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保守記事.16-18-7 混沌が続くだけ

2008-08-29 10:10:27 | 記事保守

アフガン邦人拉致:「無事で戻って」 「解放」一転「未確認」に

 「無事で戻って」。アフガニスタン東部で非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が武装グループに拉致された26日、国内 では家族やスタッフが現地からの連絡を待ち、無事を祈り続けた。「銃撃戦」「解放」「解放は未確認」--情報は錯綜(さくそう)し、現地の捜索は日没で いったん打ち切られた。

 福岡市中央区大名のペシャワール会事務局には福元満治事務局長らが詰め、現地スタッフなどとの連絡や取材対応などに追われた。

 事務局に「拉致」の一報が入ったのは午後0時半過ぎ、外務省邦人テロ対策室からだった。会員らが硬い表情で駆け付けた。同会は84年の活動開始以来スタッフの安全を守っており、福元事務局長は「起きてはいけないことが起きた」と苦渋の表情を見せた。

 一時は「銃撃戦」などの情報も流れ、未確認情報が錯綜した。午後8時40分ごろ、テレビの速報テロップで「解放」が伝わる。福元事務局長は「本当 ですか。そうですか」とうなずいた。しかしすぐ「外務省も現地スタッフもまだ本人と直接連絡は取れていない。解放という言葉通りの意味では受け取れな い」。懸念は的中し、1時間足らずで「未確認」と変更された。

 会によると、伊藤さんは03年12月から活動に参加。採用面接で「米国同時多発テロでアフガニスタンの存在を知った。農業の知識を生かしたい」と 語った。アフガニスタンで農業指導をする日本人ワーカーでは一番の古株で、現地語も話せた。住民になじみ、伊藤さんが来ると子どもたちが駆け寄るほどだと いう。

 01年の米軍による攻撃開始後、治安が悪化するアフガニスタン。さらに干ばつで食糧が高騰し、住民同士の確執も深まる。同会は単独行動や夜間外出 を禁じ、寝泊まりするスタッフハウスには門番も置いた。日本の自衛隊派遣情報が伝わってからは、反発を避けるため、車に付けていた「日の丸」も消した。可 能な限り安全を追求しながら活動を続けてきたが、今回の事件を受け、福元事務局長は日本人スタッフの一時撤退を示唆した。

 その上で「我々が事業を続けるという意味では、影響はない。放棄したりすることはない」と、改めて継続の強い意志を語った。【高橋咲子、村尾哲】

 ◇現地交流、仕事に喜び--HPに活動報告

 拉致された伊藤和也さんはペシャワール会のホームページ(HP)に、連名で活動報告を掲載。米や大豆、茶、ブドウなどの普及に取り組み、現地の人たちと交流を深めながら仕事をする喜びを、ユーモアを交えてつづっている。

 サツマイモは同じ栽培面積で水稲の2倍以上の収量が見込めるとして「どこの家庭でも毎年腹いっぱいサツマイモを食べられるよう、実践しやすい技術の確立に努めたい」と記した。

 最後には、アフガニスタン情勢の厳しさにも触れつつも「アフガニスタンの人々が安心して食べていくために一生懸命活動していきたい」と述べている。

 ◇「アフガンで農業したい」

 静岡県掛川市杉谷にある伊藤和也さんの実家では、あいまいな安否情報しか伝わってこない状況に、両親は不安を隠せない表情で「早く安全であること が確認されてほしい」と願った。詰め掛けた報道陣に「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と何度も頭を下げる母親の順子さん(55)の横で、父親の正之 さん(60)は努めて冷静に振る舞った。

 両親によると、和也さんは県立磐田農業高を卒業後、県立農林短期大学校(現・県立農林大学校)園芸科に進み、97年3月に卒業。会社勤めを経て、03年の暮れにアフガニスタンに向かった。

 両親にアフガン行きを告げたのは出発の約2週間前。両親は引き留めたが、「アフガンで農業をしたい。力になりたい」と熱く語ったという。正之さん は「こういう事態も予想したが、意志が強かったので行かせた。一生懸命な気持ちで行ったと思う」と語った。両親が最後に連絡した約3カ月前には「今年は忙 しくて帰れないが、周囲はいい人ばかり。心配しないで」と不安な様子はなかったという。【平林由梨、大西量】

毎日新聞 2008年8月27日 東京朝刊


アフガン、治安悪化深刻 邦人男性拉致、人道組織も標的に

 【イスラマバード=長沢倫一郎】アフガニスタンで26日に日本の非政府組織(NGO)の日本人男性が拉致された事件は、犯行にかかわったとみられ るイスラム原理主義勢力タリバンが、駐留外国軍だけでなく外国の人道支援組織も攻撃の標的にし始めた実態を浮き彫りにした。攻勢を強めるタリバンの前に軍 や警察の対応は後手に回り、治安の悪化は日増しに深刻さを増している。「テロとの戦い」の主戦場になりつつある同国の情勢は、国際社会に早急な対応を迫っ ている。

 アフガニスタンで外国の人道支援スタッフがイスラム過激派に狙われたのは、今回が初めてではない。今月13日にはカブール近郊で、国際 的な人道支援組織である国際救済委員会(IRC)の外国人スタッフ3人を含む4人が車で移動中にタリバンに襲撃されて死亡。IRCは現地での活動中止に追 い込まれた。 (08:22)

【過去記事】保守記事.16-18 結局、こちらも、まだ終わってない
保守記事.16-18-2 結局、こちらも、まだ終わってない
保守記事.16-8-3 一応、解決?

保守記事.16-18-4 なんも、終わってない
保守記事.16-18-5 なんにも終わってない
保守記事.16-18-6 混沌が続くだけ


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