横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今踏み出している「小さな一歩」に気づく

2021-12-15 13:57:30 | 発達や学習が心配
昨日の横浜は、「みぞれ」?というぐらいの寒い雨降りでした。

今日はぴかぴかのお天気

学期末になると、テスト・テスト・・・・。

テストが返されると、まず何点?

書いた回答が〇? ×?

そして、×の場合、どうして×なんだろう?

と考えると思います。

うっかり「dL」をつけ忘れちゃった・・・のようなあと少しのところもあれば、

全く手が出なかったことろがある・・・。

6年生の算数の「体積」だとしたら、

5年生までとは違って

「底面積×高さ」の公式で求めます。



黄色で囲ったところが「底面」

ところが、

「縦×横」が「横×縦」になったり、

「高さ×底面積」になったり・・・・。

回答の「数値」は合っていいても式には〇がもらえないことがあります。

自分的には、「がんばって勉強したのに」という思いがあります。

それまで全く「手つかず」の子どもだったとしたら、

「公式」を使おう、としたところがまず、「前進!」

この単元の学習前だったら、「できなかったことができつつある

または、「やりつつある」状態だと思います。

まだ、残念ながら「点数」としては表れてはいませんが、

この子なりの「一歩」です。

計算の横に自分で考えた「図」を描いてある場合もあります。

考え方は、「数値」だけでなく、「思考過程の図」であるときもあります。

せっかく図が描けたとして、問題文にある数値を写し間違えてしまい、

正確な数値にならないこともあります。

でも、その子なりに「解法」に近づきつつある。


生活面でいえば、いままで友達と言い争い、つい相手に「手」を出してしまった子が

「ぼくは、そういふうに言われるとつらいな。」と相手に伝え、

手を出すのをがまんした。

相手の子にはその気持ちが通じず、結局言い争いになったとしても

その子にとっては、「小さな一歩」

*********************************

「小さな一歩」は、その子のことをよく知らない人にとっては、

とっても「見えにくい」もので、「できてない」「変わっていない」と思われがちで、

がんばっているのに、「認められない」ことがあると思います。

でも、よーくその子どもをみている人からは、

「あれ、ちゃんと踏み出してる!」

「一歩進んでる」


と気づかれるかもしれないです。

テスト1枚にしても、

友達とのかかわりの小さな場面でも

だれかに「認められる」ことがどんなに子どもを安心させるか。


小さな一歩に「1点」プラスしてもらえないかな~と思います


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(太字のところをクリックしてください)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「繰り下がり」の筆算・・・... | トップ | 「頭の中を見せる」。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿