いまさらというか…
改めて、1960~70年代のアメリカが
どんなのだったかを、
wikiや、個人のブログなんかで
振り返ってみてました。
何でもできそうだけど、
でもやっぱり、何もできない。
60年代は期待ばかりだったアメリカ。
どこぞの大学のキャッチみたいな
可能性しかない私、可能性しかない大学。
そんな現実に少し意識が向いた
よきアメリカの時代。
ちょうど、今のニッポンみたいね(笑
お前には可能性があると、
大事に育てられた若者たちが、
あのエールは何だったのかと
ちょっと振り返る今のニッポンです。
大戦を勝利して、朝鮮特需を経て、
ひょっとしてオレ、スーパーマンかもw
そんな60年代のアメリカが過ぎて、
ちょっと待てょ…
なんて考えてしまう、70年代のアメリカ。
経済は急減速し、
徴兵の恐怖は目の前にチラつき、
良いと言われてきたものがつまずきだす。
金持ちと貧民とは自由に生きることを許され、
他方、中間層は財源となる社会の始まり。
結婚しても金銭的に家庭を維持できるか不安。
野生的な文化の台頭。
この社会で子供を育てられるだろうか。
まあでもまだ、十分に食ってはいけそうだ。
そんな期待と不安の入り混じった、
たぶん、アメリカが一番面白かった時代。
そんなふうに思い出すと、ますます、
この曲こそが、その時代のアメリカだと、
思えてしまうわ。
The Monkees - Daydream Believer (Official Music Video)
カップヌ○ドルのCMで、
みなさんもご存じかなと。
だけど歌詞がもう作詞に近くて。
言葉が詰め込まれてるから、
邦訳はとても難しいだろうと思います。
朝5時ごろの布団のなかで、
自分にとってサイコー (^^)/ に
いい夢を見てるジーン氏。
目覚ましなんか鳴らないと
強気のジーン氏だけど。
それでも目覚ましの存在は思われて。
そして当然に目覚ましは鳴り。
現実を突き刺されて(笑
というか突き刺されるから、
現実に戻ることができて、みたいな。
このジーン氏のような
日々の夢に想いを寄せる人々と、
他方また、いともた易く、
夢を実現できてしまう人々とが、
実際に存在した時代ですし。
少しは男らしいところも見せたいと、
白馬の王子様の気分で
これからの生活を夢見てもみるけれども。
幸い、1ドルほどの犠牲もなく済んで。
そしてその時、ジーン氏は
しみじみと思うわけです。
「でも一体、いくらかかるんだろう?」
って。
経済の急激な減速が、
若者の夢にまでブレーキをかける時代でした。
でもまあ、なんとかなるよ。
僕は Day-dream belieaver 。
そうではないひとたちに、なれないのは、
よく分かっているんだから。
あゝ僕は、今は、
とっても自由なんだ。
6時の時計はきっと鳴らない!
なんてことは無くて、僕は起きて、
目ヤニをぬぐい去る。
カミソリの刃にはヒヤッとしたわ…
ま、なんとかなるさ。
忘れなければ。僕は、
Day-dream belieaver なんで。
ほかには、なれぬ。
会社で、僕は、
もう、ただのひと。
幸せだ。そう、見えるだろ?
けど彼女とは、終わりさ。
1ドルも使えずに。
あゝ本当は、財布がもたない…
ま、なんとかなるさ。
忘れなければ。僕は、
Day-dream belieaver なんで。
ほかには、なれぬ。
ザ・タイマーズの歌声でどうぞ。