ネクサスの正体バレと都市破壊

 ウルトラシリーズの特徴としてヒーローに変身するキャラは防衛
チームに所属しており、当然ながら他の隊員達はヒーローの正体を
知らないというのが定番になっていた。

 ウルトラマンのハヤタは最後まで正体を知られずに終わったのに
対し、セブンは最終回にアンヌにモロボシ・ダンが自らの正体を明
かしてアンヌの口から他の隊員達にダンの正体を知らされるという
展開が大いに盛り上がったものだった。

 セブンの影響から円谷作品のヒーローは最終回に正体がバレると
いう展開が定番になり、これが作品の盛り上がりという形になって
いたのだがネクサスは意外にも正体バレという事はなかった。

 というのもウルトラマンに変身するデュナミストは防衛チームの
隊員ではなく、姫矢准などナイトレーダー隊員の前で平気で変身し
ていたし千樹憐も登場して最初に孤門から正体を見破られている。

 また姫矢の場合は元職場の先輩だった佐久田恵に正体がバレるも
のの、これは溝呂木眞也の人質になっていた事からのもので劇的な
シーンというわけにはいかず姫矢も恵に対して正体バレを恐れるよ
うな描写はない。

 憐の場合は先述したように最初の登場時から孤門に正体がバレて
いたし、そこからナイトレーダーにも知れ渡っている。

 やはり正体バレが盛り上がるのは自らの正体を知られて欲しくな
い人に正体がバレるからで、最初から知られていれば盛り上がるも
のも盛り上がらないだろう。

 同僚の尾白高志やオーナーの針巣直市は放送短縮の影響で途中か
らフェードアウトしたため彼らにバレる事もなかったのだが、やは
り憐を監視し愛する事になった瑞生には正体を知られたくなかった
のが憐の本音だろう。

 ネクサスの世界では見られないと思われていた都市破壊と正体バ
レが、メガフラシ編で2つとも見る事ができるようになったのは偶
然だろうかと思ってしまう。

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