ティアラの制作費を今後補正予算に盛り込むことは想定できず、 愛子さまのティアラは いわゆるお手元金とよばれる皇族の日常費で制作するか、 他の皇族が大切に使われていたものを 引き継ぐことになります。
愛子内親王は今年12月1日に成人皇族になられます。
記事には具体的なことは何も書いていないですが、ティアラをどうするかは決まっているのでしょう。
お手元金で新製するにしても、既存のティアラをそのまま使うのでなくリメイクするのであれば製作には時間がかかります。
世評では清子内親王のティアラを引き継ぐ説が有力のようですが、美智子上皇后が取り込んだと噂される秩父宮妃勢津子さまのティアラ、高松宮妃喜久子さまが皇太子と宮内庁に託されたティアラの可能性もあります。
清子さまのティアラは天皇のお手元金から作成され、製作の記録はミキモト社の記録に残っているようです。
昭和63年(1988)
12月 紀宮清子内親王殿下ティアラ、胸飾調製(ミキモト装身具略史)
12月 紀宮清子内親王殿下ティアラ、胸飾調製(ミキモト装身具略史)
今回、愛子内親王のティアラ製作費を宮内庁予算に盛り込まなかった理由として、宮内庁は「新型コロナの状況を鑑みて」と説明していますが、それは建前で何か外の思惑があるのでは?と疑ってしまうのは私の悪い癖です。
一つ。天皇の娘と宮家の娘の差別化を図っているのでは?
清子さまのティアラは天皇のお手元金で製作されたため私物になっています。
天皇の娘であり掌中の珠である清子内親王のために、製作しても国有財産扱いになるティアラでなく自分のものになるティアラを作ってやりたいと強く願ったのも親心でしょうか。
それとも「天皇の娘」という立場への上皇上皇后の強い拘りでしょうか。
今回、清子さまのティアラが愛子さまに引き継がれると、それは「天皇の娘」から「天皇の娘」へ国有財産ではない私物のティアラが継承されていくという新たな継承の始まりでしょう。
「宮家の娘達と天皇の娘との間には違いがある。」という差異化は愛子天皇、女系天皇への道筋の始まりかもしれません。
注意深く愛子さまのティアラの成り行きを見ていきたいと思います。
一つ。節約は見せかけの可能性。
清子さまのティアラでも他のかたのティアラでも、最低サイズ直しは必要です。
サイズ直し、リメイクの折に、ダイヤをグレードアップして元のティアラよりもグレードを上げることも可能です。
私物である清子さまのティアラを「天皇の娘」である愛子さまのためにさらにグレードアップしておきたいと上皇后が強く願っても不思議ではありません。
デザインを変えてリメイクすれば、ダイヤを抜き取っても反対に付け加えても解りませんし、デザインを変えなくてもダイヤがグレードアップしたことは見ただけでは解りません。
見ても解らないでしょうが、注意深く見て行きたいと思います。
今回、愛子内親王のティアラをお手元金で作るにして、他のかたのティアラを引き継ぐにしても、天皇の娘である愛子内親王は他の宮家の娘達とは別格のティアラを所有されることになります。
*他の宮家の姫君達のティアラは公金から作られ国有財産。
眞子さま 佳子さまのティアラはおおよそ3000万円、
三笠宮家、高円宮家の姫君のティアラは1500万円程度でした。
愛子さまのティアラも公金で作る場合の予算は3000万円と報じられています。
*愛子さまのティアラお手元金から作れば基準価格に縛られず、私物扱い。
秋篠宮家の内親王のティアラと他の宮家の女王のティアラの価格に差があるように、お手元金から作られる愛子さまのティアラは眞子さま、佳子さまのものより高額になる可能性あり。
秩父宮妃、高松宮妃のティアラは戦前の作であり、現在価格3000万円以上の可能性がある。
また由緒がハッキリしているので歴史的価値があり新出来のティアラよりも価格は高い。
お手元金からつくっても、他のかたのティアラを引き継いでも眞子さま、佳子さまよりグレードが高く価値が高いティアラをご所有になるのではないでしょうか。むしろそのために公金から製作することを断ったような気がします。
宮内庁は天皇の娘としての特別扱いを隠蔽するために「新型コロナの状況を鑑みて節約した」と国民に恩着せがましく言っているのかも?