ネクター

日々ニッキ。時々毒を吐く。

毎年の事ながら・・・

2005-12-31 | 日記
朝から両親と祖母が喧嘩していた。
喧嘩の原因は分からないが(大体くだらないこと)毎年、年末(だいたい大晦日だが)になるとこの人たちは喧嘩をする。
今年は祖父がいないからちょっと違うけれど、あの人がいたら物を投げて「ワンら(お前ら)が出て行けさらせ!!」で終わりだが、今年はそうじゃない。
私にとばっちりがきた。
関係ないのに巻き込まれているし、しかも父の言っていることは支離滅裂で何を言っているのかサッパリだし。
もうこんな家いや・・・他人だったらいいのにと思うのだけれど、身内だから情けなくて涙が出てくる。毎年こうだし。
喧嘩していて一番むかつくのは、こっちが怒っているのに、父と祖母がいちいち間に入ってくだらない事を言う。しりの仕舞には、父と祖母が悪いのに「ははは」と笑って済まそうとする。ムカツク、ムカツク、本当にムカツク。こっちが怒っているのを分かっていないし!!
因みに母は、「昔なぁ、嫁さんが姑さんを殺さはる事件がけっこうあったんやんかぁ。なんかその気持ちがよう分かるわ。でも殺すって事はよっぽど恨みが募ってたんやで。」
ああああ。

昼間、母と買い物に行った帰りに、ガソリンスタンドで電動老人車に乗ったおじいさんが灯油を足元に乗せて右折しようと待っているのが見えた。
それを見て母が、「ああいう年寄り見ると昔を思い出すからかなん(嫌だ)。」
昔、原付はヘルメットを被らなくてもいい時代の昔。
独身時代の母が勤めていた会社で、フォークリフトを運転していた人が、リフトの先端が停止線より先に出ているのを知らずに信号待ちをしていたら、70過ぎのお祖父さんが原付で走ってきて、その先端に引っ掛かって事故にあってしまった。
すぐに病院に運ばれたが、そのおじいさんは亡くなったそうだが、亡くなってすぐの時、事故に遭ったおじいさんの家族は『年寄りやのにバイクになんか乗って走り回るからや。』とか、『ちゃんと前を見て運転してなかったんやわ。』とか言って、リフトを運転していた人には悪くないような事を言っていた癖に(多分そのおじいさんは結構気がキツくて煙たがられていたのだと思う)、葬式の時だかには、『(リフトを運転していた)お前が悪い。』とか『あのおじいさんでも留守番してくれたり、役に立った。』とか言って、結局はお金を会社からふんだくれるのが判ると、言う事がコロっと変わったという話。

そんな事があって母は、あまり元気すぎる年寄りが嫌いだ。「もうちょっと家でおとなしくしてはったら事故にも遭わへんし、(家族に)ようしてもらえるのに。」とよく言っている。
あの灯油を持ったおじいさんも「ワシがやったってるんや!」とか言っているんだろうか?うちの祖父さんがそういう性格だったからなぁ。家族に頼んだら済むことなのに。
仏さんになったのに、まだうちの祖父さんは『いい人やった』にはなってない。そんな日は来ないような気がする。

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