憂国の花束

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漏洩天国

2021-04-02 19:19:34 | 皇室
文春が新潮の漏洩記事を批判しています。
どの口が言うか。ですが、興味深い事実がさりげなく書かれています。

《眞子さまは佳子さまと同じ部屋で…》“和歌流出事件”に宮内庁御用掛が実名告白「新潮報道は極めて無作法」
2021年03月31日 13時30分 文春オンライン 

「『週刊新潮』の早刷りが宮内記者会に出回ってすぐ、記者会の幹事社主催で臨時の“記者クラブ総会”が開かれました。『前例のない由々しき事態が発生したので、しかるべき対処を』と幹事社から伝えられましたが、正直眞子さまの結婚問題がヒートアップしてからは、こうした情報漏洩が続いている。またかと思いましたよ
 こう嘆くのは宮内庁担当ベテラン記者だ。いま、宮内庁や記者会は眞子さまの結婚問題をめぐる、相次ぐ“情報漏洩”に頭を悩ませているという。

なるほど。マスコミを通じて発信される「ある〇〇関係者」「ある宮内記者」が語る情報はあながち妄想・憶測・捏造ばかりでも無いということのようです。

 宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司氏が解説する。
「記者会見の内容が漏洩するのとお歌そのものが漏洩するのとでは重みが違います。お歌は1つの作品であり、天皇陛下の御前で初めて披講(または発表)されるものです。歌会始には一般の人から選出された預選者10名も出席しますが、事前にお歌の内容を漏らしてはいけないことが要項に明記されています。もし事前に発表してしまうようなことがあれば失格になります。儀式で初めてお歌が披露されることに意味があるのです」

では、会見内容を事前に漏らすことは「苦しう無い」という取り決めになっているのでしょうか。

山下氏は元宮内庁職員として見聞きしたことや、宮内庁退職後も残る影響力を駆使して宮内庁職員や宮内庁記者から得た情報を発信することを生業としておられますが、それはある意味漏洩でしょう。
山下氏が漏らす情報は、例えば秋篠宮家の内部事情等、後から事実と知ることが多い。宮内庁、宮家内部に独自の情報提供者を持っている証拠でしょう。
その山下氏が「私が漏らすようなことは漏らしても良いが、歌はダメ」と言っているようで可笑しい。

 宮内記者会(宮内庁担当の記者クラブ)は皇居内にある宮内庁庁舎の2階に記者室があり、新聞・通信局、テレビ局の15社20数名が常駐している。月に2回行われる長官会見に加え、毎週行われる次長と侍従次長、皇嗣職大夫の定例会見には記者たちが出席し、天皇、皇后や皇族の予定の発表などが行われる。皇室関連行事がある際には取材に関するレクチャーも行われる。
 今回の歌会始の儀に関しても、天皇や皇族が披露する歌とその歌が詠まれた背景説明を記したペーパーが1週間前に配られていた。

2018年から皇室の和歌を指導する御用掛を務め、歌会始の儀の歌の選者も務める篠弘氏 
「一首の歌から、作者のお気持ちを推し量るのは難しいことです。儀式の前に公表してしまうということもルール違反であり、極めて無作法な行いです。
 眞子さまの『烏瓜』を題材にした歌は、珍しい素材を生かした発見に富んだ歌でした。紅の色が深まっていくという描写力に優れていたので、これはいいなと、表現力の深まりを評価して、選んだのです。私的な心情を歌にすることは、世の中に様々な心配を引き起こすことになることは眞子さまご自身も熟知していらっしゃいます。その点も十分に考慮したうえで発表されたと判断しました。
 眞子さまと佳子さまはおふたりで一緒に歌を作っていらっしゃるようです。おそらく同じ時間に同じ部屋で頑張って作っていらっしゃるのではないでしょうか。徐々にレベルアップされ、初歩の段階を抜けてご自分の心情を歌を通して出せることを期待いたしております

上の下線部分
眞子内親王は「私的な心情を歌にすれば、世の中のひとからあれこれ言われることを承知の上で、私的心情を歌に託した。」ということでしょうか。
ならば、世の中の人々がその託された心情を推し測ってみたくなるのは当然ですね。

下の下線部分。
私は、眞子さま、佳子さまの歌を読んで、御二人がお部屋で楽しげに相談しながら歌を詠んでいる場面が脳裏に浮かびました。
私の読解力もまんざらでも無いじゃないか、と少し嬉しい。