嘆かわしいベースボールマガジンの劣化

 最近のスポーツマスコミではスポーツ紙の劣化が酷く読むに耐え
なくなっていると思っていたら、雑誌面でもベースボールマガジン
社のは劣化が激しくなっていた。

 基本的に毎年夏の甲子園の特集号は購入しているのだが11年の
準決勝・日大三-関西戦のテーブルスコアで関西が7回表に入って
ないはずの5点が記載されていたり、13年の1回戦・熊本工-鳥取
城北戦など3-2で熊工勝利のはずがテーブルスコアからグチャグ
チャで熊工が10点取って10-2と記載されていたのだ。

 90年代までの高校野球特集号は凄く充実していて読み応えのあ
る記事が多く大いに参考になったし、何度も読み返したりしたもの
だったが00年代に入ると内容が薄っぺらになり21世紀に入ると
先述したような記載ミスまで出てくる始末。

 通常の週刊ベースボールも時おり見るのだが食指が動くような記
事も見当たらないし、以前毎月購入していたボクシングマガジンも
同じような理由で13年を最後に購入を止めたのだ。

 若い頃はスポーツ紙の記事を読んで詳細な部分を知りたい場合は
週刊ベースボールを読んで満足していたのだが、最近はネットで各
ライター達のコラムやブログを読む方がよっぽどためになっている。

 聞くところによると週刊ベースボールには広岡達朗だけでなく、
最近は張本勲のコラムまで載り始めたらしい。

 この2人は自身の経験論のみで批評する典型的なOB達で本来な
らば桑田真澄のような進歩的なコメントをするOBのコラムも併設
し対論のような形にすれば面白いのだが、広岡や張本の主張ばかり
を載せているという事は某ポストや某現代のような年配者のみが読
んで昔を懐かしむといった週刊誌と変わらない雑誌に成り下がって
いるとしか思えない。

 年配者しか読まない雑誌というのは未来がないし、このままでは
伝統あるベースボールマガジン社の雑誌は総崩れという事になるの
ではないかと思ったりする。

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