おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

お食い初めと

2023年01月09日 | 風景

年の初めも「ひので」にて。

たぶん、僕がガキのころから

変わらないショウヰンドゥ。

地上はいろいろ変わったけど、

これは変わらない。

見るとなんかホッとする(笑

もうここへ来て、

定食食べてマッタリするのが、

癖になってしまった。

そろそろお昼で、混んで来たので、

席を譲って、今日の目的地へと。

たぶん札幌軟石(さっぽろなんせき)の、

古い塀の名残りがあるわ。

住所の板が、いい感じだ(笑

今、小樽軟石(おたるなんせき)ってのも、

提唱されてるからなぁ。

ここ10年くらいですか。

札幌軟石は灰色っぽいけど、

小樽軟石はピンクっぽいそうで。

より安山岩質な(ミネラル分が多い)

んでしょうなぁ。

いや、それじゃなくて(笑

「ひので」から路面電車で1駅。

西8丁目駅の前にある三吉神社です。

藤原三吉(ふじわらさんきち)を祭るので、

三吉(さんきち)神社と言います。

「古事記」は聖書同様、

人々が信心してたものに

新しい名前を与えて神として、

その神で人々を味方にしようとしたんで。

同じ属性のものが2つずつ出てくる。

オホナムヂと大国主(大黒さん)、

スクナビコと言代主(コトシロヌシ)。

もっとも、言代主のほうは、

弟の大怪獣タケミナカタが巨大なために、

並ぶと手のひらサイズ。

小人のように見えるだけですけど(笑

ちなみに、

ヤマタノオロチ

(九頭竜。首と首の間の又が8つ)

と同じ属性なのが、スサノオです。

そういうのは、いっぱいある。

邪馬台国だって、

数ある写本のなかの唯一の誤植が、

邪馬「臺(台)」国。

ほかのはみんな邪馬「壹(豆)」国。

やま「と」のくに、です。

卑弥呼も、ひみこじゃない。

ひみヲだ。男です。

そんなのが、沢山あります。

 

そんな具合で、

いろいろと、すり替えをやってます。

そんなのが集まってる三吉神社が、

どんなもんかなと。

僕あんまり神とか神社とか好きじゃないんで。

今回もこの表じゃなくて、勝手口から中へ。

てか、県社なんてあんのねぇ。

郷社はよく見るけど。

郷社より格が上なんだってさ。

そらぁ年功序列の国だものさ。

奈良時代から存在してりゃ、ね。

ここは明治に分祀された神社ですけど(笑

太平山(太いは、アソコが太いんじゃなくて、

安泰の泰の字の省略です)っていう、

岩戸を安泰にする山がご神体。

なんか閉じ込められてるナ……

春に山開きして、秋に山を閉じる。

お諏訪さんでも昔そんなのが……

藤原三吉の像は鬼そのもの。

奉納品は鏑矢(かぶらや)。

と来れば、タケミナカタだろうね。

秋田がメッカなのも、さ。

しかも三吉さん、右手に斧を持つという。

像はどう見てもツルハシだけど(笑

まあ棍棒っぽけりゃ何でもおkだ。

タケミナカタのシンボルの1つが三つ足の鳥居。

三井神社とかにある、

上から(下から)見ると△な鳥居です。

してみると「吉」は元々、鳥居の象形かな。

家の前のFヲな形のもの。

土に口の「つち吉」ならば

(士に口は「さむらい吉」)、

その「土」という形は鳥、

口は湖や入り江になるかもしれない。

合わせて、水鳥の意味。

三羽の水鳥。トリ・ガラヌス。

そっちのほうがより原点に近いわ。

 

そんな具合で、札幌には、

札幌というか、北海道には、

「古事記」やアイヌが現れる前の、

この世ならざるものの面影が、

割と沢山あったりする。

冒険には事欠かない。

だってそもそも、北海道総鎮守の、

北海道神宮そのものがさ、

照ちゃんじゃなくて、

大黒こと大国主を祭ってるんだからなぁ。

さすが、聖書に言う

「パトモス島」だけのことはある(笑

冊子にも書いてあるけど、

北海道の白地図、眺めてごらん。

道民も知らないことさ。


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