おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

メルキュール札幌(2022年03月利用)

2022年03月15日 | 道央のホテル

あの朝食に会いに……来たんだが。

メルキュール札幌

 

どこのホテルも、そこなりのよさがあるのは、

改めて書くまでのこともなくて。

そのよさがあるから泊まるんだし。

3ヶ月ほどご無沙汰の間に、別の気に入ったホテルを使っていて、

ここへ来ると、やっぱ、よくできたホテルだなと思います。

こぢんまりとしている分、いろいろ行き届いているんだなと。

この不況のさなか、どうにも陰りが見えはじめてしまうのは、

どこのホテルも同じでした。

はやくコロナ禍が過ぎて、以前の状況に戻ってほしいわ。

ホテル側も望んでいるのは勿論だろうが、

僕みたいなホテル好きな客は、もっと望んでます。

 

1階のエントランス。

この座り心地のいい赤いソファに座って、

天井や壁のしつらえを見渡して、かすかな香りを楽しんで、

ああ来たな、と、しみじみ思うわ。

こういう、気分を整えてくれるエントランス、

これからの日本製のホテルにも、備わってほしいものです。

ホテルにとっては、たいしたことのない場所なんでしょうが、

客にとっては、ホテルの顔なんですから。

初めての最上階。

部屋が早くに埋まってしまうらしく、

今まで泊まれたことがなかったけど。

相変わらず、札幌の空は広いね。

ん?

あんなところに古民家があったのか。

駅前再開発とかいう、どうやって採算とるのか分からない事業で、

急速に消えていく、古い札幌の面影。

すべてがというわけじゃないけれど、

リアルな札幌の昔を伝える存在として、

古民家にもちょっと関心がある。

手前の運河の名残りは、創成川(そうせいがわ)だな。

すぐ近くだ。さっそく、歩いて行ってみようと。

そっか……。まあ、ね。

今年は驚くほどの雪の量だったが。

川はもう、春の気分でいっぱいだ。

振り返れば、

札幌テレビ塔。

あれはこれからも、世代を越えて話の通じる場所なんだろうな。

 

ホテルの近所には松屋があって、

その隣が、とんかつの「松のや」になってる。

ビュッフェが休止のとき、僕は大体、

そこの弁当を部屋で食べる。

松屋のほうから入って、券売機でお弁当の食券を買い、

振り向いた手前のスペースで、チンを押して店員を呼ぶ。

とんかつカレーもまあ美味いが、

カレーにキャベツの千切りはついてこないので、追加で。

宿泊階の廊下、奥がなんか神々しい(笑

路地や隣のビルの壁なんかがあると、

窓にはしないか、カーテンで塞いでしまうんだが。

このホテルは夜も美C~!

今時めずらしい、型押しのガラス。

このガラスの技術も、多くは過去のものになったそうな。

こういう機会でないと、ダブルのベッドなんか使わない(笑

やっぱ、ゴロンゴロン寝返りうてるのがいいわ。

高さもあるし。仕事の疲れもあるから、気づくと寝落ちてる。

パソコンつけたはいいが。仕事の残りなんかもうね(笑

 

おいおい……

昨日の青空は、どこへ行ったんだよ……

ニュース「北日本は暴風雪に警戒して」

まじかっ!!!

もういいって雪は。 orz..

で、実は今回、予定外のことがあって。

いや、事前に調べなかったからなんだが。

知人から、コロナ禍で朝食が弁当化してるって聞いたもので。

すわっ!あの弁当がもう一度食えるのか!

と、無い休日を探して予約を入れたものだが……。

ビュッフェ形式に戻ってった(涙

みなさんも、予約前にちょっとホテルの公式サイトご覧あれ。

でもやっぱりビュッフェのほうがいいねぇ。

好きなもの好きなところへ盛れるから(笑

お茶碗は料理の下の棚。これは覚えた。

窓際は寒いかとも思ったが、

窓付近から温風が出ていて寒くなく。

そういうちょっとした気遣いが、日本製のホテルにも欲しいね。

デザート。残念ながらアイスクリームは休止でした。

これもビュッフェで、ヨーグルトに好きなフルーツを好きに乗せられる。

今回はアールグレイにしました。できたら小皿を置いてもらって、

カップにかぶせて蒸らせるようになればいいなと。

 

まあもう、あっという間に時間は過ぎて。

ほんとは連泊して十分に楽しみたいところなんだが。

マックス14時まで(この記事現在)のレイトアウトをつけて、

今回は我慢いたしました。


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大通り駅・札幌駅(2022年3月利用)

2022年03月10日 | 雑談

子供のころにあって、

大人の今もあるもの。

 

先日、久しぶりの連休がとれたので、

ほかに行く所もなく(笑

また、ブラブラと札幌へ遊びに出たわけですが。

この前はやきそば紹介したので、

もうひとつ、紹介しとかなきゃなと。

そこも、僕がガキのころからあって、

大人になった今もある。

振り返れば、そういうところへ足が向いたなと。

地下鉄の大通り駅の改札を出て、

地下街「ポールタウン」方面

(ほんとは「4丁目プラザ」方面と言いたいところ)

へと向かう。一度は廃業した本屋のあるところだ。

あるいは、「電車の駅へ出る階段」と言ってもいい。

その階段の根元にあるのだ。

食べ飽きてもなお、食べたくなるものが。

なるべく、ひとのいないときに撮りたかったんだが。

飯時を問わず、ひっきりなしに客が来る。

それも、昔と同じだ。

その昔、はるばる、板敷きのバスに揺られて、

黒地に緑色の字でチンと、「とまります」の明かりがつく。

そういう時代(ころ)から、この店はここにあったと思うわ。

「天玉」。ソバもウドンもできる。

別々の湯でゆがいているのかは知らん。

あの忙しさではなぁ。

ちくしょう写真見てたら食いたくなってきたw

かつて、札幌駅構内の10番線に、

これと同じような、手作りのカキアゲを出す立ち食いがあった。

電車に乗るときは、必ず寄ったもんだが。

キオスクがやる立ち食いと競合して、無くなってた。

ウキウキして行ったら、閉まってたわ。

ここは、一時期は汁が辛くてしょうがなかったんだが。

今は美味くなった。おかわりしたいくらいだが、

次から次と客が来るので、席をゆずらなきゃならない。

何につけ、道民ってのは、譲り合いを旨としているなと。

雪道がそういうふうに育てるんだろう。

だから、雪を知らない所から来る奴には、

なんだこいつ?!って、つまらん気持ちにもなるわ。

 

ひょいと札幌駅へ。

出がけにポツポツと来てはいたのですが、

すでに3月というのに雪本番みたいな天候となり。

3月といえば、札幌といえどもこんな感じなんですが。

今年は道民すらも口々に、異常だ異常だと言っております。

まあ今年は雪多かったから、

来年は少ないんでしょ?

もう少ないということで、いいじゃありませんか。

 

寒空の下を、とぼとぼと歩いていたら、

SKYーJのランチが恋しくなり。

財布をあけたら、なんとか1回分は入っていて。

もう先の無いオッサンが、

後生大事に仕舞っとくものでもなし。

混んでたので会場は撮らず、料理だけ(笑

見切れてるけど、右のシャケの燻製が美味かった。

エイなんて初めて食べたわ(アサリのとこの白身)。

なんとなくサメと同じイメージで、臭いのかなと。

身の締まった白身魚でした。ソースもいいね。

そして必ず食べるカレー。

そしてまた見切れてるけど(笑

右のお豆のスープが、実は好物です。

こぶみかんと交互に出てくるらしい、牛乳スープ。

会場の端っこに、目立たなく置いてある温食に入ってる。

けど実は、そういうのが美味いんだ。

メイン料理には、なれないけどね。

僕のなかでは、すでに名物の域です。

デザートは、アイスクリームと紅茶をいただくだけにして。

いつものように、1階のラウンジで、

ふくれた腹を落ち着かせる。

カシスの酸っぱさがいいねぇ。

「まりとっつぉ」だっけ?フルーツサンドイッチみたいなやつ。

あんなの、美味しいとも食べたいとも思わないけど。

せっかくの生地なんだから、洋酒含ませて、

そのままサバランにしちゃえばいいよ。

このラウンジは、市内ではめずらしく、

午後7時までやっている(この記事現在)。

仕事帰りに、札幌でひと休みしたくなっても、

どこももう閉まってるよ!みたいなとき、

ここの明かりが、あたたかく迎えてくれる。

近所に、もう力づくみたいな感じで、

ここより高いビルを建てる!とかいうけれどさ。

そんな財源どこにあるんだろうJR……。

カジノが公認されれば、マリオットも来るかしれないけど。

ネットで言われているように、電気屋はどこへ行くんだろう。

地下街の老舗は、どこへ行くんだろう。

あの日10代20代だったひとたちが、

今30代40代のひとになって、

4プラの閉店を惜しんだ。

子供を連れて、私ここが好きだったのよと言える場所が、

消えてしまった。実物で、現物で共有できる価値観が、

消えてしまった。

新しいだけものなんか、もう要らない。

子や孫と、親や爺さん婆さんと、共有できるものがほしいねぇ……。


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