ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

ピグモン?

2010-03-24 | Weblog
デイから電話があると、ドキッとする。
よもや倒れたかBooじーちゃ。
などと、つい悪い方向へと暴走する脳味噌に急ブレーキをかけておいて。


いつもと違う行動が見られると報告してくれるのはありがたい。
四六時中一緒にいる家族では見えにくいこともあるからだ。
毎度片手しか使わない食事の仕方がさらに悪化したBooじーちゃ。
いつのまにか、皿を下から支えるのではなく、縁を上からつまんで口を寄せていくようになっていたのには、ワタクシメも気がつかなかった。


デイから帰還したBooじーちゃ。
気疲れだか肉体疲労だか知らないが、そのままベッドに直行しようとしたのを着替えさせておいたのだが。
30分もしないうちに、リビングでごそごそし始めた気配。
おかんさま急行。


「なぁあああにやってんのよBooじーちゃ!」


着替えたジャージの上に、さらにデイで着ていたジャージを上下重ね着していたBooじーちゃ。
靴下も重ね履きしていた上に、ご丁寧にもジャンパーまで着こんでいたのだという。
当然、ぴっちぴちのぱっつぱつになった腕は途中でひっかかっており。
その有様はまさしく。


「…………ピグモン?」





頼むから、おとなしくしとってくださいBooじーちゃ。怪獣やウルトラマンと戦わなくてもいいから。
人気ブログランキングへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする