20日から交流戦=パ本拠地で6試合―プロ野球(時事通信) - goo ニュース
今日からプロ野球はパ・リーグの本拠地でセ・パ交流戦が始まった。
例年パ・リーグの本拠地ではDH制が敷かれセ・リーグの本拠地では
投手が打席に立つ9人野球となっていたのを今年は入れ替え、セの
本拠地ではDH制をパの本拠地では9人野球と通常のスタイルを入れ
替えて行われる。
思えばDH制をパ・リーグが導入したのは75年からで来年で40年と
なるのだが導入当初は識者達を中心に‘野球が大味になる’などの
否定的な意見が多く両リーグの優勝チームが対戦する日本シリーズ
では85年のみ全試合で、87年からはパ・リーグの本拠地でのみDH制が
採用され始めて今に至っている。
ちなみにアマチュアでDH制を採用しているのは社会人や東京六大
学と関西学生野球以外の大学野球と広がりを見せているのでシニア
レベルでは完全に市民権を得た感じだ。
とはいえ日本では‘子供の頃からエースで4番’という歌があった
ように最も才能のある者が投手になるという伝統があるので、投手の
バッティングも見てみたいという思いがあるのも事実だから全てDH
制にするべきとは思わない。
つまり9人野球とDH制にはそれぞれの よさがあるので、両方を楽し
めばいい話だ。
だから個人的には10年前にプロ野球の統合問題で10球団の1リーグ
制にする話が出た時に‘DH制か9人野球のいずれかを選んだら落ちた
方の野球は見られない’と真っ先に思ったのだった。
今年のように普段9人野球をやっているセの本拠地でDH制を、DH
制を採用しているパの本拠地で9人野球を見るというのはファンに
とってみれば新鮮で いいアイディアだと思うし来年以降 入れ替え
て行うなど更に工夫してより いいものにして欲しいものだ。