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あのコが欲しい2021その1(投手・捕手編)

2021-10-04 13:39:45 | 野球・ドラフト「怪」説
筒香嘉智のメジャー挑戦による退団を皮切りとする世代交代のまっただ中、三浦大輔新監督が就任。正直、「この難しいチーム状況で番長にバトンを渡すのはタイミング最悪じゃなかろうか」という懸念がものの見事に当たってしまい、チームは最下位に低迷している。ただ、シーズンの経過とともに采配にも少しずつ学習の跡が見られるようになっており、来季へ向けて全く期待が持てないわけでもない。シーズンが終わったらきっちりと総括と反省をして、新しいシーズンを迎えてもらいたい。また、低迷の原因は采配の未熟さばかりではなく、故障者の続出や好調を維持できない選手が多いという点も大きく、体調管理や育成面なども今一度見直してもらいたいと思う。



☆投手
以前から繰り返して書いている気がするが、全員元気で好調ならば、12球団屈指の投手王国だと思う。が、現実的には故障者が続出し、故障がない選手も好調を維持できず不安定、という状況である。ここまで書くと「ドラフトは投手中心で」という結論に至りそうだが、かつて「投手不足→ドラフトで投手偏重指名→野手レベル低下」という事態が起こり、現在もその後遺症がやや続いていることを考えると、もし例年通り6名前後の指名であるならば、投手は2~3名が適正ではないかと思う。
さて、その人選であるが、これまで上位は大学生の指名が中心で競合を極力避ける傾向だったが、編成バランスを考えると、そろそろ高校生に行っても良い頃合いではなかろうか。そう、BIG3といわれる小園健太(右・市立和歌山高)、風間球打(右・ノースアジア大明桜高)、森木大智(右・高知高)へのアタックである。特に小園に関しては実際にDeNAスカウト陣のコメントも多く、かなり注目している様子だ。また、彼らに続く存在の達孝太(右・天理高)も、ベイスターズが好む長身ハイポテンシャル型であり、指名の可能性がある。中位以下で狙えそうな高校生では、サイドハンドの技巧派・深沢鳳介(右・専大松戸高)、小柄だがギアチェンジがうまくスタミナがある秋山正雲(左・二松學舍大学附属高)、上質の直球に加えうまさもある市川祐(右・関東一高)、戸郷翔征(右・巨人)そっくりのフォームを持つ山岸翠(右・横浜創学館高)、エースで4番を務めるハイポテンシャルを持つ花田侑樹(右・広島新庄高)らがいる。
高校生BIG3を推したのは、もしクジ引きで外しても大学・社会人の好投手が揃っているからという理由もある。ベイスターズのことだから、最初からそちら狙いということも十分あり得る。今年は特に左腕の大学生に逸材が多い。その中でも特に評価が高いのは隅田知一郎(西日本工大)。ちなみに、知一郎は「ちひろ」と読む。直球も150キロ出ることに加え、6種類の変化球すべてが勝負球に出来るほどの完成度があり、唯一の不安である体力面でのケアが上手になされれば1年目から相当な活躍が期待できそうだ。佐藤隼輔(筑波大)も、今秋のリーグ戦開幕戦での故障は痛かったが、制球力の高さ、球質の良さは文句なく、隅田と並ぶ評価を得ている。また、173cmと小柄だが力強い黒原拓未(関西学院大)、トミー・ジョン手術から這い上がってきたロマン型の山下輝(法政大)、ここへきて評価が急上昇の桐敷拓馬(新潟医療福祉大)、馬力十分の鈴木勇斗(創価大)など、まさに多士済々だ。大学生は右投手もレベルが高く、勢いのあるボールでリリーフ向きの椋木蓮(東北福祉大)、投球術が高く幅広い起用が出来そうな三浦銀二(法政大)、多才な球種を制球良く投げ分ける赤星優志(日本大)、最速155キロの長谷川稜佑(青森大)、大学ラストシーズンで復活の気配を見せる徳山壮磨(早稲田大)、ベイスターズジュニア出身で制球力のある森田晃介(慶應義塾大)、関西トップクラスの実力派・北山亘基(京都産業大)らが有力候補だ。
社会人では、先発でもリリーフでも1年目からフル回転できそうな廣畑敦也(右・三菱自動車倉敷オーシャンズ)、社会人2年目で大きく伸びてきた吉村貢司郎(右・東芝)、大学での指名漏れをバネに力をつけた横山楓(右・セガサミー)、高校時代から指名候補だった米倉貫太(右・Honda)、ポテンシャルが結果につながりつつある山田龍聖(左・JR東日本)、本格開花目前の森翔平(左・三菱重工West)、パワーリリーバーの石森大誠(左・火の国サラマンダーズ)らが候補に挙がる。

☆捕手
伊藤光、戸柱恭孝、嶺井博希といった実績十分であるはずの面々が揃って不調。髙城俊人は一軍に上げられてもほとんど出場がなく、好不調も量りかねる状態。そこへ守りで台頭したのが山本祐大で、持ち前の強肩を武器に大幅に出場機会を増やした。しかし、打率.129(10月4日現在)はひどすぎる。投手の今永昇太の方が打てる(10月4日現在.273)というのは、いくら捕手は守り優先とはいえあんまりだ。「捕手にもDH制がほしい」というベイファンの声は結構本気なのだ。そこで、ネットなどで指名を期待されているのは、今年の捕手の指名候補ではNo.1と言われている古賀優大(右・中央大)。一定の守備力を備えつつ打力が高いという評価をされている。ただ、心配なのは三振率が高めなことと、今秋のリーグ戦で不調なことで、古賀をスルーあるいは他球団に獲られた場合は、4年になって打撃が伸びてきた福永奨(右・國學院大)か、「青ゴジラ」の異名を持つ安田悠馬(左・愛知大)、肩はあるがほぼ打撃型の岩本久重(右・早稲田大)、独立リーグ界の顔的存在・速水隆成(BC・群馬)あたりの指名があるかも知れない。高校生では、小園と中学時代からバッテリーを組んできた強肩強打の松川虎生(右・市立和歌山高)、甲子園3度出場の大型捕手・髙木翔斗(県立岐阜商高)の2人が抜きん出ている。
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