前に、横浜ニューグランド行く前かな?
龍燈鬼のふんどし云々って
記事を書いたんですけれども。
このお方ですね。
下半身ばかり見てるのもなぁと(笑
ふと上半身、頭を見ていたら、
気づいたんですが。
この仏像(というか鬼の像だな)、
頬骨がいやに強調されてるなぁと。
頬骨ってか、
頬の筋肉の盛り上がりの
上端付近ですけども。
この鬼さん、
頬骨と耳の穴の位置とが
同じ高さになってない?
これ、
一つ前のヒト、
ネァンデルタールの特徴です。
この鬼の像が作られた時代にはもう
この世にいないはずのヒトです。
クロマニョン人から続く現生人類は、
頬骨の下に耳の穴がある。
だって、さ。
これだけリアルな肉体を
彫り上げたわけですよ。
現生人類の体型をお手本に。
当然、解剖美術とかもしてたはず。
当時の野山には割と
しゃれこうべが転がってた
だろうなぁと。
なんでネァンデルタールが
ここに出てくるのかなぁ…
ネァンデルタールは、
縄文前期の時代までの
縄文人の直接の祖先。
火焔土器とかいうオブジェが出てきた
縄文中期以降はもう、
本来の縄文人の足跡は、
時代から消えてしまう。
もうその時点で、
弥生文化の始まりと僕は思ってます。
そして面白いことに、
はるか2000年の時を越えて、
再びこの
頬骨ー耳の穴の形態を持つ土偶が、
晩期の東北地方に出てくるなぁと。
誰も計測とかしてないので、
これも個人の目算ですけど(笑
遮光器土偶ってやつね。
頬骨は現代人類みたいに
後ろ斜め上になってますけど。
ネットにある写真のほとんどが
インパクト大の正面からの写真
ですけど、
ぜひ、横顔とか後ろからのを
探してみてくださいな。
なおこの遮光器土偶、
ちょこんとついてる耳
に見えるのは耳づらと言われてます。
聖徳太子のお付きの童子とかの
モミアゲです(笑
ちなみに、この童子は
裏戸の守護神マタラジンの
お付きの童子
ニシタとテレイタだろうというのは
時々は聞く話です。
とある神社の歴史を紐解くと、
そこには
マタラジンはタケミナカタ
と明記されてたりしますが。
まあそんなことはもう
書いてもしゃあないので(笑
置いといて。
んもぅ…
朝飯が冷え切ってしまいました(笑
でこの、
龍燈鬼さんの顔立ちって、
なんか書きにくいのは、
そういう、
現代人類からのズレなのかなと。
まあ大分前に書いたと思いますけど、
実際は
龍の顔を前後にムギュッと圧縮した、
日本史上初の
本格的な龍人さんなわけで。
鼻のデカさといい(笑
目の上についてる
ギザギザのやつも名残りです。
竜(尻尾あり)と堂(尻尾なし)
の関係ですね。
童子と鬼っ子は同じ。
赤鬼の酒好きは、
古事記の八又大蛇(九頭竜)
にも描かれてます。
って、
そんなもの、居なかったでしょ。
紀元後の8世紀ですよ。
縄文前期の終わりから
5千年くらい経ってる。
作られる土偶なんかも、
頬骨よりも下に耳の穴があるっぽい。
まあね、耳の穴の位置自体は、
ほんのわずかな位置の違いなので、
どうとでも言えるんですけどw
ただ頬骨の位置が絡むとね。
だから発掘現場とかで、
しゃれこうべが出てきたら、
その横顔を見るとですね、
世紀の大発見の当事者になったのか、
殺人事件に
巻き込まれつつあるのかが、
分かったりするわけです(笑