横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今月の気になった記事から「依存」。

2023-05-24 18:44:12 | 発達や学習が心配
今週末は、運動会が開かれる小学校もかなりあるようです。

風薫る5月。でも、月末ともなると横浜の日差しは結構厳しくて

日向で子どもたちを応援していると日に焼けてしまうかも

久しぶりに参観が全面的に「解禁」された学校もあるようです。


さて、今月の1日N新聞で気になった記事は・・・

「自立の本当の意味」

神田東クリニックの 高野先生が書かれているコラム。

依存には、「絶対的依存」「相対的依存」があるそうです。

「絶対的依存」は、

周りからみても依存しなければならない状況にも関わらず、

本人は、依存している自覚がない状態。

全体重でよりかかっているため、依存している人や物がなくなると、

とたんに倒れてしまうそう。

そして、依存先の物や人に対して感謝の気持ちが存在しない・・・。


一方「相対的依存」は、

自分がだれかに頼っていることを自覚している状態。

何かに頼らないとやっていけない自分の限界もわかっているので

頼れることのありがたみを感じている状態。

依存先がなくなってもすぐには困らない。


ということ。


どちらかというと「絶対的依存」は、SNSでニックネームで

書かれる「(身近な人に対して)~をしてくれない」のようなイメージ?

そして「相対的依存」は、新聞の投書欄のように実名で

書かれる「こんな頼れる場所があったんですよ~」のようなイメージかな~。


困ったことにどっぷりはまっているときは、「絶対的依存」の状態で、

うまくいかないのは、「だれかのせい」

(実際そうかもしれないけれど)

少し落ち着いて状況を受け入れていたころに

「こうやってここに頼ってみようかな~」作戦を立てられるのが

後の方の「相対的依存」かな、という気持ちがします。

だから、「相対的依存」の状態になれたときは、

「ここ(これ)がだめだったら、次がある!」という前向きの気持ちになるのでは?




年長さんや、1年生は、鉛筆を自分で削れるように練習すると

「手首の動き」がよくなり、えんぴつコントロールにつながります!

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そして、このコラムの中であの有名な「河合隼雄先生」が

「自立ということは、依存を排除することではなく、

必要な依存を受け入れ、自分がどれほど依存しているかを自覚し

感謝していることではないだろうか」
ということばを残されていると書かれています。

子どもは、「大人に依存」していると思われがちですが、

もしかすると「大人が子どもに絶対的に依存」してしまっていたりしていること

ないのかな~と思うこともあり、また

家庭内でも、リーダーシップをとっている人が実は、

家族のだれかに「絶対的に依存」していることもあるかもしれないです。

自分自身を振り返っても、ある!ある!です。

・・・だんだん「絶対的依存」から「相対的依存」に変われるように

ときどきこのコラムを思いだして、

「感謝のことば」を伝えることを大切にしていきたいです




新年度から2か月たって、少し心が揺れ始めているお子さん、保護者のみなさん、園や学校の先生方、

気になることがあったら、お話しに来ませんか?

お電話お待ちしています。💛


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のところをクリックしてください)
















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