うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

私は、色男じゃなくて「色・音・子」。

2005-07-06 23:28:27 | 雑記
小さい頃から、音を聴くと色が頭の中に思い浮かぶ。例えば、「ド」…赤、「レ」…青、「ミ」…紫、「ファ」…橙、「ソ」…空色、「ラ」…薄紫、「シ」…銅色といった具合。楽器の音色によっても色を感じたりする。こんなの自分だけじゃないか、言い出したら「頭おかしいんじゃない?」と言われるような気がして、つい最近まで誰にも言わずにずーっと黙っていたのだが、実はちっとも変ではなくて、ちゃんとした人間の能力だったのだ。これを「色聴」と言うそうである。
初めて音と色との関係を実験したのはカール・ジーツという人で、1931年に出した説によると「ド」…赤、「レ」…菫色、「ミ」…黄金色、「ファ」…ピンク、「ソ」…空色、「ラ」…黄色、「シ」…銅色、という具合なんだそうな。あれ、私のとちょっと違うところがあるな。まぁ、大方私の能力が多少いびつなのだろう。
また、曲が短調なら寒色系をイメージするし、長調なら暖色系をイメージする(これはジーツ氏の論通り)。だから、音楽を聴いていると、私の頭の中では様々な色の帯がちょこまかと走り回っているわけである。
当然、色聴能力があるということは絶対音感も持っている私だが、最近自分の中で基準となっている音階と、世間一般の音楽で使われる音階が、半々音ほどずれていることに気がついた(自分の音階の方が低かった)。色聴共々能力が中途半端な私である。
おまけに、これらの能力が実生活に大して役立ってないところもトホホだ。音楽家になりたくとも、音譜なんて大して読めないし、楽器も演奏できない。せいぜい、パソコンの音楽ソフトで遊ぶぐらいが関の山である。こんな事なら小さいときにピアノでも習っとくんだった。

ところでこの色聴。一音一音はっきりと色分けできる能力を持つ人間は確かに少ないのだが、実はよく聞く言葉にもちゃんと「色聴」が使われているのだ。

「黄色い声」

これこそ色聴の最も一般的な表現である。イメージできますか?イメージできればアナタも立派な「色聴所有者」です。
コメント
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