昨日の補足になるのだけど、梅の話です。
私が好んで食べているのは、皆平梅(かいだれうめ)です。
この皆平梅は、非常に皮が薄く果肉もジューシーです。
梅といえば南高梅が最良な品種と思われがちですが
農薬たっぷりの南高梅もたくさん出回っています。
だいたい健康志向の低塩梅干って何なんでしょう、
塩分が体に悪いので塩分を減らしました、但し腐りやすく
なってしまうので防腐剤をたっぷりと…
添加物漬けの商品を健康志向と称して販売するなんて
とんだお笑い種です。
梅干は塩分濃度の高い商品ですし、果実なので農薬が
濃縮され残留しやすいです。
購入のポイントを踏まえましょう、手作りでも原料梅に
注意をはらいましょう。
梅ぞうめんのぬくいのんとは、梅干入りにゅうめんのことです。
関西以外の人には分かり難かったですね。
何ででしょうか、大阪でもにゅうめんという言葉は使いますが
どうも私には馴染みません。
昆布と鰹で美味しい出汁を取ります、そこに梅干を1つ入れて
2~3時間もすると良い味と香りが移ります。
梅干を抜き醤油と味醂で調味して、湯掻いたそうめんを入れます。
当然そうめんを入れる前には、出汁を温めます。
普通のにゅうめんのつもりで食べたら、微かに梅の味と香りが…
という趣向です。
特に飲んで帰ったときには最高です。
妻の嗜みとしてできれば、素敵ですね。
注意点としては、梅干をくずさない。味醂は3滴までです。
早く味を出そうと梅干を潰したり、梅漬けの汁を入れても
下品な味になるだけですので、おやめなさい。
心遣いの延長に料理があるのだから。
ネットでの絶賛記事を見て、買ってみた
飯尾醸造の富士酢プレミアム
旨み満点でいて、ムレ香の少ない穏やかな味。
ちょっと、いや、かなりビックリしました。
二重丸でお勧めです。
最近一段と冷え込んできました、こんな時は熱々の
かんとだきが食べたくなります。
おでんのことを大阪では関東煮(発音はかんとだき)と
いいます。
当然家でもしょっちゅう作りますが、商売もんと違うので
色々なタネがごった煮になってしまいます。
それはそれでご飯のおかずにはなるのですが、
やはり商売モンは上手に煮いています。
超有名店ではありますが常夜燈豊崎本家が旨いですね。
75歳になる大将の手際は絶品ですし、出汁がウマウマです。
それぞれのタネを最適な時間煮込むというのは、やはり
プロの技です。
梅田にも名前だけ貸している似て非なる店がありますので
注意してください。
聖護院大根はやはり旨いですよ。
常夜燈 豊崎本家
大阪市北区豊崎2-8-14
06-6371-1115
定休日 日
いうまでもありませんが、美味しくものを食べる為には
見た目かなり大事ですね。
盛り付けのセンスであったり器であったり
いろいろな要素があり、美的感覚も要求されますので
家庭では難しいところです。
たとえば天麩羅の盛り付けを立体的に行うよりも
揚げたての熱々を食べた方が美味しいですし、
冷めないうちに盛り付けてしまえるほどの技術は
持ち合わせていません、となれば次は器です。
それなりの器を使うとやはりそれなりに見えます。
でもここでも問題です、料理に合せて器を買うと
非常に高価になりますし、保管場所にもこまります。
以上のことより家庭で視覚的満足を得るのは難しいか
というと、そうでもありません。
ご飯を食べるときでも、お酒を飲まれる時でも
塗りのお盆を使われるといかがでしょう。
特に根来塗か溜塗の角型盆がお勧めです。
例え目玉焼きでも非常に映えますし、なにより簡単です。
私も毎日溜塗の角盆で食べていますが、箱庭のような
自分だけの世界が広がっているようで幸福な気分になります。
丸盆より角盆が本式です。
川連(かわづら)塗は安価で真っ当な塗りです。お勧めです。
以前より何度も書いておりますが、私は主食のご飯が
何よりも好きです。
ですから副菜のおかずは、ご飯が進むものが大好きです。
甘い味付けのおかずは基本的にご飯が進みません、
当然甘いおかずは嫌いです。
スキヤキ・肉じゃがなど大変苦手としております。
ですから料理にもほとんど砂糖で味付けしません。
旨みをよぶために、ほんの少し使うぐらいです。
一番砂糖を使用するのはおかず味噌です。
おかず味噌だけは甘くないと話しになりませんし
砂糖特有のエグミも味噌のクセで打ち消されます。
しかし、私はスイーツであれば大変甘いもの好きです。
洋菓子も和菓子も大好きです、羊羹に到っては1本
まるごとペロリです。
ですから甘いものが苦手というわけでなく、甘いものでは
ご飯が進まないと強調しておきます。
料理に使う砂糖はグラニュー糖です、和三盆などは使うと
味がややこしくなって美味しくありません。
デザートの葛餅などにかける蜜には黒砂糖を使います。
黒砂糖は圧倒的に喜界島産です、食べ比べてあまりにも
差がありました、特にお勧めです
明日1月7日は人日の節句で七草粥を祝う日です。
芹・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・仏の座・スズナ・スズシロ
正月の間の暴飲暴食で疲弊した体を鮮烈なる香気で
整えてくれます。
けっしてひたすら美味という訳ではないのですが、
なんとなく美味しいと感じる方も多いかと思います。
この体が求めている鮮烈なる味を1月7日限定としなくとも
良いでしょう、又7種類揃える必要もなく、大根の葉や
蕪の葉や人参の葉などの1種類でもよく、土鍋でお粥さんを
炊いて手に入る菜っ葉を入れましょう。
本当に美味しいですし、血が綺麗になる気がします。
どうしても白粥系統が嫌な人は、洋風雑炊にたっぷりの
パセリをお入れになってみては如何でしょうか。
たまに体をリセットする日を設定するのは、美食家の
心掛けといえるでしょう。
明けましておめでとうございます。
三が日も終わり、そろそろお節料理にも
飽きてきましたので、本日はガーリックライスを
食べることにしました。
コッパの切れ端をたっぷり炒めて大蒜の微塵切りも
たっぷり入れてパラパラ・ふわふわの炒飯に
大蒜や生姜など土ものは比較的日持ちがしますので
結構重宝すると思いますが、時間が経つほど不味く
なります、購入後素早く消費しましょう。
また購入はスーパーなどはイマイチですね。
ほうれん草などの青物であれば、すぐに萎びますが
根菜などは見た目あまり変わらないので、目利きが
難しいと思います。
押してみて硬い物を選びましょう、大量消費するものでは
ありませんので、百貨店で購入するのがベストです。
大蒜も瑞々しい物とカスカスのものでは、まったく風味が
異なります。
コッパの切れ端が焦げた味と大蒜の風味…不味いわけないよね。