uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


「おっぱい募金」ネットで終了を求める署名活動はじまる 「偽善的で、性差別的なイベント」

2015-12-16 04:53:46 | 日記
スカパー!が毎年行っているイベント「おっぱい募金」を、

今年で終わらせようという活動が、署名サイトchange.orgでスタートしています。

「おっぱい募金」はもともと、

スカパーが毎年行っている「24時間テレビ エロは地球を救う」の中の1企画。

エイズ撲滅に賛同し募金をすると女性の胸がもめるというチャリティイベントで、

今年は12月の5日・6日に都内で実施されました。

スカパーの発表によると、今年は2日間でのべ7175人が参加し、

600万円を超える募金が集まったそうです。

今回の署名運動は、この「おっぱい募金」に反対するもの。

説明文では「エロコンテンツ産業自体をなくしたり、

人々が性的なことに興味や欲求を持つこと、

性を商売道具とすること自体を否定はしません」と前置きしつつも、

「それでも、この企画は許せません」と、企画内容に対し強い憤りを見せています。

署名を立ち上げた「おっぱい募金を終わりにしてほしい有志一同」によると、

募金は本来、支援先に共感してお金を出してもらうものであり、

こうした偽善的・性差別的なイベントでエイズ撲滅をうたうのは、

エイズ対策のために真剣に戦っている人たちに対して失礼だ、というもの。

さらに「募金」という言葉を使うことで「あたかも良いこと」のように見せかけているが、

実際はチャンネルの視聴者を増やし、

利益を上げるための口実でしかない、との批判も展開しています。

また、イベントの企画会社と募金を受け取っている団体の代表名が同じで、

なおかつ活動実績が明確でない、という指摘も。

署名は12月10日にスタートしたもので、

12月13日時点で約1300人がこれに賛同。

賛同者からは「醜悪です。やめてください」

「こう言った差別的な行為を『募金』と銘打って放送しないでください」

といったコメントが寄せられている一方、

インターネット上では

「じゃあチャリティーオークションもチャリティーコンサートもダメですね」

「言いたいことはわかるけど

『善意からの募金は良い募金で偽善や売名行為の募金は悪い募金」

みたいな考え方は大嫌い』」など、署名に反対する声もあがっています。

-ねとらぼ-


2009年の公開映画綾瀬はるか主演の『おっぱいバレー』

を連想した。私は観ていない(ほんとに観ていない!!)が

銭湯かどこかで映画ポスターを見たことがあったのを思い出した。



中学校の男子弱小バレー部員に

綾瀬はるか扮する新任先生が、勝ったらおっぱいを見せると約束するハナシ。


おっぱいを見せるのと、揉むのとでは天と地の差があるのかもしれないが、

問題提起の性質上、同じ次元で論ずることができると思う。


遡ること44年前、(例えが古すぎるが)1971年のテレビドラマ

森田健作主演の『俺は男だ!』の劇中でも

美少女の妹が、兄の剣道部員募集に協力し

入部希望者にキッスをプレゼントするという場面があった。



AKBの握手会だの、異性の魅力を武器に集客・集金を狙うイベントは

あまたある。





「こうした偽善的・性差別的なイベントでエイズ撲滅をうたうのは、

エイズ対策のために真剣に戦っている人たちに対して失礼だ、」

という主張も良く分かる。


世の中が全く無批判でいるよりは、

こういう意見が存在し、実際に声を上げることができる社会は

健全なのだろう。



それにしても・・・・。


わざわざ寄付をしに行って、対象の女性のおっぱいを

衆目の面前で揉む行為をする男は、

いったいどんな神経をしているのだろう?


と、訳の分からないゲスな連想をしてしまう癖に

エイズ患者に寄付をしたことが無い自分の方が

余程恥ずかしい存在に思えてくる。




難病に対する支援の乏しさが問題になっている社会。



そんな中、豊島区で新しい制度を始めるという。



『23区初!命をつなぐ「骨髄移植ドナー」を支援』

豊島区は平成28年1月4日より、

公益財団法人日本骨髄バンクが実施する骨髄バンク事業において、

骨髄・末梢血幹細胞の提供を行った個人や事業者に対して奨励金を交付する事業を始める。

骨髄・末梢血幹細胞移植の推進及びドナー登録希望者の増加を図ることが狙いで、

23区初の試みとなる。


具体的には、豊島区に住所があり、

公益財団法人日本骨髄バンクが実施する骨髄バンク事業において

骨髄・末梢血幹細胞を提供しこれを証明する書類の交付を受けた個人に対して、

一日につき2万円の奨励金を交付するというもの。

また骨髄・末梢血幹細胞を提供した個人が従事する国内の事業所にも、

一日1万円が交付される。奨励金の対象となるのは、

骨髄・末梢血幹細胞を提供するための健康診断、自己血貯血・採取による入院

及び財団が必要と認めた通院・面接など。通算7日間が上限となる。


-豊島区地域保健課-



ドナー登録者の増加を期待し、移植の際の負担を軽減し

移植を待つ患者を救済する取り組みとして注目される。



現在のお寒い行政の中、勇気ある決断だと思う。

是非、全国に広がってほしい。





スカパーが毎年行っている「24時間テレビ エロは地球を救う」

はエイズ患者救済であり、豊島区の白血病患者の

ドナー支援とは全く違う取り組みであり行政制度だ。



「おっぱい募金」の是非はともかく、

あらゆる手段を使った募金・集金活動は

苦しい思いをし、移植を待つ患者さんにとって

切実なのではないだろうか?


主催者の透明性に疑問が残るそうだが、

しっかりとした会計監査を行い、疑惑をはらして、

貢献してほしいと思う。


この募金活動を今後も継続するかどうかの可否は、

次回の検討課題とし、

今は一刻も早い人命救済に軸足を置いた論議をすべきだ。


難病支援にも、冬の寒さが身に染みると感じるオヤジが二句。


おっぱいに 過剰反応 君?私?

善意まで おっぱいにすがる 私利私欲



お粗末。