ネクター

日々ニッキ。時々毒を吐く。

少女雑誌のふろく

2010-08-26 | 漫画(本)
本屋で何気なく見ていたら、『少女雑誌ふろくコレクション 』というのが目に入ったのでちょっと見てみた。
ちゃんと見てはいないのだけれど、『りぼん』での付録のことが最初に大きく出ている。
私も子供のころはりぼんを購読していたので懐かしく見てはいたのだけれど、70年代~80年代前半からイキナリ『ちびまる子ちゃん』に飛んでいる乱暴振り。
りぼんの80年代っていやぁ、『ときめきトゥナイト』だろう。それが何故ないのかが不思議だ。
しかもなんでか『空くんの手紙』の付録がピックアップされていたのかも不思議だ。
編集の好みなんだろう。うん。

この手の本は最盛期の80年代になるまでにまとめちゃうのがいいのだけれど、まる子を出すところがなんかなぁって思う。私が思ったってどうだっていいことだけどさ。

こういう趣味本?っていうのは思い入れがあるからアレもコレもってなるとなかなか上手くいかないからね。
そんな中で空くんを入れているあたりがそうとう思い入れがあるように見受けられるのだけれど。私も空くんは好きだったけど、リアルタイムじゃなかったんだよね。だから付録を見て凄く欲しくなった。



因みに、もう出ているかもしれないけれど、今はなき少女漫画本も入れてほしかった。私は『りぼん』と併せて一時期、『ひとみ』も購読していたから。


今年も終わり

2009-12-31 | 漫画(本)
あと少しで2009年が終わります。
なんか終わるって言うと悲しくなるなぁ。
それで今年は何かあったかっていうと、あったけどコレっちゅうのがなかったな。
あっ、本を結構読んだ。
それで松本清張の短編と横溝正史の『八つ墓村』を読んだのだけれど、今まで読んだことのない人のほんだったのですが、やっぱり売れっ子だった人は面白い話を書かれるのだなぁと思い、今までなんで見なかったのかちょっと後悔。
なんか、大昔に吉本ばななとシドニー・シェルダンを読んだ時の感覚を思い出した。それと村上春樹の『ノルウェイの森』の時もそうだったなぁ。どっちも内容ほとんど覚えていないけど・・・

そうそう、村上春樹といえば、今年は『1Q84』がベストセラ-で話題沸騰だったけれど、私は最初『IQ84(アイキューはちじゅうよん)』と勘違いして、IQ84の人がなんか凄いことをする話だと勝手に思い込んでいた。
間にQなんかいれるから勘違いするではないですか。

それと、エッセイみたいなものも読んだのだけれど、年輩の人ほどボンボンなんだろうなぁっていう記述があり、ちょっとイラっとしたりで・・・
それと自分の頭が悪いのか、知識が乏しいのか、日本語で書いてあるのに何が書いてあるのかよくわからないという事に気がついたのだが、最後に説明とかが書いてあってもサッパリ分からないので流しながら読んでいたりして分かった気になって読んだりしていたけど、読解力が乏しいなぁ。




先日からイラっとしている

2009-11-28 | 漫画(本)
11月はフィギュアの話ばっかりになってしまった。
これだけネタにした割にはあんまり見ていなかったのだけど。


この間、北芝健の本を2冊読んだ。
題名は忘れたが、警察官時代の話が書かれていた本なのだが、どうにもイラっとくるような事が書いたあったので自分の感想を書く。

交番勤務の頃の話なのだが、地域のお年寄りをあまり見かけないので、ある家をちょっと覗いてみたら痩せぎすに痩せきったお婆さんが寝たきりになっていた。
調べてみたら、そこの嫁がちゃんとした食事を採らせていないということが分かり、肝心の夫(多分息子)は嫁の尻に敷かれて何も言えない。
それを知った北芝は、旦那から嫁に用事を言って昼間に嫁を家の外に出すように言う。
その間に交番で作ったお粥を届けさせてそのお婆さんに食べさせていた。
そして、おりをみてその嫁と話し合い、ここで一件落着。
最後に彼は嫁に一言、
「おばあちゃんが死んだら立件するからな!」
と釘をさす。

まあ、こういう話だったのですよ。
何がイラってくるかっていうと、最後に『少々美談であるが』って書かれていたこと。
よく考えてみよう。この嫁は最初から鬼ではなかったと思う。
でも、この年寄りは北芝から見たら可哀そうなおばあちゃんにしか見えない。
だかこの家は彼の知らない家庭があった。
嫁が年寄りに食事を採らせないっていうのはそれなりの理由があったと思う。
いくつか想像ができるけれど、この嫁も辛かったのではなかろうか。(よくはわからないけど)
私が思うに夫が悪い。そんな気がする。

だいたい、こういう風にこういうことを美談とか言う人間は年寄りと暮らしたことがないか家のイザコザを知らないから勝手な事が言えるのだ。
彼の経歴を見たら医者一家だというから、なんとなく納得した。

あ~子供のころ、家族の事を話したら
「お祖父ちゃんとお祖母ちゃん一緒に住んでるんやったら、いっつも小遣い貰えてええなぁ」
って言われたこと思い出した。
言ったこの人はいっつも年寄りから金を貰っていたのか。って。

たまに逢う孫や子供に、ええお祖母ちゃん、お祖父ちゃんって言われていい気になって、金やらなんやら渡して、一緒に住んでいる人間はもっと何かしてもらっているやろうって思われる。
実際はそんな事はない。
それどころか生活費を出さない。
なのに一緒に住んでいない人間は一緒に住んでいる人間にたいして(お金を自分にこれだけくれるのだから)いい生活をしているを思われているフシがある。
だったら面倒みやがれ。
一緒に住んだら分かるわ。

なので、私は母方の祖父母に対して良くも悪くも言えない。まして一緒に住んでいる祖父母と比較なんてとてもできない。
向こうも一緒に暮らしている家族があるから。


なんか愚痴になってしまったけど、この間から夕飯になるとこの北芝の話を思い出してイラっとしている。


こまったさん

2009-09-13 | 漫画(本)
おはなしりょうりきょうしつ
『こまっさんのオムレツ』他

作:寺村輝夫
絵:岡本颯子


部屋の掃除をしていたら、児童文学のおはなしりょうりきょうしつシリーズ、こまったさんシリーズと言えばわかりやすいでしょうか、その本が出てきたのです。
が、私が持っているのはハンバーグまでなので他のも見たくなったので図書館で借りようとしたら、蔵書が各5冊は置いてあるのに、どれも貸し出し中。
こまったさんって未だに人気の本なんですね。
何日かして図書館に行ったら何冊かは置いてあったので借りて帰った。
気がついたのだが、こまったさんは基本、ご主人のヤマさんのために料理を作っているっていうこと。


この本のいいとこは、お話を進めながら料理を学べるという、なんだかお得感があり、食いしん坊にはたまらない本であると私は思っている。
実際、この作者はかなりの食いしん坊だと本の最後に書かれている文でわかる。


さて、作者がちょっと気になったので調べてみたら、こまったさんと同じようなわかったさんというお菓子シリーズも出している。
お菓子にも詳しいのか!!
でも、2006年に亡くなられていたのですね。
そして、絵を描いているのは白土三平の妹っていうのも驚き。作風が全く違う。というか畑が違うか。

漫画の神様

2009-02-14 | 漫画(本)
手塚治虫が亡くなって今年で20年だそうだ。
ついでに生誕80周年らしいが、正確には生きていたら今年で81歳。
漫画の神様と言われているが、同時に日本アニメの神でもある。

それはともかく、私は手塚治虫が亡くなった時の新聞記事の扱いが小さかったことを憶えている。
うちでとってる新聞での扱いが小さかっただけかもしれないが、少なくとも石ノ森章太郎や藤子F不二雄より小さかった。神なのにこの扱いはいかに・・・
ま、これは亡くなったのが朝方だったから夕刊にはでかく載ったのだろう。


手塚治虫の作品ですが、私の中では殆どがホラー。
うちの両親の時代では『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』なんかのファンタジー色のある作品が印象的なのだろうが、私の子供の頃は既に晩年だったので青年誌に載っているような作品が多かった。
図書館や学級文庫にも置いていたのだが、その作品が『アドルフに告ぐ』や『ブッダ』なんかだったりして、名前からしてちょっと見れなかった。
それになんかちょっとエロかったし。
なんで漫画家ってある程度の歳になるとエロを取り入れるのだろうか。
作品の深みを増すためなんだろうか、子供の時これは見ていいものなのかと思った。
残虐的なシーンもあったし、殆どの作品が死と隣り合わせ。
そんな訳で元々気にしぃなのでこういうのを見ると怖くて寝れなくなるからあんまり好きじゃなかったのであんまり作品をちゃんと読んだ事がないなぁ。

ちゃんと読んだ事のある作品が実は『奇子』
これは結構キッツイ話だったけど、あながち創作ではないだろうと思った。
実際、なんかの事件がモチーフらしいし、人物関係なんかは田舎ではあったと思う。


生きていましたか

2008-10-25 | 漫画(本)
『ぱきすタン』
 ちまきing 
 三才ブックス


以前、『あふがにすタン』を購入した頃には著者のHPは活動していたのだけれど、あの事件以来更新はおろか消滅していまっていたので、Web上での『ぱきすタン』は発行されないのかと思っていたら、忘れた頃に発売ですよ。
出版社側とは連絡がいっていたのを思うと完璧に干されたわけではなかったのでちょっと安心(安心をしていいのかどうかわからないが)
つまり、この人の絵は結構好きなんですよ。
只それだけですわ。

そんな訳で、今後も擬人化キャラで発行されるのかな~なんてちょっと期待したりで・・・サウ爺やどいちゅとか出てきてないし・・・


因みに、どちらも同じ本屋で購入をしたのだが、前回は世界のコーナーに置いてあったのが、今回はゲームコーナーに置いてあった。何故だろう。





山田真哉

2008-09-28 | 漫画(本)
山田真哉をよくみかける。
見かけるといってもご本人を見るというわけではなく、雑誌や新聞や目に留まった書籍なんかで彼を見かける。

公認会計士である彼は若いながらも『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のベストセラーで一躍時の人となった人である。
他にも『女子大生会計士の事件簿』は今秋からBSでのドラマ化も決まっている。

そんな彼を何故かアニメ雑誌で見かけたのだが、連載をしていて、タイトルが、『山田真哉の萌え株、買っちゃうぞ!』というアニメとどういう風に関係があるのだろうかと思ってしまうタイトル。
が、萌えと出ているだけあってそれなりに関係はある。
つまり、アニメ関係の株を買って公表しているっていう、そのまんまっちゃあそのまんまのタイトル。
しかしそこはアニメ雑誌。ちゃんとアニメに関しても言及はしている。というかかなりのアニメ知識を持っていると思われる。
まとめたらヲタってことなんだけど・・・・
それを見て知っている自分もどうなんだか・・・

あ、ちなみに『女子大生~』を一応全部読んでみましたが、読みやすくて面白かったです。
作者は大学時代に日本史を専攻していただけあって登場人物が歴史上の人物をもじっているのも面白かったし。(結末や風貌も歴史上の人物同じような感じにしているのもなかなか)
ドラマ化にあたっては何故かソロバンを持ってキメ台詞を言うらしいが、ドラマとしての見所が欲しかったとしか思えない設定ですな。

いけず

2007-07-19 | 漫画(本)
『芸妓峰子の花いくさ』

著者:岩崎 峰子

『はいからさんが通る』とかで有名な大和和紀が『紅匂ふ』の題で漫画にもしている。
今秋には井上真央が主演でドラマにもなる。

出版された年くらいに結構な話題になっており、新聞なんかでもよく出ていたからおぼえていたのだけれど、今更ながら図書館で借りて読んでみた。
その前に漫画を先に読んでいたから大体の話しは知っていたのだけれど、読みやすかったです。多少違うところがあったけど。

作品中によく「いけず」という言葉が出てくるが、何年か前にTVで著者が出ていたのを思い出したが、その時は『この人(著者)もいけず顔やんか』と思ったが、本の通りだとしたら、いけずされたから自ずといけずになるものなのだろう。
その時のTVでの彼女の発言は、エリザベス女王を接待した時のことで
「(エリザベス女王は)いけずな顔をしてはった。」
「芸鼓のことを娼婦と同じような目で見ていた。」
といったような内容でした。
いやいや、あなたも京都女のいやらしさというかいけずなとこが顔に出てますえ。とツッコみたくなった。

久々の新刊

2007-01-30 | 漫画(本)
里中満智子オフィシャルサイト

あれから4年くらい経っていますが、18巻の末ページには『年1冊のペースで刊行予定!!』って書いてあったような気がするのですが、やっと新刊が出ます。
しかも20巻で終わりじゃないみたいだし。
他の仕事はやっていても、これの最新刊はなかなか出ないからアレで終わりなのかと思ったくらいです。
それよりも絵がどうなっているのか気になる。
一時「アレ?いつの間に下手になったの?それとも手抜き?」って時があったから。

そうそう、この漫画は母がある日突然大人買いして買ってきた漫画なんだよな~。
ついでに、職場の四十ウン歳の男性も読んでいたりする。
多分、奥さんが読んでいるからだろうと推測する。

なんか凄いタイトルだったので

2006-09-18 | 漫画(本)
久々に図書館に行って紀行書の辺りで本を物色していたら、背表紙に旅行バックを持った不思議の国のアリスの様な絵が描いてあり、その上のタイトルを見ると『悪の枢軸を訪ねて』なんか物凄いタイトルだなぁと手にとって表紙をみると、右に金正日、ヒダリにフセイン、中心にアリス、そして右下の隅っこの方をペラッと紙を捲ってブッシュがいる。
ああそうか、北朝鮮とイラクに行ったのですね。
中身というか、著書紹介をみると、表紙と同じ格好をした女の写真が載っていた。それは表紙のアリスだった。
で、著作物を見てみると、『自殺のコスト』がある。この本は前にうつ病の知人の家で見たことある。それ以外の著作物は分からなかったけど。

とりあえず借りてみて最初の北朝鮮篇のみを見た。
1999年2月から2002年6月まで計5回に渡る渡航をまとめたものであり、参考文献も結構な数を載せていたので、その時感じたことだけを書いたわけではないようだ。
面白かったのが、恐怖の託児所と地獄巡りのような少年宮殿。
幼児期からのプロパガンダ刷り込み。そして駄々をこねない皆同じ顔をし、駄々をこねない3歳児くらいの子供達。そりゃ躾が上手いことしているというより恐怖を感じるわ。
そして、少年宮殿。
ピョンヤン中の天才少年、少女が放課後に課外活動を行う場所であるが、数十人といる子供達全員が一糸乱れぬ形でお琴やらアコーディオンやらを弾いている姿を見せらる。
最後の未来のスターの芸には文体からも伝わってくるが、日本には絶対にこれだけのことする人はいないであろう芸を披露してくれる。
只、音楽に関してはいつも『カシオトーン』の様なシンセサイザーの音を入れているのが向こうでは前衛的とか思われているらしく(それはTVでもよく流れているが)その辺が安っぽくしていると書いているには行った事が無い私も頷いてしまった。

とりあえず私は行きたくはないが見ていて面白かったです。
最後にビックリしたのは著書はあのゴスロリの格好で北朝鮮に訪問していたことに驚きです。