横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

筆算が苦手・・・たくさん計算すればするほど・・・?

2016-12-14 18:48:50 | 発達や学習が心配
あと2週間とちょっとで今年も終わり。

なんだか「年末」という感じがしません。



このところ、丹念に過去記事を読んでくださる方があり、

うれしく思っています。

ブログの下をずうっとスクロールしていくと、

「記事一覧」で読めますので、お時間のあるときに

ぜひどうぞ!

今日は、「筆算」の話。



2桁×2桁のかけ算が出てくるのは、

東京書籍ですと、3年生の下巻

そろそろというところです。

一けたをかけるときと違って、

2段目の右端が0になるところが

なかなか難しく、つい、つめて書いてしまいます。

(私は、ここはゆうれいの【れい】です、といっています(笑)

見えないけど、あるのだよ~という意味で。今どきの子どもは

妖怪ウォッチのイメージかな)

繰り上がりがあると、さらにわかりにくくなります。

「掛け算」でくりあがったのか、「足し算」で

くりあがったのか・・・。

小さい「まど」を作ってみました。

だんだん自分で描けるようになることを

願って・・・。

横に、①5と3をかける

   ②5と2(0)をかける
   
  ・・・と順番を書くと分かる子どももいます。

 (おそらく継次処理が得意なお子さん)

または、まったく「筆算」そのものを嫌がる場合も。

そんな子どもは、

  筆算をしていく途中、「けた」がずれて、どこを足していいか

わからなくなってしまったり、

  くりあがりの「小さな字」を見落としてしまう場合があったり、

十字線の入った細かい「ノート」で文字がちかちかしていたり

する場合もあるようです。

  また、いったん、繰り上がりの数と計算した数をおぼえ、

「暗算」するところで、なんという数を足すのか忘れて

しまうことも。(小さなマスを工夫するなど、覚えておく

方法も必要がありますね)

 ただ、問題を「拡大」したとたん、できるようになった

子どももいました。

 それで、「意欲」もアップ!



分数の割り算も、約分したあと、残った数がどれだったか、

書いているうちにわからなくなってしまう子ども。

最後に残った数をこんなふうに〇で囲むのもよいです。

    

算数のノートは3年生あたりから、1cm方眼や、5mm方眼に

なることが多いのですが、5mm方眼になるとかなり

筆算のとき、ちかちかしてしまう子どももいます。

「見えずらさ」があると、それが「書きずらさ」になり、

計算の意欲も低下していきます。

そんなときは、見やすく、書きやすいノートにするのも、

一案かと思います。



年末に向かい、少し「疲れ」がたまってきたときは、

「単純な手作業」の繰り返しでできるものも

おすすめです。折り紙でリースを作ってみました。

冬休みまであと少しですね。



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