uparupapapa 日記

ようやく年金をいただける歳に。
でも完全年金生活に移行できるのはもう少し先。

日本がウクライナ支援を推し進めるには覚悟がいると知るべきだ

2023-06-24 08:15:03 | 日記

 

「台湾は本気で中国と戦うつもりがあるのか」…米・台湾支持派は「裏切られた」と大激怒している…!(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

「台湾は本気で中国と戦うつもりがあるのか」…米・台湾支持派は「裏切られた」と大激怒している…!(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

 「台湾は本気で中国と戦うつもりがあるのか」。 そんな疑念が、米国の台湾支持派の間で強まっている。きっかけは「事実上の台湾駐米大使」の発言だった。米国はかねて...

Yahoo!ニュース

 

 私はもちろんウクライナ支援に賛成し、応援している。

 

 でもロシアと中国の侵略主義を粉砕するためには、アメリカの力が不可欠であることも知っている。

 ウクライナの次が台湾だとしたら、台湾とセットで日本が攻撃される危険性が高く、(むしろ不可避であると言えるだろう。)

 だからこの記事の中に『スティンガー(兵器)は木になるわけではない。ウクライナで使われてしまったら、台湾の分がなくなるのは、誰でも分かる〉』

 

 つまり台湾の分が無くなると云う事は、米軍の日本防衛を目的にした兵器も無くなると云う事。

 と言っても、アメリカが持てる兵器を全てウクライナや台湾・日本の防衛に費やす訳も無い。

 十分に自国防衛分を残しての話だが。



 この記事では台湾の『本気』についてアメリカが不信感と不満を持っていると云っているが、(この記事では触れていないが)取りも直さずそれは日本の危機に対する日本政府や国民の認識についても言える事である。

 

 最近アメリカは再三にわたり日本政府に対し防衛力の大幅増強と防衛費の大幅増を要請している(ほぼ要求に近い)。

 

 つまりその事は日本の現状を見て見ると、危機がそれだけ迫っているとアメリカが警告してるのである。

 

 ウクライナへの支援に全力を尽くすと云う事は、イザ台湾有事(侵略戦争)が勃発したら、アメリカが無条件で日本を守ってくれるなんて幻想であり、日米安保条約が実質空手形になってしまうと腹を括る必要があるのだ。

 

 日本を中国の攻撃から単独で守るなんて現状では不可能なほど、国力・防衛力・攻撃力に差がある。

 ほんの数日で占領される程、力の差があるは知っている筈。

 でも実際に頼みの綱の米軍は、沖縄の基地を中心に駐留兵力をグアムやアラスカに移動している。

 有事に即応するのはミサイルを中心にした飛び道具だけであり、米軍の兵士の犠牲を最小限にする姿勢が目に見えている。

 その虎の子の迎撃ミサイルもウクライナ戦争で枯渇したら、実質的に日本単独で中国と戦う事になるのだ。

 

 平和主義も良いだろう。

 

 私も平和を模索し、呼びかける小説モドキを発表してきた。

 その集大成が『シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~』である。

 

 でもいくら平和を呼びかけても、中国や北朝鮮やロシアには通用しない。

 日本人が平和を呼びかけても、それに反応するのは国内の人々だけ。肝心の侵略国家や侵略を肯定する民族には全く響いていないのだ。

 ただ日本人の認識にほくそ笑むだけ。

「へへへ、日本人がお花畑民族で良かった」と・・・。

 

 NATOの事務所を日本に開設しようという動きに、フランスのマクロン大統領が反対している。

 NATO自体もウクライナ戦争で自国の武衛資源を消耗しているのだ。

 極東の危機にまで対応しきれないと云うのが本音だろう。

 

 岸田首相が国際的な協定を構築し、侵略阻止のコンセンサス構築に尽力するのは正しい道だろう。

 ただそれだけに頼るのは無謀であり、危険すぎる。

 

 私は自分の拙作の中で、ロシア兵の残忍さを描写したが、残忍なのはロシアだけではない。

 中国もチベットやウイグル、更には自国の漢民族であっても、反体制や平和主義者、自由主義者に対し、容赦なく弾圧し粛清している。

 北朝鮮も同じ。

 

 彼らが日本を制圧したら、日本人にどんな対応をするのか、火を見るよりも明らかである。

 

 

 私は問いたい

 

 

 私に覚悟はあるのか?

 貴方に覚悟はあるのか?

 政府に覚悟はあるのか?

 

 

 

シベリアの異邦人~ポーランド孤児と日本~ | 米森 充 |本 | 通販 | Amazon

 

 

自由も平和も幸せも、待っているいるだけでは掴めない。

自分が本気で努力し続けるしかないのだ。

 

欲しいものはその先にある。

 

誰かがそう言っていたっけ。

 

 

 

 


『シベリアの異邦人〜ポーランド孤児と日本〜』を自主出版しました。

2023-06-19 11:21:00 | 日記

この本は製本元の印刷会社から値上げの通告があり、これ以上の販売価格上昇は購入していただくお客様のご負担が大き過ぎると判断し、誠に残念ですが2023年10月31日をもって販売終了としました。

今後の再販は未定です。

今までの御愛顧ありがとうございました。


 

 
 この度Amazonから『シベリアの異邦人〜ポーランド孤児と日本〜』を自主出版しました。
 
 
 
 え?この作品って出版できる程注目された?
 
 いいえ、読んでくださった方々はいらっしゃいますが、一般常識に当て嵌めたら出版にこぎつけられるには程遠い状態です。
 
 何処か出版社の編集者からの推しでもあった?
 
 いいえ、某自費出版を得意とする出版社から営業用の推薦はありましたが、作品内容の評価とは無縁でした。
 
 作者である自分が作品に対し、現実の実力以上の自信と偏愛に満ちて我を忘れ、常軌を逸した痛い行動に走り暴走した?
 
 2割程度は当たり、8割は外れています。
 
 私は自分の拙作を人様に読んで貰う目的の『小説』として発表したのなら、全然至らない駄作に過ぎず、どんなに贔屓目に見ても、精々100点満点中20点位だと思っていますので。
 
 では何故不敵にも発表した?
 
 発表の動機が私自身の思想や信条、物事の考え方の構築方法などを世の中に対し主張し、煽動する事にあるからです。
 それと編集・出版に係る自己負担費用がほぼ無く、実質無料で製本から出版(PRから流通まで)してもらえるシステム構築した製本会社『ネクパブオーサーズプレス』に依頼して、自己負担や在庫負担が無かったから。
 
 
 
 私がわざわざ小説を発表したり本を出したのは、自分の主張をただ闇雲に[がなり立てる]だけなら、それは騒音に過ぎず誰の耳にも届きません。
 特に私のような下層階級の一般人に属する初老のオヤジの説教めいた独り言に、誰が耳を傾けてくれるでしょう?
 
 だから少しでも興味を持ってもらえるかもしれない工夫として小説の形を借り、言いたい事を盛り込んだのです。
 
 
 
 でも『シベリアの異邦人』を自主出版したからと言って、本を買って貰うためにこのgoo blogや《小説家になろう》等に発表済みの作品を非公開にしようとか、削除しようとか考えていません。 
 
 実はネットで無料公開した作品も、出版した本も、内容はほぼ変わっていません。
 だからわざわざお金を払ってまで買って読む必要はないのです。
 
 ではどうして?
 
 それは私の目的が主張を受け入れ、共鳴してくれる人を発掘する事にあるから。
 と言っても、私は自分の主張が正しいと思っている訳ではなく、それを押し付けるつもりもありません。
 
 ただ物事の考え方の構築方法の(私なりのヒント)を提供する事。
 読者の皆様が現状を諦めを持って流されて暮らしているのなら、現状打破の気迫を持ってもらうため気持ちを鼓舞するよう、煽動する事が主眼なのです。
 
 だからWebで私の小説もどきを目にしてもらい、共感して本として手元に残したいと思ってくださった方だけが注文できるよう、道を作っておきたいから。
 
 
 今回のこの日記で表明した一連の行動は、ただの(アイドル志望の自分の能力や容姿の現状を無視した世間に有りがちの子供たちのような自分を知らない)作家気取りの痛い老人の言い訳としか感じられない方が多く居られるでしょう。
 
 でもそう思われても一向に構いません。
 こと、この件に関しては、他人の評価やどう見られるかなど、私にとってどうでも良いからです。 
 私には目的完遂こそが第一なので。
 
 
 
 この本はAmazon通販でしか購入できません。
 一般の本屋さんでは買えないのです。
 
 しかし残念な事に、私のこの本のAmazonのPRと購入画面に映っている表紙は思い切りミスプリントです。(ポーランド→ポートランドとなっています。)
 結構ショックでした。
 でも修正が効かずそのままですが、肝心の原本の表紙と本文の方は正しく修正済みですので、「まあ、良いか。」と思っています。
 
 
 
 この出版告知の日記は、特に他の目的で私のblogを読んでくださる皆様に対し購入を呼びかけているのではなく、例えたったひとりだけでもこの物語の本をご自分の手元に置いておきたいと思われた方がいましたら、その方向けの告知だと思ってくださって結構です。
 今後私が日記を更新する度に本のPRバナーを挿入する予定ですが、それにはそういう周知の意図があるからだとご承知おきください。
 
 
 
 最後にこの本の裏表紙には、Snow drop様のイラストを使わせていただいております。
 ただ画像が表表紙・裏表紙とも、とても不鮮明でせっかく寄稿していただいたSnow drop様の素晴らしい作品が損なわれている事を、この場を借りてお詫び申し上げます。
 
 

これが国民に対する裏切りと亡国の使徒のやり口です。

2023-06-02 22:54:00 | 日記

日本の税収、3年連続で過去最高…国はウハウハなのに国民はカツカツ「で、なんで増税?」SNSにあふれる疑問符(SmartFLASH)


 財務省の最大の罪は、国民から搾り取る事しか考えていない非国民(古い!!古過ぎる!!)の集まりである事。
「どうしたらこの国を良くできるか」との思考を持ち合わせていない。
それどころか、身勝手な自らの野望以外は全く視界にない、故に国民にとって全く役に立たない、(今日の台風2号号のような)災害級の悪の組織・存在であると断言する。(例えばショッカーとか?・・・・・ショッカーって何?プーチンやワグネルや中国共産党の事?)
  

 ここまでの侮辱に近い私のあなた達への評価はご不満ですか?

 では、あなた達の発想で、具体的に不足している税収をどうやって増やすつもり?

 ヤッパリ増税しかないでしょ?・・・・・って、あんた達馬鹿ァ?(イヤ、確信犯でしょ?)

 国の収入を増税による税収増にのみに限定するのは、あまりに硬直し過ぎる古い前例準拠主義の思考パターンじゃない?

 日本の歴史も人一倍学んできた筈のエリートの割には、あまりに無能過ぎる。
 ホントはただの落ちこぼれ?裏口入学組?
 国家の財務改善を超有名大学(某東京大学法学部で・・・・あぁ、出身校名を言っちゃった!ごめんね・・・。ワザとです。)で勉強してきた超エリートとは、到底思えないんですけど。

 常日頃から国の収入増を本気で考えているなら、別な案として、新たに国営企業を立ち上げ、その企業活動による収益確保での歳入増くらい、小学生でも案を出せそうなもの。

 その活動に必要であるなら、法改正だって簡単にできたでしょ?
 新たな資源エネルギー確保を目的にした国営企業創設なら、将来のあなた達の天下り先の確保にも繋がるし。(あぁ、私利私欲に塗れ、性根の腐ったあなた達にとって、何と心地良い利権の響きでしょう?)
 

 誰の目からも、今の一般国民からは、これ以上の増税は無理だと感じている。
 でもあなた達にとって、国民なんて自分達の実質家畜並みの存在であると言う認識しかないから平気で更なる増税を発表するし、それに関連する民意を無視した強権を次々と実行してきた。

 でもね、それって発想が逆なのですよ。
「あなた達高級官僚こそが国民の下僕であって、自分という役人としての存在と使命は、国民に対し、家畜並みの滅私奉公を旨として働け!!」
って理解しましょうね。

 国民にとって最良の施策を示せない無能な人たちは、例え偏差値の高い高学歴な者でも『木偶の坊』の評価しか得られないのですよ。

あなた達の忖度や利権や面子や体面やプライドによる事情なんて、一般国民にとって鬱陶しい梅雨☔️や台風やハエ🪰や蚊やゴキブリ🪳のようなもの。



税収だけでこの国家が賄えないなら、何故国家自身が汗を流して不足分を働いて補おうと思わないかなぁ?

 私は少学校・中学校などで、この国は資源が乏しく加工貿易でしか発展させる手段が無かったと習ってきた。

 この国の資源は人材のみであり、だからその人材から税金を取るのは唯一の手段である。 故にそれは当たり前なのだとの論法を刷り込まれてきた。


 でも近年、日本の周辺近海からメタンハイドレートやレアアースの埋蔵量が豊富に存在するとの調査結果が公表されている。
 火山国日本は地熱発電の適性地を多く有しているが、その殆どが国立公園や国定公園内にあり電力会社は手が出せない。
 でも国の主導なら自然の景観破壊を起こさず、発電施設全体を地下に作るとか、何かしらの手立てがあるだろう。
 また日本は同時に海洋国家でもあり、海の波を利用した波力発電や、海流を利用した水力発電なども、民間では開発が難しいプロジェクトも十分可能な筈。
 そうしてみると実は日本って世界でも有数な資源大国であり、それらの有意義かつ有利な条件を有するという事は、それらの潜在的富を活用して国力を飛躍的に増大させて、次世代の世界に於けるリーダーとなり得る可能性を有した国であると明らかになってきた。

 それ程の資源が存在する事を分かっているのに、何故自ら動かず、開発資金を満足に調達できない民間投資屋や、怪しい山師達に事業を委ねようとしているのか?
 若しくは何も動こうとしないのか?

 

 そうした理由から、これらの列挙した事例の案件などは、国が主導した国営形態で一刻も早く取り組むべきであろう事が、私のような馬鹿で底辺の低学歴・肉体労働者である一般国民でも関係機関に意見具申・奏上できる。

 だがしかし、こう言う時にいつも横槍を入れて邪魔をしてくる国がある。
 それは日本に戦争で勝ちボスとなった国アメリカ。
 でも今更エネルギー政策に於ける最重要国家プロジェクト立ち上げで、国際的な地位・影響力・発言力が低下したアメリカなんぞの意向に従う必要なんて全くないし。

 今のエネルギー危機や電力不足による節電を国民に呼びかけている現状は、少なくとも政府が直接最大限の努力をしている姿勢をせめてポーズだけでも見せていたら、国民は渋々ながらも納得するだろう。
 だが、あなた達の考えた施策はエネルギー供給不足対策には全く手をつけず、出した施策は『増税』のみ。

 ハッキリ言う、あなた達財務省他、各省の官僚達は、本来発揮すべき具体的な職務を無視し、意図的に何もしない。それを世間ではサボタージュ(職務怠慢)と言うのですよ。(少なくとも私が通っていた小学校の定義ではそう習っています)

 つまりあなた達のやっている仕事は、その殆どが犯罪的怠慢であると私は評価しているのですよ。

 但しそれは一般国民の職務怠慢と次元が全く違い、国家反逆に近い重罪でしょう。
その事を理解していますか?自覚していますか?

 岸田総理もその息子も(残念!あなたは既に失脚してしまったようだね。)、その他多数の取り巻きも、自らを特権階級と勘違いし、自認しているようだが、あなた達のやってきた仕事は全て、無能な思考による失敗であり、結果職務上の処分ものである。それは単なる『始末書』では済まない。更にもっと率直に言うなら、懲戒免職と重い刑事訴追処分でもおかしくないと思う。。(無能な特権保持者って最悪!!)
  



 そんな状況の中、ここで世界情勢に目を向けると、ロシアによるウクライナ侵略戦争や、北朝鮮の狂気。後ろに控えている中国の台湾侵攻を含む武力による世界征服の野望等を目前にして、現状の日本の立ち位置の危うさに暗然としてしまうのは私だけだろうか?
 せめて具体的対応策として対中対策だけでも有効な案を策定して欲しいが、こちらもあなた達は何もしないどころか、積極的に(我先にこぞって)この国を売っている(売国行為)しか見えて来なかった。

 過去の日本の歴史を紐解くと、こんな危機的状況下では、常にヒーローが登場して(もちろんあなた達のような小狡い日和見主義者の小役人ではないよ。あなた達のような人達には、信念も人に高らかに誇れる正義もないから断言できるし。)新たな道に導いてくれていた。
それがホントに正しい道だったのかは、人により判断の分かれる所かもしれないが。

悲しいかな、どの階層からであれ、そんな救ってくれそうな有望な人材が今のところ、何処にも存在していないのが悲しすぎる。


出来れば自分がまだ生きている間にこの国が滅び去る姿など見たくないけど、どうだろう?





首相公邸で宴会をして何が悪い?要するに自宅なわけでしょ?ただ彼はボンボンのエリートだって事だけ。

2023-06-01 11:31:00 | 日記

岸田首相長男、秘書官辞職。小泉進次郎とは異なる「フツーにいいヤツ」が権力を握る“恐ろしさ”(女子SPA!)


 私は拙作『ママチャリ総理大臣』で、官邸のメンバーと鍋を囲んだ親睦会を描写している。
 ただ現実の騒動と違っているのは、岸田翔太郎氏は庶民ではなく現職の首相の子息であり、まさしく特権階級の子弟であるという事。
 比べるなら、私が描いた官邸のメンバーは、純粋な叩き上げの一般庶民達の集団で、真の意味で苦楽を共にした戦友たちの懇親と慰労を兼ねた集いであるという点で、世間の受け止め方に大きな違いが出てくるであろう。
 主催メンバーが特権階級か名もない庶民か、宴会の目的が特権をひけらかし謳歌する事なのか、慣れない環境下必死になって頑張ってきたもの同士の士気高揚かによっても大きく印象が異なる。
 世間の怒り(マスゴミの世論誘導の結果)は、エリート権力者のボンボンが首相公邸(首相官邸と首相公邸をゴチャ混ぜにした認識で)不適切な蛮行と捉え、半分誤解した状態でケシカラン!!と言っているのではないのか?

 首相官邸は公務を司る場所。
 首相公邸は首相の宿舎。 

 歴代の首相達には公邸には住まわず、私邸から官邸に通う者たちが多数だった。
 公邸には幽霊が出るとの噂もあり、それを嫌う者、慣れ親しんでいる私邸の方が気が休まるなど、様々な理由で私邸から官邸に通う者たちが、せっかく用意した公邸を無駄にしていた。
 彼らの言い分は、「公邸に住んでいては世間の切なる声や実態が見えにくいから」と、最もらしい理由を挙げるが、私邸住まいでも庶民の声を真剣に聞く気など無いくせにだ。

 私の描いた『ママチャリ総理大臣』では私邸でもない公務の場所である『官邸』で鍋パーティーを開いている。
 首相である主人公の私邸は狭いアパートの一角であり、人を沢山呼ぶには不向きな所。
 また、新生ネット直接民主制の政府下での官邸は、庶民にとって親しみのある、権力の垣根を取っ払ったある種憩いの場所のイメージを醸し出すべき所。

 私はそうした意図を以って、敢えて公務終了後の庶民の集まりであるメンバーたちに、職場の一角でささやかな催しを開かせたつもりである。
 神聖な職場で宴会など『以ての外』とのモラルや一般常識を持っている人には受け入れられないかも知れないが、私は「自らの戦場で団結の意思を固めて何が悪い?」という意識も持っている。
 それは、かつて私が勤めていた職場で、年末の御用納の日にささやかな士気高揚の催しが存在していた時期があったから。(催しといっても、ジュース、アルコールが少々と、つまみがほんの少し用意されるだけであり、本当にささやかだった。後にそれでもそれは悪き慣習であると廃止されたが。)
 私が所属していた部署は、御用納の後も出勤は続き、年末年始が一年で一番の繁忙期であったため、「明日も尚一層頑張るぞ!」との意味を込めた士気高揚であった。
 
 
 そうした体験が記憶の隅にあり今回の描写に繋がっている。

 何が言いたいのか?


 国民の声を真摯に聞き、精一杯汗を流し、誰が見ても納得できる仕事をしていたら、こんな反発は出て来なかったろう。

 多数の国民が政治に不満を持つ中、思い上がり思慮を欠いた行為に映ったから、まるでこの行為が重大なスキャンダルとして扱われ、辞任に追い込まれた。
 でも、彼のやった行為は犯罪でもなく、本来モラルに欠けた行為でもない。
 自分の住む家での催しなのだから。

 ただ権力者の子息として、一般の人が逆立ちしても到底就けない地位を与えられ、国民が持つ潜在的不満に目を向けない姿勢しか見えて来ないのであれば、公邸の宴会でも、やはり不適切だったとの批判は免れない。
 それはそのまま父である岸田首相の政治実績や姿勢に対する不満でもあり、特権階級の持つ傲慢さや、特定のエリートが独占する政治の仕組みに対する不満でもあると認識し、猛省すべきだと思う。

 父親である岸田首相はトカゲの尻尾切りで息子を辞任させたが、為政者である当事者として一番の責任は貴方自身にあると理解すべきだろう。

 貴方は息子を庇う事なく、未来の可能性を歪め、大切な何かを奪ってしまった愚かな父親なのだ。

 でも父親というものは、すべからく愚かな存在なのかも知れないが。

 少なくとも私は自分の子に対し、愚かな存在であったと自覚し、反省している。

 だからと言うわけでもないが、今後出来れば子育て真っ最中の世の全ての父親・母親が、先代父母の教訓を生かし、厳しく優しく大切に、愛情をもって我が子を育てられん事を祈念したいと思う。