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おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

某日、音威子府村にて。

2023年06月11日 | 風景

これから雨が降るのかという、

荒れた雲の下で、夕暮れ時、

一戸の建物に、明かりが灯っていた。

この時間、本来ならば、

明かりが灯ることは

なかったかもしれない、

この一戸の建物は、

解体中の工場だった。

あの蕎麦が、

ここで作られていたそうな。

よその社員さんに、

音威子府蕎麦のファンがいて、

仕事でご一緒したとき、

もう食えないよと教えたら、

「え……」

と言って黙ってしまった。

田舎にとって、

名産品を生むのは大変だが、

続けるのはもっと大変だと、

この蕎麦のことで実感したわ。

道北の鉄道とバスとの

玄関口になれていれば、

少しは事情も違ったかもしれんね。

 

 

 

 


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中央区散策

2023年05月28日 | 風景

札幌グランドホテルの

前のマークのことを書いたら、

裏口のほかにもあるぞと、

かつての同僚からショートメール。

キョロキョロと見回りながら、

建物を2周しても見当たらず。

ショートメールで

「どこ?」と聞けば、

「上」とひとこと。

しまった「?」にしとけば、

世界で最も短い手紙と

タイマンはれたのに。

あゝ、たしかに。

スズランのマークがあるわ。

あるけど……

こちらは風前の灯ね。

  (追伸)2024年には撤去されました。

   現在は新しいのがついてます。

大通りもすっかり

夏っぽくなり。

札幌の夏の空は冴えない。

テレビ塔も、

緑の合間から。

五番館の跡地は、

いまだに駐車場のまま。

だったらカフェを

そのまま置いとけば

よかったのにねぇ……

もう20年かぁ……

全然そんな感じがしない。

開店した当時の様子を、

昨日のように覚えているわ。

だけど、

こんなところを歩いても、

観光地巡りしてるだけで、

面白くない。

少し道を外れたいが……

なんかないかな。

おお、

あのとんがってるのはなんだ?

ESTAのでかい看板の左に、

なんか尖ってるのがある。

あんなのあったっけ?

あゝやっぱり、やめるんだな。

爺さん婆さんと孫の世代をつなぐ、

共通の話題がまたひとつ消えます。

とりあえず屋上、

11階だな。

あれ?

エスカレーター10階で終わりだぞ。

キョロキョロ辺りを見回すと、

あれ?

「そらのガーデン」

に、ここから出られるんだ。

わざわさステラプレイスから、

激混みのエレベーター乗らなくて

いいんじゃねぇかよ (´o`;

閉店間際に知ったわ(笑

あら、改装したん?

前は野外ステージみたいだったけど。

どっか、野原に来たみたいな。

奥で散水してるわ。

子供がよろこぶやつや。

いいね、夏。

こういう夏なら歓迎(笑

一応、ゴジラ(初代)の大きさも。

左にとんがってたやつの

本体が写ってます。

「プラニスホール」

の、モニュメントだな。

併設の展示会場です。

1回しか入ったことないけど。

今はアニメの何かをやってました。

ステラプレイスは、

天井のテナントだけ、

20周年の気分。

20周年だろうと、

ステラプレイスはいつも通り。

「パセオ」の名前が残るのは、

もう、ここだけになったねぇ……

隣のミスドで、

今日の御三時を。


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夕ごはん

2023年05月24日 | 風景

 

半額のお弁当やお惣菜も、

食器に移すと、

それなりの「ゆうげ」になりますわ。

田舎の夜はほんと静かで、

小さな音でも、

十分に音楽を楽しめる。

ここらへ来てから、

夕食に何か、

静かな音楽をかけるようになった。

このアルバムは、お気に入り。

 

Waltz for Debby  Bill Evans Trio

 

音楽も素敵だし、

途中に入っている、

観客の笑い声もまた。

いい雰囲気だ。

いい笑い声だなぁ……

こういう笑い声が、

札幌にもあるよ。

昼間のゴタゴタを抜け出して、

1人になれて。

静寂という

言葉通りの静けさのなかで、

このアルバムを聞く。

コーヒーをいれ、

たばこに火をつける。

今ドアを開けたら、

札幌駅なんじゃないか?

夜11時をまわった、

賑わいの去った札幌。

あゝ、札幌。

札幌に帰りたい。

帰りたい……


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失われゆく札幌の風景

2023年05月14日 | 風景

あゝ、札幌の空気がうまい。

いつもの列車のトラブルで、

今回も深夜に札幌着。

ぅうん?怒ってないよ。

30分くらいなら、地下鉄も大丈夫だし。

仮に定刻で到着しても、

もとより寄れる店屋もないしさ。

札幌駅地下の、上島珈琲の隣に、

「太陽の広場」

っていう小ホールがあります。

待ち合わせ場所としても

分かりやすくて、

近所に店屋が沢山あるから、

早めに来てても、

暇潰しに事欠かない。

要らない北海道新幹線のせいで、

ここも無くなるらしいと聞いて、

いつもの様子を撮っておこうと。

JR札幌駅の南口にある、

ミニ・バベルの塔みたいな、

鉄骨とガラスの

円錐台形のモニュメントです。

この斜めなのは、あるいは、

地球の公転軌道と太陽との関係でも

意識してる、のかな??

あ、ただの雪対策ですw

とか言われそうだけど(笑

 


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もう夏?

2023年05月09日 | 風景

初物でございます。

科学万能のこのご時世、

旬はなくなったとか申しますが、

アスパラ

スイカ

トウキビ

辺りは、まだまだ旬のお野菜ですな。

今一つかと思ったんですが、

なかなか甘い\(^o^)/

これで200円は、

いいお買い物でした。

前にも書きましたが、

田舎は果物がおいしい。

美味しいだけじゃなく、

いろいろと(笑

旅行に来て、

旅先の、何て言うか、

本当に地元の、

住民しか利用しないような、

ボロいスーパーに寄るひとは、

あんまりいないと思いますが。

僕は大体、覗いてみます。

果物だけじゃなく、

目の前の海でとれた、

住民にしか回らないような、

ぶつ切りの刺身だとか、

目の前の山でとれた、

パックから溢れんばかりの

ウドとかキノコとか。

希に店で炊き込みご飯とかを、

地元のひと向けに作ってたりは、

大体美味しい。

旅館やホテルで食べる、

美しい料理もいいですが。

地元スーパーの

美しくない豪快な料理も、

いいもんですよ。

 

 

 


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人生初のトイレ

2023年04月09日 | 風景

で、

お食事の話のあとで

申しわけないんですが。

食べる前に手を洗いたかったので、

人生初の、ライラックのトイレへ。

そのトイレも、ご紹介したい。

 

汽車のトイレといえば、

ステンレス製の和式だと、

思ってたころが僕にもありました。

 

もうそんな時代じゃないんですね。

 

このごろスマホの調子が悪くて、

カメラのピントが合わなくなったり、

「い」と打ちたいのに「お」

になることがあまりにも増えてきて、

誤字のまんま上げちゃったりして。

この洗面所(文字通りですよ!)も、

きちんと写したかった orz..

 

もはや、あのステンレスの「おまる」

の面影は、どこにもありません。

1泊4500円の地方のホテルの

ユニットバスよりもちゃんとしている。

しかしここは、

ただの特急列車のトイレなのです。

吸い込まれる便器の水には驚きましたが、

これもう地上のトイレ並みだな。

 

にわか作りのような、

ステンレスの箱から、

四角くてちょっと飲み口が出っ張った、

コップですらない

紙のコップ以前のものを引き出して、

胃薬の袋のように開いて、

「水」と書かれた

錆びた小さなボタンを押して、

チョロチョロと出てくる水を受け、

飲んだあの薬臭い水。

もうそんな思い出、楽しさは、

息子や娘の世代には、

通じないです。

 


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オーロラタウンの面影

2023年04月08日 | 風景

前に、札幌地下街には、

小川が流れていたという思い出を、

どこかに書いたような気がしますが。

その岸辺で菊の展覧会があったとか。

当時はそんな近くに、

何の結界もなしで展示しても、

イタズラされなかった。

親御さんがしっかりしてたからな。

手ぇ出そうものなら、

まずその手を払いのけられた。

それでも手をだしていると、

親父の拳固がとんできた(笑)

そのころ、というか、

今から何年か前まで、

今のUCCテラスのすぐ隣が、

トレビの泉を模した、

噴水のある広場になってました。

今は大きなテレビがあり、

泉の中央を飾っていた女神像が、

ほんと(笑)、脇の隅っこに、

今も飾られてます。

若いひとたちは、

事情を知らないひともいるから、

何でここに女神像?

みたいになってるかもしれない。

そこから少し改札側へ歩くと、

今も小鳥が展示されてます。

規模は小さく(半分?)なったけど、

元気に飛んでました。

札幌市民は大体、

「地下街の鳥のとこ」

で、場所分かる(笑

ガキのころは僕も、

友達との待ち合わせに使ってましたが。

丸井にパソピアとか展示されてたころ。

卒業してバラバラになってからは、

こうして懐かしむくらいです。

 

 


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そして名寄へ

2023年03月25日 | 風景

今年は3人逃げ遅れて、

遠い遠い北の果て、

札幌から320km、

道北という風変わりな土地へ、

半年ばかり抑留されることになり。

浮かない顔のメンツのなかに1人、

久しぶりにアレが食える。

アソコに泊まれる。と、

浮かない顔の下でソワソワしてる奴がいる。

外科で完治と言われたあと、

待合室を通る時みたいにな。

マイ・スリッパも新調した。

ホテルでも汽車でも使える。

竹のがよかったんだが、

い草になってたのが残念。

事前情報で、

これは泊まっとかんとならん!

と思う所もできて。

なんだか幸先がいいわ。

浮かぬ顔はしてみても、

たばこを吸う口角は、

恐らく、誤魔化せていないだろな。

どうもそこだけニヤニヤしちゃう。

あおっ!

空が真っ青だわ。

早朝の雨が塵を落としたあとみたいな、

文字通り、抜けるような青空だ。

最初のころは、

この空に気づくこともなくて。

鬱々として引かれていったもんだ。

道程の大体3分の1。

砂川サービスエリアの、

朝9時の青空。

なぜ9時かというと、

冬季は午前9時から食堂が始まるので。

去年は散々、かき揚げうどんを食ったが。

今年の推しは、

野菜炒め定食(メニュー名は忘れた)。

確か食事券売機の中ほどのボタンだった。

なーんか、うどんも飽きたしで、

野菜でも食うかと、

テキトーにボタン押した(笑

たいして特別でもない、

ごく普通の野菜炒めなんだが。

美味い。

「孤独のグルメ」(テレビのほう)風に

言うなら、いいじゃない。

次回はパパッと、

一味をふってこようかな。

寒いのでソフトクリームはやめた(笑

売店で、ここで使える!

JAFの割引ホットコーヒーを買い、

満足して車へ戻る。

抑留だもの。

交通費など出るわけもなく。

社用車に乗って行けるわけでもなく。

現地には現地の社用車があるから、

札幌のを持っていくな、と。

うぅんもぉ、ケチだなぁ……

抑留される人々に、

だれが花束を手向けるものかね。

みんなソッポを向いてしまうさ。

去り行く者への、

それが礼儀ってものだしな。

誰か行かなきゃならない。

誰も行きたくない。

めいめい自分の車で、

めいめいの速さで高速を駆け抜ける。

僕は毎度、名寄市の知人宅で一泊。

ということにしてある。

特に今年は、

ホテル好きとしては、

泊まっとかな、いかんやろ。

みたいな事前情報があるしで。

来たよ。

来ちゃったよ。今年も。名寄。

もちろん、忘れていない。

士別剣淵で高速終わって、

途中、右側にある商業施設手前の、

ホクレンのスタンドで、

燃料を満タンにした。

ここを過ぎると、もはや、

納得できる価格では買えない。

不思議に安いスタンドはあるが、

不思議な理由があるらしい。

名寄よ。

去年にも増して、

人通りが少なくなったね。

だが、よいニュースもある。

ここから稚内までの公共交通が、

代替バスすらをも諦めた今年からは、

ここ名寄市が、

日本最北端の公共ターミナルとなる。

ここから北へは、

車かバイクか自転車か徒歩しかない。

船舶免許あれば船もアリだが、

オホツクの破壊的な荒波を

越えてゆかねばならぬ。

それでか、ボチボチと、

宿泊設備が増強されつつある。

同僚の1人は、

ビジネスで定評のある

バードイン」に宿をとった。

建物内に飯屋はないが、

近隣の飲み屋で食べ飲みできる、

夕食券がセットのプランもあるそうだ。

同僚はその飲み屋が気に入っている。

僕は「グランドホテル藤花」。

スート・ルームを作ったという、

事前情報を得た。

ニッポンではスイートルームと言うが、

中身を勘違いしてることが多い。

スート・ルーム一般は、

新婚旅行のための部屋でもなく、

金持ち相手の甘ーいお部屋でもない。

ただ、ワンルームという

用途の混在した曖昧な造りの部屋でない、

用途のハッキリした部屋一式というだけ。

新婚さんやお金持ち向けの広いものから、

並みの広さまで様々。

シン・札幌「ホテルエミシア」の、

上階コーナーダブルのように、

境界としての扉を設けず、

ヌックな感じで、

イメージ的にゆるく仕切るような

スート・ルームもある。

ホテル側でスイートですと言えば、

スイートになるのが現状だけど(笑

なので、

ホテル側でスイートと言わないが、

実際はスイートで、

お安く泊まれてラッキー♪なところも。

今はなき「モントレ札幌」がそれでした。

とまあ、

御託を並べてどうなるものでもなし。

「グランドホテル藤花」の

改築スート・ルームについては、

次の記事で紹介しますね。

 


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札幌市内最古級の現役商業ビル

2023年03月10日 | 風景

「大番」で、

冷やしたぬきを食べ終えて、

その足で、

懐かしい、市内最古級の、

現役商業ビル

「中央バス札幌ターミナルビル」

を、写真におさめておくことに。

札幌テレビ塔の川向かい。

古いが、周囲の現代建築物とも、

さほど違和感はない。

僕はまだ小さい時分に、

ここを通って札幌へ移住し、

最初の就職で、

ここを通って札幌から移住した。

異世界とのゲートウェイ。

このビルも、くたびれたね。

地下の食堂街も、

カレー屋があった頃は、

けっこう利用したものさ。

新しく開店して

最近閉店したのじゃなく、

その前にずーっとやってたやつ。

すごく薄くて

ザクザクなカツが乗った

カツカレーが好きでした。

新しいカレー屋になって、

若干、改装されたみたいだけど。

店の奥のほうは、

面影が残ってるな。

残るは定食屋のみ、か……

地階の売店の前に、

こんな看板が出ていた。

前に来たときは、

あったような、なかったような。

肉味噌と、

ベーコン玉子を購入。

デカっ(笑

1個でご飯茶碗1杯はあります。

家でチンして、

ちょっとマヨネーズを添えて

いただきました。

 

帰ってくるまで、

このビルはあるんだろうか……

 


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お食い初めと

2023年01月09日 | 風景

年の初めも「ひので」にて。

たぶん、僕がガキのころから

変わらないショウヰンドゥ。

地上はいろいろ変わったけど、

これは変わらない。

見るとなんかホッとする(笑

もうここへ来て、

定食食べてマッタリするのが、

癖になってしまった。

そろそろお昼で、混んで来たので、

席を譲って、今日の目的地へと。

たぶん札幌軟石(さっぽろなんせき)の、

古い塀の名残りがあるわ。

住所の板が、いい感じだ(笑

今、小樽軟石(おたるなんせき)ってのも、

提唱されてるからなぁ。

ここ10年くらいですか。

札幌軟石は灰色っぽいけど、

小樽軟石はピンクっぽいそうで。

より安山岩質な(ミネラル分が多い)

んでしょうなぁ。

いや、それじゃなくて(笑

「ひので」から路面電車で1駅。

西8丁目駅の前にある三吉神社です。

藤原三吉(ふじわらさんきち)を祭るので、

三吉(さんきち)神社と言います。

「古事記」は聖書同様、

人々が信心してたものに

新しい名前を与えて神として、

その神で人々を味方にしようとしたんで。

同じ属性のものが2つずつ出てくる。

オホナムヂと大国主(大黒さん)、

スクナビコと言代主(コトシロヌシ)。

もっとも、言代主のほうは、

弟の大怪獣タケミナカタが巨大なために、

並ぶと手のひらサイズ。

小人のように見えるだけですけど(笑

ちなみに、

ヤマタノオロチ

(九頭竜。首と首の間の又が8つ)

と同じ属性なのが、スサノオです。

そういうのは、いっぱいある。

邪馬台国だって、

数ある写本のなかの唯一の誤植が、

邪馬「臺(台)」国。

ほかのはみんな邪馬「壹(豆)」国。

やま「と」のくに、です。

卑弥呼も、ひみこじゃない。

ひみヲだ。男です。

そんなのが、沢山あります。

 

そんな具合で、

いろいろと、すり替えをやってます。

そんなのが集まってる三吉神社が、

どんなもんかなと。

僕あんまり神とか神社とか好きじゃないんで。

今回もこの表じゃなくて、勝手口から中へ。

てか、県社なんてあんのねぇ。

郷社はよく見るけど。

郷社より格が上なんだってさ。

そらぁ年功序列の国だものさ。

奈良時代から存在してりゃ、ね。

ここは明治に分祀された神社ですけど(笑

太平山(太いは、アソコが太いんじゃなくて、

安泰の泰の字の省略です)っていう、

岩戸を安泰にする山がご神体。

なんか閉じ込められてるナ……

春に山開きして、秋に山を閉じる。

お諏訪さんでも昔そんなのが……

藤原三吉の像は鬼そのもの。

奉納品は鏑矢(かぶらや)。

と来れば、タケミナカタだろうね。

秋田がメッカなのも、さ。

しかも三吉さん、右手に斧を持つという。

像はどう見てもツルハシだけど(笑

まあ棍棒っぽけりゃ何でもおkだ。

タケミナカタのシンボルの1つが三つ足の鳥居。

三井神社とかにある、

上から(下から)見ると△な鳥居です。

してみると「吉」は元々、鳥居の象形かな。

家の前のFヲな形のもの。

土に口の「つち吉」ならば

(士に口は「さむらい吉」)、

その「土」という形は鳥、

口は湖や入り江になるかもしれない。

合わせて、水鳥の意味。

三羽の水鳥。トリ・ガラヌス。

そっちのほうがより原点に近いわ。

 

そんな具合で、札幌には、

札幌というか、北海道には、

「古事記」やアイヌが現れる前の、

この世ならざるものの面影が、

割と沢山あったりする。

冒険には事欠かない。

だってそもそも、北海道総鎮守の、

北海道神宮そのものがさ、

照ちゃんじゃなくて、

大黒こと大国主を祭ってるんだからなぁ。

さすが、聖書に言う

「パトモス島」だけのことはある(笑

冊子にも書いてあるけど、

北海道の白地図、眺めてごらん。

道民も知らないことさ。


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2022年12月某日

2022年12月08日 | 風景

この部屋には、

いろんなものがあるが、

そのどの1つも、

食うことができない。

こんなにいろいろあるのになぁ……

のどがかわいても、

飲めるものはない。

飢えても、

食えるものはない。

この地球という星も、そんな感じだ。


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楽しい時間は過ぎ

2022年11月30日 | 風景

翌朝、カーテンを開くと、

札幌は雪景色だった。

エントランスを出て、

ホテルの建物を見上げていた。

楽しい休日。

今年最初で最後の、

楽しい観光だったわ。

一歩、

冬の世界へ踏み出す。

踏み出さざるをえない。

寒い。風が強いな。

コートの襟を立てて、

ポケットに手を突っ込んで、

身をギュッと引き締める。

やれやれ……

休みが終わった途端にコレかよ。

舞い散る雪が、彼の姿を隠す。

下人の行方は、誰も知らない。


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見返り札幌(1)

2022年11月11日 | 風景

食卓でひとり、美味しい梨を食べながら。

そうね。梨。

今年も苺に始まって、

プラムやブドウ、

桃と登り詰め、

すいか、とうきび、アスパラ。

柿、そして梨。

今年は果物がよくできたなぁ。

なかなか、ドラマチックな1年でありました。

なんてことを、思ったり。

冬はまいったなぁ……

除雪来ないんだものなぁ。

降るわ降るわ。

家にも、近所の駐車場にも、

車とめらんなくなって。

けどまあ、お陰で、

初めて、ホテルの、

スイートらしいスイートに、泊まれたんだが。

通常、ローシーズンでも、1泊3万円から。

それが、雪でキャンセル続出で、

スタンダード料金+5千円で泊まれたという。

この冬もやらんかな(笑

そうだ。クリスマスに食べたパフェは、

うまかったな。お味も、見た目も。

あれ?おととしのかもしれん。

去年のは、なんか、がっさかった記憶が……

期待して行って、ガッカリしたから、

たぶんそうだな。

まあガッカリ言っても、うまかったけど(笑

見た目がガッカリでした。

あれれ。

食べちゃったなぁ梨。こっちに気をとられて。

味わって食うつもりが orz..

あと、何十年かぶりで、

札幌テレビ塔に登ったっけ。

夜景が、あまりにも綺麗なんで、

びっくりしたわ。

予想の斜め上ってのは、こういうことかと(笑

「テレビ父さん」とかいう、安直なキャラ。

その息子、娘が、いるわいるわ。

どんだけ楽しんでんねん(笑

そだ。

このごろ人気のカヌレには、

人気になる前に出会ってた。

外はサク。なかはモッチリ。

うまい焼き菓子だなと、感動した!

ほどなく人気ものになって、

店屋にいろいろ並んだけど。

僕はここのしか食べない。

手前の泡のやつは、ビールではなくて、

コールド・ブリュード・コーヒーとかいう、

アイスコーヒーの新型みたいなの。

微細な泡で、液体よりも軽い食感。

食感というか、口当たりというか。

半分泡なので、エア感が面白い飲み物でした。

あゝ……京王プラザホテル札幌の、

Duetを思い出すなぁ。

このコーヒーと、初めて出会ったのは、

Duetでした。

ああ、あのパンも、初めてだった。

うまかったな、あのヨモギパン。

ヨモギが出回る、旬の限定品だったんだろな。

来年も、ぜひ、いただきたい。

さびしいお別れもあった。

このソファには、もう、

座れないんだな……

 

さ、寝ますか。

明日?

明日のことは、明日考えるわ。

 

 


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2022年11月某日

2022年11月07日 | 風景

かつての職場の同僚と、

久しぶりに食事をした。

お互い老けたもんだと、

頭髪の霜をねぎらった。

 

食事も済んで、さあ出ようか。

お互い元気でやろうという段になって、

そうだ、あの炭屋、

ついに無くなるという話が出た。

開拓時代の札幌の面影が、

またひとつ消えるというので、

帰り道、見ておくことに。

 

 

ガキの頃から、この炭屋さんの前を、

ママチャリで何度通ったことかと。

ここだけ歩道が狭くて、

ガキの頃は、邪魔な店だと思ったもんだが。

よくこの狭さを残してくれたものだと思う。

それが開拓時代のリアルな札幌だった。

 

野幌に「開拓の村」とかいう、

小奇麗な展示施設がある。

道の施設だけに、

公官庁とその関連施設の建物しか収集しないが。

こういう庶民の家を収集しないで、

何が「開拓の村」なんだろうな。

毎度思うわ。

 

 

すでに重機がスタんばっている。

ぎりぎり写真に残せたというところだな。

秋晴れの、真っ青な空が、印象的だった。

いい手向けになったろう。


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2022年11月某日

2022年11月06日 | 風景

間もなく雪に覆われる、駅前再開発の現場で、

2つの建物を撮った。

 

 

 

背の高い、新しいビルヂングの隣。

手前には、広い空間がある。

まぁ大体、同条件な空間に建つ、

今となっては「低層」の部類となった、

札幌市の歴史ある建物2つ。

 

しかし、どうだろう。

後者はさほど、見劣りしない。

外観だけでなく、

内観までも考慮すれば、

前者の、どこにでもある箱モノとの違いが、

より一層、明らかとなるようだ。

 

高級ホテルと言い、

ラグジュアリーホテルと言う、

前者の建物のような、

ありふれた箱モノ。

それは名残りなく、

建て替えられるという利点をもつが……

そんな、軽々しいものだったのか?

僕らの営みは。

 

おぉよ。軽々しくあれと、

経済は僕らに言う。

ハンバーガー・ショップのように、

お客を、社会の血液を、カネを回せと、

この世は僕らに言う。

軽々しく、刹那な、

その心の、赴くままにと。

それはまさに、

「ゆとり教育」が教えたものだ。

 

僕は今、その成果を、

目の当たりにしているのだな。

そんなことを、

灯の消えたモントレ札幌をみあげて思った。

季節ばかりではなく、

人の営みにも、冬が来たのだな。


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