家では赤飯のお結ぶに長いものをさす

  なす馬、キュウリ馬(これは有名)

 2.「両墓制」(墓形式)

  近畿中心に、遺体埋葬ちと石塔の空間が隔てられている。

 3.穴掘り

  宮田登氏では清めのために酒・・・と記されていた。

  岩田重則氏は、したいがごろごろ

   ・・・酒でも飲まなければやってられない

 4.幽体離脱の話

 5.遺体の埋葬は石塔の下では無かった

   (山梨など)

   これは上出の2にも共通

 6.草刈り鎌が添えられる(山梨など)

 7.遺体と共に死霊を封鎖

  (山犬の掘り返しを避けるためとも言う)

 8.「両墓制」と「無墓制」(墓形式)

 9.『御伽草子』など、共同幻想としてのお墓

 10.嬰児・子供の墓

    土饅頭の中心に、鎌立て(山梨など)

 11.間引き嬰児遺体葬法

 12.靖国問題の問題

 

 まぁ、こんな具合。

 わかったのだか、理解できてないのか・・・楽しむだけの わ・た・し。

 


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