夜の翼

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NASというかミュージックサーバー導入(その1)

2018-05-05 21:16:06 | オーディオ
BDP-105DJLをAVセンターとして導入し大満足なわけですが、このDAC部分が優秀なのでやはりNASが欲しくなります。
現在のAVアンプにはだいたいネットワークプレーヤー機能がついているので、
AVアンプを更新したらNASを立てようかなとは思っていたところでした。

さて、NASを物色するとこれがちょうどいいものがない。
基本音楽用なのでオーディオサーバーと呼ばれるものがよいのですが、オーディオ用となるとこれがアホみたいに高額。
とってもそんなものを買う気もありません。
以前IO DATAでエントリー向けのオーディオサーバーがあったのですが既に生産終了。
汎用のNASにしようかと思うと、静音のものはあるもののなかなかファンレスのものはない。
どうしようかと思っていると、アイオーさんやってくれました。エントリー向けのオーディオサーバーの発売です。


Soundgenic HDL-RA2HFというNASは、2TBのHDD搭載でファンレス仕様。筐体もかなりがっちり作ってあるようです。
ミュージックサーバーとしては必要十分な機能を備えています。
仕様を確認していたときに気付いたのは、通常のLAN経由で接続できるのはもちろん、USB端子を備え、USB-DACと直接接続できるのです。
接続確認済みの機種を見ていたらあるじゃないですか、BDP-105DJPが。
HDL-RA2HFをBDP-105DJLにUSB接続すると、HDL-RA2HFがストレージ内蔵ネットワークプレーヤー化するというわけです。
BDP-105DJLはLAN経由の音質はデジタル接続に比べるとイマイチという風評があるので、これは期待できます。
さらにOPEN HOMEに対応しているので、スマホのアプリからコントロールできるらしい。
LAN接続だと、BDP-105DJLのリモコンでチマチマ操作することになるので、これはいい!
渡りに船だな(物欲の正当化)。
これは買うしかない!ということで導入することにしました。

しかし、購入にあたって問題が発生。
比較的手に入れやすい価格のミュージックサーバーが市場になかったせいもあり、予約の時点でかなりの人気となっていたらしく、
発売日が近くなってから予約した自分は発売日に注文先から「納期未定」のメールを受け取ることとなりました。
まあ、そう急ぐものでもないので注文はそのままにしていたのですが、
HDL-RA2HFにはLANケーブルが付属していないECO仕様のHDL-RA2HF/Eというパッケージがあることを発見。
こちらであれば在庫があるらしいということで、前の注文はキャンセルし、HDL-RA2HF/Eを注文し、手に入れることができました。
この手の商品は、ファーストロットが手に入らない場合セカンドロットまで相当待たされるケースが多いので、
なぜか価格は若干高かったもののすぐ手に入るLANケーブルなしの方にしてしまいました。

さて届いてみると、ECOパッケージということもあり外箱は愛想のない茶箱ですが、中身はLANケーブルの有無以外全く一緒とのこと。
意外と小さいのですが、外装のヘアライン仕上げがちょっと高級感を醸し出しています。
さて、早速セットアップ。まずはネットワークでの接続。手持ちのLANケーブルでルーターに有線で接続します。
あっという間に認識して手間いらず。PCからネットワーク経由でSoundgenicへ音楽ファイルをコピーします。
CDをリッピングしたWAVファイルは全てコピー。あとは雑誌の付録のハイレゾファイルをコピー。
これで音楽ファイルについてはSoundgenicがバックアップにもなります。
まだまだ容量に余裕があるので、ほかのファイルのバックアップにも使えそう。
作動音はファンレスなのでHDDの回転音とアクセス音のみ。それなりにHDDらしい音が聞こえてきますが、それほど気にはなりません。

さて、音出しです。聴きなれた曲のWAVファイルを聴いてみると、うーむ予想以上に良くない。
具体的に言うと、デジタル的な雑味のある感じ。滑らかさとかにはちょっと程遠い。
1週間ほど様子を見ましたが、やはり変わらず。BDP-105DJLのLAN接続の音質はイマイチなのか。
ここで真打USB接続を試す。USBケーブルはDACに使っているAudioquestのCarbonを拝借して、BDP-105DJLのUSBポートへ接続。一応USB2.0の方へつなぎました。
しかし、このUSB接続の音の出し方がよくわからない。取扱説明書が簡単すぎる。
しばらく悩んだ結果、BDP-105DJLの入力をUSB入力に変更したうえで、BDP-105DJLの「ネットワーク」というアイコンから入ると表示される利用可能なネットワークフォルダの中にUSB接続のフォルダも表示される仕組みだっていうことがわかりました。
USB接続の方はSoundgenicの「S」のアイコンが表示されRAHF-XXXXXX[RAHF]という名前が出てきます。
LAN接続の方は通常のフォルダアイコンにRAHF-XXXXXXとだけ表示されるのです。なんと紛らわしい。
LAN接続の方は通常のネットワークフォルダ扱いなので、音楽ファイル以外のファイルも表示されますが、USB接続の方は音楽ファイルのみが表示されます。
また、USB接続だとSoundgenicがストレージ内蔵ネットワークプレーヤーとして機能するため、Soundgenicに装備されているTwonky Serverがジャンル分けとかをしてくれるのですが、WAVでタグがないためファイル名からだけ判断されているため、現状ではあまり役に立っていません。

さて、USB接続の準備ができたところで音出し。再生はBDP-105DJLのリモコンでも可能ですが、
リビング用のタブレットにインストールしたOPPO BDP-10x MediaControlというアプリで操作できます。
USB接続時はOPEN-HOMEにもDMRにも対応しているため、どちらかに対応しているコントローラーアプリが使えるので、
BubbleUPNPを使ってみたのですが、これとほぼ同様のことがOPPO BDP-10x MediaControlでもできます。
そして肝腎の音はというと残念なことにLANとあまり変わりがないかな。
BDP-105DJLに自分の耳が慣れてしまっただけなのかと思い、同じ曲をリッピング元のCDでかけてみると、明らかにCDの方がよい。
Soundgenicの方はやはりデジタル臭くて音楽を楽しむ感じにはなれないな。
USB接続でもこの状態とすれば、対策は電源ぐらいか。
もう少し先にしようと思っていたSoundgenicの電源対策をやらざるを得ないことになりました。

(つづく)

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