おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

2022年6月某日

2022年06月27日 | 風景

 

♪汽笛一声新橋を♪の楽しげなメロディーが、

旭川までの、心地よい旅の終わりを知らせ、

ここより北へ行くすべての乗客たちに、

苦難の道のりの始まりを告げる。

快速と言いながら、何も鈍行と変わらない。

一両編成の、その蒸し暑い車内で、まずは繰り広げられる、

もの言わぬ、座席の争奪戦。

敗者は1時間30分、立ちんぼだ。年齢も性別もない。

老人は老いを、若者は機敏さを、男は疲労を、女は粛々と、

それぞれの武器で静かに火花を散らす。

旅人はただ見守るばかりだ。

 

そんななかで、現地の人たちにまみれ、

我先に、体よく1人座席をせしめた奴がいる。

私だ。

こうなればもう、車内の一切のことは考えない。

ただただ一刻も早く名寄へ着くことを願うばかりだが。

願って1時間半を過ごすのは無理というもの。

どうしても、旭川までの楽しい時間が思い出される。

始まりは、そう、ちょっとした実験があった。

 

お得な切符「Sきっぷ」に、指定席をつけられることは、

当初から知っていたのだが。

どうせ別途に指定席料金を取るんだろうと思っていた。

もとがお得な切符だから、当然だろう。

なんて、すっかりわきまえた気分でネットを見ていたら、

+530円で指定席に乗れるという情報にでくわした。

は?2360円の間違いだろw

買ってみた。

特急は旭川止まり(特急「宗谷」を除く)。

行きの「宗谷」は時間も遅いから、何とかなるとして。

帰りはもう、指定席じゃないとダメなくらい混んできている。

自動券売機で、「指定席」の選択、次の画面で「中止」とボタンを押すと、

帰りの指定席だけを選べるようになる。

当日、面倒でなければ、みどりの窓口でゲットしてもいいそうだ。

先に選んで、乗り遅れると、もう自由席しか使えない。

しかし当日だと、希望の席を取るのは難しい。

本当に+530円だった(笑

該当する「かえり」の券面に、赤で別途の印字がされる。

へぇ。「Sきっぷ」ってこんな機能があるんだねぇ。

「Sきっぷ」指定席、初体験(笑

人生ムダに年齢だけ増えたが。

まだ初体験なんてものが転がってるんだな。

 

そうだ。

列車の指定席だ。

列車の指定席といえば!

もうアレをやるしかない。

自由席ではまず無理な、久々の、

若いのころの憧れだったアレを。

駅弁と、持込みの立ち食い。

ずいぶん久しぶりだったから、忘れてたかもしれんが。

持ち込み容器って、フタついてたっけ?

そしてまた、肝心のそれ(フタ)を撮り忘れる定期 orz..

このお弁当、前の客がホクホク顔で買ってたから、僕も買ってみた。

デザートの、ひとくちメロン大福は好印象。

お茶じゃなくてコーヒーがよかったかもしれない。

そして相変わらずのスカスカな麺。

ふにゃふにゃじゃない。スカスカ。

でもこれ食べないと、札幌駅に立った気がしない(笑

 

なんて、帰りの弁当のことを考えていると、

行きの晩飯のことを思い出した。

三星食堂の定番メニューらしい。

名寄食べ歩きマップにも、この料理で出ている。

今回は大盛りにした。そしてやはり美味い(笑

メニューが新しくなっていて、

前回食べて驚いた、「ジンギスカン定食」が消えていた。

なんだか悲しくて、店員さんに聞いてみたら、

裏メニューらしく、レジのホワイトボードにその名前が。

よかった。

そしてその正式名称を「煮込みジンギスカン」と言うらしいことを、

名寄観光協会のホームページで知ったのだった。

また次回、いただくことにしよう。

季節ものな可能性も無きにしもあらずだが。

いつもあるというのは、いいことだな。

 

このケーキとは、またいつ会えることか。

ちょうど暑かった日でもあり、

何か冷たいものを飲みたいなと。

じゃあお別れに、ベリーづくしにしよう。

お酒を使わない、ベリーのモクテルと一緒に。

注文して気づいたが。どっちも甘い(笑

若い奥様方の間で、

先の見えたオッサンが、こういうものを幸せそうに食っている。

そういう構図を、自分で想像して笑ってしまう。

このモクテル、ジュースの部分は、なめらかで丁度いい大きさの、

いわゆる「かちわり氷」が入っていて。

長話をするうちに、解けて、ちょうどいい甘さになっていく。

普通はあまりオススメされない、氷食べちゃう派の自分としては、

この「かちわり氷」を匙ですくって食べられるのが、

すごく気持ちいい。だって、匙がついてる。

食べていいんだよと。

これから暑い(熱い)季節になっていくなかで、

こういうモクテルはいい。すごくいいなぁ。

 

「次は、名寄にとまります。」

電子的な男声のアナウンスが聞こえて、

はっと、我にかえる。

この快速列車とも、まだしばらくは、つきあうことになるのだろうな。


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いい噂を聞いた

2022年06月26日 | 雑談

JCBが、とうとう、

ディズニーランドと距離を置いたという、

いい噂を聞いた。

国内唯一の国際ブランド・カードだし、

当初は紙だったものを、

プラスチックのカードにした会社でもあるしで、

僕は1回払いしか使わないから

(分割せにゃならん高価なものなんて、そうそう買わないw)

せめて年会費で応援しようかと思うけど。

年1回しか来ない特典のメインがさ、

ディズニーランドとかUSJとかじゃあ、さ。

 

これまでのJCBは、ディズニー目当てに持つ人が多かった。

多かったというか、統計上はほとんどがそうらしい。

ところが、クラブ33の利用権を切ったことで、

ディズニー目当ての人たちが、それなりの人数、解約したそうで。

これは、いい方向へ動き出したなと。

今使ってるカードは、そろそろ券面もすれてきて、

取替え時はとうに過ぎているから。

申し込んでみた。

これでまた、ディズニーだUSJだってほうへ戻していくようなら、

解約すればそれまでだしさ。


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2022年6月某日

2022年06月23日 | 動画

出先が南へ移動したからとて、

道北圏内は変更無しなので。

いきなり稚内とかも、まだまだある。

今実際、稚内への道を走っているわけで。

しかし幸いにも、途中にいい目的地がある。

稚内ではなくて、今回はそこへ行くのだと、

自分に言いきかせながら走るんだが。

アクセルは戻り勝ちだ。

鬼志別という場所がある。オニシベツ。

面白いことに、道北のオホツク側には、

鬼河原など、鬼を冠する地名がチラホラとある。

町村史を眺めると、

津軽から来た入植者も、少なくなかったようだ。

その鬼志別に、道の駅さるふつがある。

そこのレストランが、なかなか美味いのだ。

ほぼ必ずオーダーする、ホタテ刺身定食1430円。

(お値段はこの記事現在)

ご覧のように、ご飯の盛りは少なめだ。

ビールが入って、おなかがいい感じになるくらいだろう。

なので、この一品で済ませようとするかたは、

大盛りをたのむのがオススメ。

しかしその少なめなのを逆手に取り、

もう一品いけるかなという考えかたもある。

このカキアゲそば(うどんに変更)990円もオススメだ。

なぜか天玉の設定がないので(卵単品も無い)、

どうしてもという場合は、

カキアゲ丼と月見そば(うどん変更)にする。

次にいつ来れるか分からないので、

2品を写真におさめるために、今回はちょっと無理をしたが。

それでも思わず完食しているくらい、美味い。

腹はキツイが、いい心持ちで食堂を出れば、

辺りはちょうど黄昏時。

この時間はいい。

なぜかって、人も車も引っ込んでしまって(夕飯時だから)、

ほぼ貸切りの景色を味わうことができるから。

そだ。

どうせ道の途中だから、

みなさんを宗谷岬へご招待しましょう。

 

 

音声は切って、広告がなるべく出ない設定にしてありますが、

広告が出るか出ないかはyoutube任せです。あしからず。

うん。今日はいい1日だった。

終わりよければ全てよし、と。


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前回の続き(ミルフィーユ・リベンジ

2022年06月19日 | 道央のホテル

ただそのために舞い戻り

JRタワーホテル日航札幌1階

TheLobbyLounge

前回、満席でいただけなかった今月のケーキ

「いちごのミルフィーユ」

実は今回も満席 orz..

と、諦めたところが、店員さんの機転で、

カウンター席を確保。

いよいよ、念願のミルフィーユとご対面。

 

の、前にですね。

 

実はそこへ至る前、旅の始まりのところで、

もうひとつのリベンジが決行されていたのでした。

そう、あの、

夜空に燦然と輝く、三星食堂です。

前回は、列車との連絡で時間が足りず、

生姜焼き定食をいただいたのですが。

メニューに、あったのです。

道民ならば、無視できない料理が。

ジンギスカン定食!!

そしてやはり、普通盛りでこの量 \(0o0)/

ジンギスカンって、生臭いイメージあると思うんです。

油ぎってるってイメージも。

その両方を消すために、あの帽子みたいな鍋が考案された。

油と一緒に生臭さも下へ流してしまおうと。

もやしの上に肉を並べるのも、そのためで。

肉の臭みによっては、もやしを食べないことすらあります。

ところがコレ、臭みがない。

脂ぎった感じもありません。下処理なのかな?

これは……

久々に、やれる。

アレを、やるしかない。

このタイミングで、小ライスを追加オーダー。

何をするのかというと、

汁だくジンギスカン丼ですよ。

ラーメンに追い飯は、悪魔の食べ物ですけれども。

あれはラーメンの中に飯を投入する。

こちらはいわば、「追われ飯」。

世にジンギスカン定食は沢山ありますが、

これができるのは、なかなか稀なチャンスです。

美味いから(笑

そうそう、この食堂の追加メモですが、

この記事現在、夜は午後8時半ラストオーダーだそうです。

日曜は半ドン、月曜定休は、前回お知らせしてます。

 

それでは、

札幌へ、TheLobbyLoungeへと、

向かうとしましょう。

列車内に、

札幌到着を告げるアナウンスが流れ。

なんとなく外を眺めていたんですが。

札幌だけ、風景が違うんです。

建物が大きい、高いというのは、

東京や大阪でも十分に体験できる。

けど札幌のは、それとは違うなと。

結局、すき間なんだろうと思います。

余白というか、余裕というか。

ギチッと建て込めていない。

なんかその辺が、気持ちいいなと。

ヒルズっていうか(笑

それに比べて、

近ごろの、庭の無い住宅の貧相なこと。

おまけ。ゴジラ目線で見おろす、

「そらのガーデン」

これから秋に向かって、

いろいろな草花が楽しめるそうです。

 

で。

 

着きました。JRタワーホテル日航札幌。

花の色が白くなってる!

そういう種類なのかしら。

まあ、まずはやっぱり、

せっかくなのでSKY Jのランチを。

今回はミルフィーユがあるので、

美味しいとこだけつまんで退散(笑

コーヒー飲んでしまったので、

今回は紅茶をオーダー。

砂時計が飲み頃を教えてくれます。

さあ来ました。紅茶もいい色が出ています。

カップが可愛らしい。これもノリタケです。

と、なにこのデカい皿(笑

20センチはあろうかという大皿に、

小山のような。なるほど。景色とすれば、

このくらいの皿は要るな。

雲の上にひょっこりと出来た雲の山かな。

どこかのモント・ブランク(白い山)の頂でもいい。

道北出張の身の僕は、見るなり、

宗谷岬のあの碑

を思い出しました(笑

流氷に閉ざされた岬のイメージ。

どちらにせよ、夏にはいい感じの、涼しげなデザイン。

でもたぶん、正解は別にあるんだろうなぁ。

皿を回してみると、

中には、ベリーを散りばめたケーキが。

あー、これは、アイデアだわ。

ミルフィーユって言ったら、

横に倒して入刀からのあ゛~~~な、

大惨事ケーキとして、広く知られているわけですけれども。

パイ生地(でいいの?)を分離してくれたら、

そうならずに済むよねぇ。

食べやすさ。

このケーキのテーマのひとつは、それだな。

食べやすいということなれば。

じゃあ、遠慮なく、と。

ディップみたいにして、いただくことに。

この大きなサイズの生地がまた、

手で食べやすいんだわ。

ミントとベリー、2つのフランボワーズ・ソースを、

その上に存分にかけていただく。

これは……

あー、なんか、

ミルフィーユって、こんな食感&お味だったのね。

これは、今月で終わりなのは、実に惜しいな。

満足でありました。

 

こういう楽しみが、

以前は、ほかにも何店舗かあった。

痛いな。本当に痛い。

京王プラザホテル札幌が、

ロビーラウンジ「デュエット」をやめてしまったのは。

あそこも、本当にいいラウンジ・カフェだった。

そのほか、今でこそ、心が離れてしまいましたが、

遠藤さんが〆ておられたころの、

札幌グランドホテル1階ロビーラウンジ「ミザール」や、

コロナ禍で全館休業という、ビックリな対応がなされる前の、

ANAクラウンプラザホテル札幌1階ラウンジなんかも、

僕の愛したラウンジ・カフェでした。

そういうのが、どんどん消えていくのは、

寂しい限りですな。

 

おまけ。念願の、

SKY Jのランチでいただけるパン各1種類ずつを、

買って帰れるようになってました。

会場内のレジ・カウンターにあるので、

パンだけ買って帰るというのは、ダメなのかな?

前から書いてますが、このホテルは粉ものが上手いので、

こういうのは嬉しい。1袋200円(この記事現在)。

 


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僕の1日は、

2022年06月15日 | 雑談

今の僕の1日は、前の僕の1週間。

 

日曜 出社

│ 月曜 現場

│ 火曜 現場

│ 水曜 現場

│ 木曜 現場

│ 金曜 現場

↓ 土曜 現場 からの、

土曜 帰宅

 

月日が経つの早いこと早いこと(笑

 


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JRのパーク&ライド利用法メモ

2022年06月14日 | 雑談

6分の4他人任せにする心地よさよ

んもぅ……

片道6時間、自分で運転するの疲れたので。

高速バスは昼で終わりだし、車置けないしで。

飛行機は1日2便でギリ間に合わないしで。

そんなとき、JRに一条の光を見たんだが。

商品は設定されていながら、

なんと、チケットが買えないとかいう、

( ゚д゚)ポカーン

な、結果に終わってしまい。

ほんとこんな顔になったよ……

 

しかし、どう調べても、

可能性はJR以外にないことが分かり。

ここなら間違いなく自動券売機があるという、

名寄駅で、実証実験することに、

したのはいいんですがね。

 

踏み切ったのが土曜の仕事の最中。

しかしこれから……

現場から宿舎に戻る時間などない。

もちろん荷物も、着替えすらもない。

気のみ、気のまま。

しかしどうにも、着替えだけはしていきたい。

名寄のイオンに駆け込んで、

半額のワゴンを漁って、

なんとか、着れそうな上下と外套をゲット。

着ていたものは、車の後部座席に投げ捨てて、

未知の領域、名寄駅へ。

名寄駅初体験(笑

大体が初見泣かせで、失敗するんだがと。

到着してみれば、

パーク&ライドのデカい看板がお出迎え。

写真は載せません。見てみて。ほんとにデカいから(笑

パーク&ライドの詳しい説明が書かれていて、

初心者にハートフルな名寄駅でした。

 

パーク&ライド=特急往復利用の人だけ使える無料駐車場

ただし6日間の、利用期間の制限あり。(この記事現在)

窓口が閉まっている場合は、

の、木箱にある用紙に記入して、

その木箱へ入れておく。

手続きは以上。

お得なきっぷ(Sきっぷ、快得きっぷ、Rきっぷ)も対象。

快得きっぷは、名寄~旭川間を快速列車で行く場合に。

旭川で、改札を出なければ、

1度だけ乗り換えできる。(この記事現在)

Sきっぷ(自由席特急券込み)購入時に、

列車ごとに指定席をつけることも可。

特急のほか、快速、普通にも乗れる。

ただし、指定席はその列車のみ有効。

乗り遅れた場合、他の特急の自由席しか使えない。

〆(._.)メモメモ

 

なんだか、割とあっさり、段取りが済んで。

やれやれ、あとは列車に乗れば、札幌だ。

安心したら、

 

腹が、

減った……

 

しかしこの時間。

いかに名寄とて、近隣町村と大差なく。

午後7時を過ぎると、店が閉まりだす。

コンビニか。コンビニ夕ご飯は、寂しいなぁ……

と、駅前をフラフラ歩いていると、

暗い背景に、輝くような明かりが見えた。

市場の、ギンギンに輝く、あの裸電球のような明かりだ。

清潔感のある店内。

大きなテーブルが並んでいる。

このソース入れは、懐かしい。

競合店もあるか知れないので、

値段は伏せた。札幌圏ならば普通の値段だ。

日曜は昼まで。月曜定休。

列車の待合いに気をつかってくれるのはうれしい。

とにかく定食を食べたい(カレーはまたいずれ)。

一番早くできる定食はと聞けば、

生姜焼きだという。ならばそれを試そう。

普通盛り。おいおい、予想外に美味そうなんだが。

そして美味い(笑

ああこれは、いい食堂をみつけた。

 

駅の自販機で、お茶のペットボトルを1つ買って、

待つこと10分。定刻で特急「宗谷」が入ってきた。

指定席にすべきか迷ったが、

遅い時間(特急では最終)だからか、

席はわりと自由に選べた。

札幌到着(笑

途中の写真はありません。

切符を拝見のあと、ずっと寝てた。

やばい、これは……

車に乗って来るのがバカみたいだ。

あー、なんだこれ(笑

この楽さは。もう車で来られなくなってしまったな。

札幌でなら、ちょっとした用件だったら、歩けば済むし。

役所や病院やホテルは、タクシー使えばいいし。

普通に走ってるもの。タクシー。

一時ではあれ札幌を離れてみて、

そのありがたさ(まさに有り難さ)を、

しみじみ、感じるようになりました。

眠りにつく札幌(駅)。

 

翌朝は、

初夏の青い装いの、

JRタワーホテル日航札幌へ。

早い時間だと、まだまだ人出はまばら。

ひざ掛けを借りて、

のんびりと、遅い朝のコーヒーを。

テーブルの左下に、名寄駅の駅員さん手作りの、

札幌⇔名寄間の時刻表が写ってます。

先のパーク&ライドの木箱そばで見つけたんですが、

置かれかたが、ちょっと分かりにくいかもしれません。

SKY Jの本日のテーブル。

以前は、やや背の高いカウンター席で、

座り降りがしにくかったんですが。

今は会場唯一、窓と対面して座れるテーブル席となり。

4万年前に大噴火したカルデラを眺めつつ、

いつものオススメを。

残念ながら、クラッカーのディップは終了しておりました。

ひき肉やアボガドのディップと、

クラッカーの相性がバツグンだったんですが。

いつかまた、お目にかかりたいものです。

 

4時の特急「ライラック」にしました。

札幌始発、旭川終着なのですが、

すでにもう札幌で、客がいっぱい並んでいて。

こちらは指定席を取ったほうがいいかも?

というくらいの混み具合でした。

何か目を引くものがあり、

見れば、あの黄色いホテル。

パッと見、ああ、あそこだと分かるこの建物も、

この10月で、見納めになるんだろうなぁ。

僕にとっての札幌が、

またひとつ消えるかも知れないなぁと、

なんとなく考えていると、もう、

窓の外は草原となり。

うつら、うつらするうちに、

旭川駅着。

新築になったそうですが。

確かに新しい。新築の匂いがするな。

だけど、改札を出ないと、何も食べられない。

旭川らしいものは、何も手に入らない。

前回のことを思うと、

なかなか、象徴的な建物だなと。

 

贅沢?

そうね。買いたいものを買って、

その上で、こういうことをするのは、

相当にお金が必要だと思います。

僕は、いわゆる「終活」をしていて、

車も服も、新しく買ったりはもうしないんで。

そういう、普通ならするだろうことをせずに、

ホテルへ行くのを楽しみにしている。

ビュッフェも、何か持ち物が増えるわけじゃないし。

体重は増えるけど(笑

ホテルに泊まるのも、気持ちがいいからで。

物は増えないけど、心は晴れる。

そういうのなら、「終活」の邪魔にはならんなと。


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2022年6月某日

2022年06月08日 | 風景

札幌にいたときは、思うこともなかったが。

今はこうして、自分も札幌へ旅行に行く立場となり、

何か札幌の菓子をと、考える立場になった。

南に「月寒あんぱん」あり。

中央に「山親父」あり。

西に「白い恋人」あり。

北にロイズコンフェクトあり。

東は、幻のたまねぎ「札幌黄」とか、

昭和のころなら、サッポロビールもアリかな。

菓子じゃないけどw

悩んで、ふと、「とうまん」を思い出した。

最近はとんと、名前を聞かなくなった「とうまん」。

まだあるのだろうか。

札幌駅が、青い七宝のタイルに覆われていた時代。

立ち寄った「とうまん」のお店で、

初めてあの機械を見た。

思い出の場所、丸ス・ステーションデパートは、すでにない。

しかし確信はあった。札幌駅と一緒にある。

まったく別々の会社なのだが、札幌駅と「とうまん」は、

あのときからずっと、僕の中で1つだ。

地下鉄の改札を出て、とことん探して回るつもりでいたんだが。

最初に左へ折れて、道なりにぐるっと回ったら見つかった。

小さな店舗だが、機械もある(動いてなかったけど)。

いくつか姉妹品は出来たようだが、

店頭には「とうまん」が、メインで積まれてある。

するってぇと、なにか?

あの時分から、「とうまん」で続いてきたのか。

何と言うことも無い丸い形。

中身も当時の、白いあんこだ。

あのころは、旅といえば列車だった。

誰もが札幌駅に降り立つ。

札幌駅が、札幌だった。

「とうまん」はそこにあった。そこにしかなかった。

「とうまん」こそが、札幌の菓子だった。

この素朴な菓子以外に、何を買って行こうか。

6個で398か? そんなもんか?

確認しようと、レシートを見て、和んだ。

創業60年がコレを言うんだ(笑

ちなみに、時間が経って固くなった「とうまん」は、

温かい緑茶紅茶にひたして食べてます。

お試しあれ。


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JRタワーホテルで1日まったり(2022年6月利用)

2022年06月07日 | 道央のホテル

あちこち移動が面倒な日は

SKY Jのランチの予約などを入れつつ、

書いて、休日までは気分をまぎらわそうと、

思ったんだけれどもね。

寮へ曲がってく交差点、曲がれなくて、

そのまま、会社の制服のまんまで、高速乗ったわ(笑

途中からシャワー入りたくて入りたくて。

着いたの夜中の1時過ぎ。

 

翌朝は当然、疲れ果てていたので、

自分で運転するのも、場所を移動するのも面倒。

JRタワーホテル日航札幌に場所を決めて、

この際、タクシーで向かうことに。

いいねタクシー。

路上の面倒なかかわりを、全部やってくれる。

とりあえずSKY Jのランチ。

定番と、今月の実演(中左のお肉)。

相変わらずの、ブレない美味しさです。

そして今回、久しぶりに、

こぶみかんの香りスープが登場。

出会いの当初から気に入ってしまって、

何度となくお代わりしてきたスープですが。

こぶみかんが何かは、いまだに知らない(笑

何か、ポップに写真でも出れば、新鮮だなぁと。

これも定番、ティラミス。

今回は食べ過ぎてしまい、

いつものフルーツポンチにまで手が出ず、

ティラミスと相乗りでアイスみたいな、

無理なことをやってます(笑

紅茶が出来るまで、HOPEを一服。

ごちそうさまでした。

 

食べたら眠くなるのが、生きもののサガ。

22階のスパで、昼寝でもしようと。

ここからは撮影不可なので、

落書きでご紹介しますね。

エレベーターを22階で降りると、

左手に受付がある。右が殿方。

ごめんなさい男性のほうだけの紹介です。

マッサージなどの施術も、ここで予約。

後払いですが、招待券や優待券、

OneHarmoneyの会員カードなどは、

先に出しておきます。

キーをもらって中へ。

この番号で、靴箱から食事のオーダーまでやります。

小銭不要。ですので、

番号はあまり、見せびらかさないほうが無難です。

さて。

まずは、靴を脱いで上がります。

上がったなり、奥の矢印の先にある端末で、

飲みものや軽食をオーダーします。

詳細はのちほど。

で、上がったなり、廊下のすぐ右手に、

靴箱があります。

常時施錠されていますので、

もらったキーの番号を探して開けます。

靴箱のほか、ロッカーもそうですが、

鍵は、閉めないと抜けない構造になってます。

廊下の道なり、奥の奥が、ロッカールームと、

風呂場と、メイクアップ・ルーム。

ロッカー内には手ぬぐいとバスタオル、

上下セパレートの部屋着があります。

この風呂場の区画以外は、部屋着必須です。

風呂場(殿方)の配置は、

入口にまず、上がり湯があり、

これを全身に浴びてからの入浴となります。

すぐ左がジャグジー、向こうが温泉水の湯。

恩泉水の湯の右手に区切られている所は寝湯。

それから、サウナ用の水風呂。

隣はガラスで仕切られた湿式(ミスト)サウナ。

そのさらに隣が、一般的な乾式サウナ。

手前は洗い場です。もちろん洗剤完備。

シェーバーは入口でセルフでゲットです。

で、先の矢印の先の端末ですが、

タッチパネル式で、飲みものや、

スープカレーなどをオーダーします。

商品名に触れるとカートに入り、

数量を指定して(何もしなければ1)、

注文ボタンを押す。画面の下から食券が出てきます。

それを持って、

手前の席で待つこと数分(飲みものの場合)。

ソフトドリンクは、受け取ったあと、

奥のリラックス・ソファの席へ持ち込み可。

お水とイオン水はオーダー不要。無料で飲めます。

あ、そうそう。僕は、風呂は手ぬぐいだけ使って、

バスタオルは濡らさないのです。

リラックス・ソファを使うときに、

ひざ掛けや、かけ布団代わりに使います。

そんなこんなで、風呂を出たり入ったり、

リラックス・ソファでウツラウツラしたりするうち、

時計の針は、はや、午後5時を回って。

 

そろそろ、ロビーラウンジも空いたころだろう。

初めて利用したころから、変わらない。

明るいが、落ち着いた店内。

建物の中の建物だから、

地上の騒音とも無縁。

もう仕事なんか完全に忘れちゃって、

黙ってコーヒーを飲んだり、

スマホで好きなサイトを巡ったり。

趣味の世界に没入してると、

あらもう午後7時前。

オーダーストップが午後7時(この記事現在)なので、

しかし慌てることなく、いつもの、

カレーライス。

こちらの厨房で調理してくださる。

ラウンジ内に厨房があるってのは、なんか空港の、

ビジネスクラスとかのラウンジの雰囲気だな。

しかしここで、何気にメニューをめくっていて、

最後のページに、今月のケーキを発見。

オーダー午後5時まででガッカリ。

間に合ったじゃん……。

メニューとは別に置いとけよぉ~ orz..

ミルフィーユとイチゴのケーキでした。

もう今月来らんないよ(涙

 

 


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2022年5月某日

2022年06月02日 | 風景

北国のさらに北とはいえど、晴れた日は少しく春の匂いがして。

町なかを離れ、誰来るともない野原に車を停めて、

遠くにヒバリのさえずりを聞きつつ、

UCCのブラック缶コーヒーをあけ、緑のHOPEをくゆらす。

煙草の煙を風が運んでいくのだが、

何やら白いものを運んできたなと。タンポポかしら。

いいねぇ風まかせ。あちらへフワリ、こちらへフワリ。

ああ俺は、俺は、

いつまでこんなところにいるんだろうなぁ。

綿毛をつまんで、手のひらに乗せて、

車の窓の外へ高く差し出すと、

そよ風に乗って、どこへか飛んでいった。


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