イチロー、200安打止まる=「なぜか晴れやか」―米大リーグ(時事通信) - goo ニュース
4月から始まっていたMLBのレギュラーシーズンが今日で終わった。
面白かったのが白熱した両リーグのワイルドカード争い。
特にアメリカンリーグではタンパベイがNYヤンキース相手に0-7から8回に
6点を返すと9回裏2アウトからHRで追い付き12回にサヨナラHRが出たのに
対し、ボストンはボルティモアで再三のチャンスで追加点が奪えず3-2で迎えた
最終回の2アウトから8番・9番の連続2ベースで追い付かれ更に1番のタイム
リーで悪夢の逆転サヨナラ負けで9ゲーム差を引っくり返してプレーオフ進出を
決めるという劇的なシーンを見る事ができた。
その裏番組でシアトルとオークランドの最終戦がOAされたのだが、今年は何と
いってもイチローのシーズン安打が184で止まり11年連続の200安打に届か
なかった事が日本では話題になった。
まぁイチローも今年38歳と決して若くないのだから いつかは200安打も途切
れる年が来ると思っていたので、巷で言われるほど落胆する気はないしMLBの
レベルの高さが改めて分かる。
例えばイチローがレギュラーに定着した94年に130試合で200安打を放ち
01年にシアトルに移籍するまで毎年首位打者を獲得していたのだが、02年
以降イチローがMLBで首位打者を獲得したのは262本のヒットを放った04年
だけというのが それを表している。
どんな打者でもスランプに見舞われる年もあるし不調の年もあるのだがイチロー
が それでも毎年200本以上のヒットを打っていたのが凄いわけだから、今さら
200安打を逃したところで大騒ぎする事もない。
ちなみに38歳の年といえば長嶋茂雄は38歳で引退していて打率は,244だし、
王貞治も,300でホームランは39本と40本を割っているように衰えが見え始める
年齢でもあるのだろう。
それでも今年打った184本というのも悪くない数字で10年以上連続で180本
以上打った他の打者はピート・ローズの13年連続があるぐらいだから悲観する
べき数字でもないと思うし、来年以降の巻き返しを期待したい。
それにしてもMLBの面白いところは最終戦が同じ日に行われる事。
そのおかげで今日などシーズン最終戦までプレーオフ進出チームが分からずに
ハラハラしたし、進出が決まったタンパベイとセントルイスの勝ち上がりは劇的
だった。
そして1日のインターバルでプレーオフが始まるのが何といっても素晴らしいの
だが、日本の場合は なぜかシーズン最終戦がバラバラのために こういう事が
できないのが何とも残念な限りである。