うえぽんの「たぬき鍋」

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あのコが欲しい2020その1(投手・捕手編)

2020-10-23 12:57:48 | 野球・ドラフト「怪」説
今年のベイスターズは、解説者陣から優勝を予想する声もあったりして、チームもファンも前のめりになっていたが、新型コロナウイルスの蔓延でスケジュールが大幅に狂ったのが最初のつまづき。右のエースとして期待された上茶谷が肘の故障で出遅れたのが次のつまづき。6月になってやっとシーズン開幕にこぎ着けたと思ったら、山﨑やパットンが絶不調で、勝ちパターンの試合をいくつも落としたのが続くつまづき…と、この後も次から次へと頭を抱えるような問題が降って湧いた。ラミレス監督の采配も、焦りがあるのか素人目にも「?」となるものが増えるようになり、選手との不和説もささやかれる始末。ドラフト会議の日には既に優勝が完全消滅していそうな状態である。本来なら、来年へ向けてドラフトやらトレードやらFAやらで大補強したいところだが、新型コロナウイルスの影響により大幅減収は避けられず、積極的な動きを取ることも難しそうだ。



また、選手を獲るということは、その分だけ今いる選手をリリースしなければならないわけだが、上記のデプスチャートと今季の各選手の成績を照らし合わせると、大人数の戦力外通告は考えにくい。ただ、スカウト会議では例年より多い約120名をリストアップしたとの報道があった。本指名は少なめで、その分育成枠での指名を多く考えているのかも知れない。
編成バランス的には大きい穴はないが、他球団を圧倒するような要素も見つけにくい。要はまだ「そこそこ」のチームなのである。今年本指名がなさそうなポジションは捕手ぐらいで、あとはどのような指名内容であっても個人的には納得すると思う。

☆投手
・先発
開幕前に上茶谷が肘の故障で出遅れたが、左の今永、右の平良がエース格となり、井納、大貫が好調ということもあって、シーズン中盤まではそれなりの余裕を持ってローテーションを回せていた。しかし、今永が肩、平良が背中を痛めて離脱し、濵口は中盤で崩れるパターンを克服できず、新外国人のピープルズも期待外れ。新人の坂本はそこそこやれているが、中川、阪口といった期待の高卒組はまだ結果を残せていない。ただ、年齢的にはこれから脂が乗ってくるであろう選手が多いので、それほど悲観することもないかなとも思う。ヘタに乱獲せず、上位で1人は即戦力候補を確保できれば良いだろう。即戦力の候補としては、大学生左腕のトップ・早川隆久(早稲田大)、右腕のトップ・伊藤大海(苫小牧駒澤大)が特に魅力的だが、いずれも他球団が1位指名を公言しており、クジ引きを避ける傾向のあるDeNA陣営はどう出るか。その他には最高学年で開花した入江大生(右・明治大)、大学でパワーアップに成功した鈴木昭汰(左・法政大)、故障が気になるが安定感抜群の村上頌樹(右・東洋大)、独特なフォームでリリーフでも面白そうな森博人(右・日本体育大)、スライダーのキレと甘いマスクに定評の大道温貴(右・八戸学院大)、東や坂本タイプの森浦大輔(左・天理大)、速球派のアンダーハンド・中川颯(右・立教大)、身長2mの超大型・今西拓弥(早稲田大)、2年前も上位候補だった栗林良吏(トヨタ自動車)、重量級でスタミナにも定評の森井絃斗(右・セガサミー)らがいる。高校生では、タテ軌道の直球が素晴らしい小林樹斗(智辯学園和歌山高)、馬力もセンス抜群の小牟田龍宝(右・青森山田高)、甲子園でも活躍した中森俊介(右・明石商業高)、投打にスケールが大きい内田了介(右・埼玉栄高)、今永を参考にしているという高田琢登(左・静岡商業高)、長身で晩成タイプの松本隆之介(左・横浜高)、身長2mの二刀流・秋広優人(二松學舍大附属高)、同じく二刀流で身体能力の高い桑原秀侍(神村学園高)らがいる。

・リリーフ
山﨑とパットンの絶不調が今季の大きな誤算となってしまった。パットンは復調したものの、山﨑は巻き返せそうな雰囲気が見えないままファーム落ちし、今季はもう投げることはなさそうだ。来年復調すれば言うことはないが、この不調は一過性のものとは思えない感じもあり、多くは期待しない方が良いのかも知れない。リリーフ陣はここ数年同じ顔ぶれが続いており、今年新人の伊勢が戦力になりつつあるが、やはり1人は確保しておきたい。候補としては、高速の変化球が良い木澤尚文(右・慶應義塾大)、三嶋の大学時代に似ている高田孝一(右・法政大)、兄は楽天の外野手でパワーピッチが魅力の小郷賢人(東海大)、上茶谷の大学時代の同級生で力投派の藤井聖(左・ENEOS)、都立小山台高時代から注目を集めた伊藤優輔(右・三菱パワー)、そしてある意味今年の超目玉である田澤純一(右・BCリーグ/埼玉武蔵)らがいる。

☆捕手
昨オフに複数年契約を結んだ伊藤光が不調や怪我で苦戦する中、戸柱が巻き返して正捕手を奪回する形となった。髙城、嶺井も控えており、ファームでも山本、益子、東妻といった若手がいる。そのため、支配下での捕手の指名は見送りが濃厚と思われる。育成枠で大量指名があった場合や、コンバートありきなら可能性はあるかも知れないが。
ちなみに、個人的な好みは、奥川(ヤクルト)からホームランを打った山下航汰(右・京都外大西高)。
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